日本ブッシュクラフト協会(JBA) 認定ブッシュクラフターの ゼロイチキャンプです。この記事は、認定資格を持つ筆者が監修し、執筆まで行っています。
今回のゼロイチキャンプは超軽量で携行性、収納性抜群の最強キャンプギア『アルコールストーブ』を特集します。
アルコールストーブはシングルバーナーやカセットコンロと比較すると、安全面も高くメンテナンスが必要ないこともメリットにあります。
アルコールストーブは、ウルトラライトスタイルやミニマリストから絶大な人気を誇ります。
アルコールストーブは手のひらサイズほどのコンパクトな仕様で、クッカーにスタッキングすれば、さらに利便性や携行性、収納性を向上することができる。
また、近年ではアルコールストーブの構造が進化し、火力や燃焼効率も格段に上がり調理がしやすくなっています。
アルコールストーブの進化が、本当に凄いことになっている。CB缶やOD缶を燃料とするシングルバーナーに、引けを取らない。
ただし、著しく進化をとげているアルコールストーブですが製品によって火力や容量、素材、燃焼時間、付属品など、選ぶべきポイントに違いがあります。
適当にアルコールストーブを選んでしまうと調理に合わなかったり、キャンプスタイルに合わなかったり、持ち運びに不便であったりするなど、マイナス面につながってしまいます。
そこで今回のゼロイチキャンプは、アルコールストーブの失敗しない選び方や使い方まで、完全網羅した内容となっています。
さらに、最新のソロキャンプにおすすめのアルコールストーブを厳選し紹介します。
アルコールストーブは適切な製品を選ぶことができれば、ソロキャンプはさらに楽しく充実したものになります。
この記事を読んでわかること、役立つ情報とは。
- アルコールストーブについて、どこよりも詳しい解説があります。
- ソロキャンプ向きのアルコールストーブの選び方を解説します。
- アルコールストーブのメリット・デメリットを解説。
- アルコールストーブの使い方を解説します。
- 最新のソロキャンプに最強のアルコールストーブを紹介します。
下の記事では、アルコールストーブと合わせて使いたい”ULテーブル”を特集しています。超軽量で携行性・収納性抜群の最強ULテーブルはこちら。
【おすすめ】アルコールストーブを解説。メリット・デメリットとは。
アルコールストーブとは、その名のとおりでアルコール燃料を使用する小型コンロのことをいいます。アルコールストーブは別名「アルスト」と省略されたりします。
アルコールストーブはシングルバーナーやカセットコンロ、焚き火台など、アウトドアで使用する熱源の中でトップクラスに軽量でコンパクトな特徴があります。
そのため、バックパックキャンプやツーリング、ULキャンプ、ブッシュクラフト、登山など、荷物量を少なくしたいキャンプスタイルに重宝されています。
また、アルコールストーブはメンテナンスがいらないこともメリットにあります。
シングルバーナーの場合は、点火スイッチや燃料による煤(すす)の掃除など、メンテナンスが必要なことがほどんどです。
アルコールストーブは、携行性と収納性に優れる最強のキャンプギア。
アルコールストーブは手のひらサイズほどコンパクトなため、クッカーやメスティンなど調理器具にスタッキングできるメリットがあります。
アルコール燃料やカトラリー、ゴトクと一緒にスタッキングすることで、さらにソロキャンプの携行性や収納性、快適性などが向上します。
一般的にアルコールストーブの燃料には、エタノールやエチルアルコールを使用します。
アルコール燃料は、コスパに良いこともメリットにあります。
また、アルコール燃料はドラッグストアやスーパーでも購入できたり、保管も簡単であったりするなど、とても取り扱いやすいこともメリットにある。
ほかの熱源に使われるCB缶やOD缶、灯油、ガソリンなどは、取り扱いや保管に注意しなければなりません。
アルコール燃料はコスパに良く、扱いやすいこともメリットにあります。
下の記事では、ソロキャンプ向け最強の火力を誇るシングルバーナーを特集しています。失敗しないシングルバーナーの選び方も解説する。
アルコールストーブのデメリットとは。
アルコールストーブのデメリットには、火力が弱いことがあげられます。
アルコールストーブはシングルバーナーやカセットコンロと比較すると、火力が弱いことや調理時間が長いこと、火力調整ができないことがデメリットにあげられます。
アルコールストーブによって異なりますが、一般的に500mlの水を沸かすのに5分~15分ほどかかります。
シングルバーナーであれば、500mlの水を3分~5分くらいで沸かすことができる。
アルコールストーブは低気温下や風の影響を受けやすいこともデメリットにあります。
低気温下にはシングルバーナーやカセットコンロも火力が低下したり、燃焼時間が多くなったりすることはありますが、アルコールストーブも同じで低気温下には火力が低下し、多くの燃焼時間を必要とします。
また、アルコールストーブは風の影響を受けやすく、強風時には火力が低下します。
シングルバーナーやカセットコンロには、風防が備わっていたり高火力によって風の影響を軽減したりできます。
アルコールストーブにも、別売りで風防が販売されています。風の影響を軽減できるので、風防はおすすめです。
下の記事では、ソロキャンプにおすすめのカセットコンロを特集しています。カセットコンロは悪天候時にも安定感のあるキャンプギアです。
ソロキャンプに失敗しないアルコールストーブの選び方を解説。
アルコールストーブを選ぶときには素材やサイズ、火力、付属品など、いくつかのポイントが大切になります。
ソロキャンプにおすすめのアルコールストーブにはアルミやチタン、真鍮などの素材が使われています。
アルコールストーブに使われる素材によって熱伝導率や耐久性、腐食性、携行性などに違いがあります。
また、アルコールストーブは商品によってサイズが異なるため、燃焼時間や火力、収納性などにも違いがある。
アルコールストーブは商品によって性能が異なるため、しっかりと自分のキャンプスタイルにあわせた選択が必要です。
一部のアルコールストーブを除き、ほとんどのアルコールストーブには五徳(ゴトク)が備わっていません。
そのため、アルコールストーブ単体では調理することができないので、別途ゴトクを準備する必要があります。
また、ゴトク以外にも風防や火消し蓋など、付属品をラインナップするアルコールストーブは機能性や利便性、快適性を大幅に向上できます。
ほとんどのアルコールストーブは、ゴトクを付属していません。そのため、アルコールストーブを選ぶときは付属品もポイントとなります。
ソロキャンプに失敗しないアルコールストーブの選び方とは。
- アルコールストーブのサイズは、燃焼時間と火力に関係する。
- アルコールストーブの火力は、構造によって違いがある。
- アルコールストーブの素材について解説。
- アルコールストーブを選ぶときは、付属品に着目しよう。
アルコールストーブのサイズは、燃焼時間と火力に関係する。
アルコールストーブは商品によって、容量(サイズ)に違いがあります。サイズ(容量)が大きいほど、燃焼時間と火力も比例して大きくなります。
アルコールストーブは燃焼効率や外気温、風などの影響によって変わりますが、一般的に30mlのアルコール燃料で約7分~10分の燃焼時間があります。
30mlのアルコール燃料であれば、300ml~500mlの水を沸かすことができます。
60mlのアルコール燃料の場合では、約15分~20分の燃焼時間があります。
また、60mlのアルコール燃料の場合、約500ml~1Lの水であれば十分に沸かすことができます。
アルコールストーブの容量が大きいほど、調理の幅や快適性が向上することがわかります。
アルコールストーブのサイズ(容量)が大きいほど広範囲に火力を供給できるため、必然的に強い熱を広く伝えることができます。
また、燃料タンクが大きいほど、安定した火力供給ができることもメリットにあります。
下の記事では、アルコールストーブで使いたい最強のクッカーを特集しています。ソロキャンプ向けのサイズを厳選しています。
アルコールストーブの火力は、構造によって違いがある。
アルコールストーブは前述したとおりサイズ(容量)によって、火力の強さが異なります。さらに、アルコールストーブの設計によっても火力の強さに違いがあります。
アルコールストーブには、シングルウォールとダブルウォールとよばれる設計があります。
1つの壁構造のシングルウォールに対してダブルウォールは、内壁と外壁の2重構造になっています。
そのため、ダブルウォールは内壁と外壁のあいだに空気の流れをつくり、効率的な火力を供給できます。
アルコールストーブは構造によって、火力に違いがあります。選ぶときのポイントですね。
また、もう1つの火力に関わるポイントがジェットホールとよばれる”燃焼口”の数や大きさになります。
アルコールストーブはジェットホール(燃焼口)の数が多く、大きさもある方が酸素供給が効率的になるので、火力が上がり燃焼効率も向上します。
アルコールストーブを選ぶときには、ジェットホールの数と大きさに着目しよう。さらに、容量が大きいと安定感のある火力を供給できる。
アルコールストーブの素材について解説。
一般的にアルコールストーブの素材にはアルミやチタン、真鍮などが使われています。
アルコールストーブに使われる素材によって重量や耐久性、火力、熱伝導、耐食性など、多くの性能に違いがあります。
そのため、アルコールストーブに使われる素材に着目することで、調理のしやすさであったりキャンプスタイルであったりするなど、目的に合ったアルコールストーブを選ぶ基準がわかります。
アルコールストーブを選ぶときには、素材は大切なポイントになります。
アルコールストーブにつかわれる素材について。
- アルミ
- チタン
- 真鍮
アルミ
アルミニウムの特徴は軽量で耐食性、熱伝導率に優れていることです。耐食性とは、サビに強いことをいいます。
アルミニウムは紹介する素材のなかで、いちばん熱伝導率に優れています。
さらにアルミは他の素材と比較しても、軽量なことがメリットがある。
またアルミニウムの表面には、空気中の酸素と結びついて酸化被膜を形成するため、腐食(サビ・腐り)を軽減してくれます。酸化被膜は汚れを落としやすく、お手入れを簡単にしてくれます。
アルミニウムの表面には酸化皮膜が形成されているので、掃除などのお手入れが簡単なことも魅力です。
ただし、アルミニウムは柔らかく加工がしやすいのですが、その反面キズや変形がしやすく環境によっては腐食(サビ)が進行することがあります。
このようなアルミニウムの欠点を補うために、アルミ製のアウトドア製品のなかには表面に『アルマイト加工』が施されているものがあります。
アルマイト加工を施すことで、キズや腐食を防ぎ、汚れを落としやすくすることができます。
アルミニウムはステンレスやチタンと比べると、強度が弱いため変形しやすいデメリットがあります。
チタン
チタンの特徴は、他の素材と比較すると軽量で耐久性、耐食性に優れています。同じ質量で比べるならば、チタンはアルミニウムの約3倍、鉄の約2倍の強度があるといわれています。
チタンはとても軽量な素材でステンレスの約60%、銅の約50%の軽量さを誇ります。
さらに、チタンはサビに強いことも魅力的で、海水に浸しても錆びにくいメリットがあります。
チタンの特徴である強度は、同じ質量で比較するとアルミニウムの約3倍、鉄の約2倍、さらにステンレスよりも強度は高い素材となります。
軽量で耐久性、サビに強い製品を求めるのであれば、チタン製のアルコールストーブがおすすめになります。
チタンのデメリットには製品単価が高いことがあげられます。
チタン製品の価格が高いことの理由には、製造の難易度と手間が掛かることが関係します。
チタンはほかの鉱物に比べ、酸化処理を施したり純度を高めたりするなど、工程が増えるため高単価になります。
チタン製品は、製造の難易度が高いため価格が高くなってしまう。ですが、アウトドアに関してはチタンは、やはりパフォーマンスが高い。
真鍮
真鍮は熱伝導率が高く、耐久性や耐摩擦性、防錆性に優れた特徴があります。
真鍮は耐久性や耐摩擦性、防錆性に優れているため、屋外で使用するソロキャンプやアウトドアに向いている素材です。
また真鍮はアルミやステンレスのような、どちらかというと無骨なイメージの素材というよりは、気品があり見た目に華やかさのある素材となる。
真鍮のキャンプ道具は見た目も美しく、デザイン的にも素晴らしいものが多い。
真鍮のデメリットとして他の素材であるアルミやステンレス、チタンと比較すると重量が重いことがあげられる。
また真鍮は使っているうちに、表面に変色が生じることがあります。
ただし、ソロキャンプではこのような変色を、経年劣化として楽しむのも醍醐味となる。
下の記事では、ULキャンプにおすすめのBivy(ビビィ)を特集しています。ビビィはソロテントよりも軽量でコンパクトな最強のギアです。
アルコールストーブを選ぶときは、付属品に着目しよう。
アルコールストーブ単体では調理ができないため、ゴトクや風防など付属品がある製品がおすすめです。
一部のアルコールストーブ製品を除き、ほとんどのストーブにはゴトクが備わっていません。
そのため、アルコールストーブで調理をするときには別途ゴトクを準備する必要があります。
VARGOのアルコールストーブのように、本体にゴトクが備わる製品を除き、多くのアルコールストーブは別途ゴトクが必要になる。
風防
また、アルコールストーブはデメリットで解説したとおり、風に弱く火力の維持に影響します。
メーカーによっては風の影響を軽減するために、付属品として”風防”が発売されています。
風防は風の影響を抑え、安定した火力を維持することができます。
火消し蓋・消火蓋
一般的にアルコールストーブは、燃料を使いきるまで燃やすことが推奨されています。
アルコールストーブに燃料が残ったまま収納したり、持ち運んだりすると危険なことがあります。
一部の製品を除きアルコールストーブは、シングルバーナーやカセットコンロのように、火力の調整や消火ができる元栓機能がありません。
そのため、燃焼中のアルコールストーブを消化するときには、火消し蓋・消火蓋とよばれる付属品がおすすめです。
火消し蓋や消火蓋は燃焼中のアルコールストーブの上から被せるだけで、簡単に消化できるので大変便利な付属品です。
アルコールストーブを使い慣れるまでは、どのくらいの燃料を使用すれば良いか悩みます。
下の記事では、ソロキャンプに最強のフルタングナイフを特集しています。フルタングナイフはバトニングをするのに最適な仕様です。
【おすすめ】ソロキャンプに最強のアルコールストーブを紹介。
TITAN MANIA / チタンマニア 【アルコールストーブ消火蓋セット】
チタンマニアのアルコールストーブの本体サイズは、(約)44×71.5mm、重量(約)47gと超軽量な仕上がりとなります。
素材には高品質のチタンが使われており耐久性や軽量性、腐食性に優れます。
アルコールストーブの容量は、約100ml(推奨80ml)と安定感のある燃料供給ができます。
また、アルコールストーブの本体内側には、30mlと60mlの目盛り付きとなっているので燃料が注ぎやすい。
消火蓋のサイズは、約76mm(重量約17g)となります。
筆者も使っているチタンマニアのアルコールストーブ。チタン素材は耐久性があるので、火力による変形がないことも魅力。
チタンマニアのアルコールストーブで、筆者がいちばんおすすめしたいポイントは”火力”です。
アルコールストーブはダブルウォール構造を採用しており、燃焼効率による高火力となっています。
上の写真は、筆者が風の強い環境でアルコールストーブを使っているのですが、強風の中でも高火力を維持していることがわかります。
チタンマニアのアルストはある程度の風であれば、風防がなくても高火力を維持し、調理することができます。
チタンマニアのアルコールストーブ消火蓋セットには、ゴトクを付属していません。
調理をするときには、別売りの五徳(ゴトク)が必要になります。
下の記事では、チタンマニアのクッカーを特集しています。チタン素材のクッカーは、アルコールストーブとの相性抜群となっています。
NCNL / NO CAMP NO LIFE 【アルコールストーブ】
NCNLのアルコールストーブの本体サイズは、約47×67mm(重量107g)となります。
また、本体素材には耐久性と熱伝導率優れる、真鍮が採用されています。
付属するアルミ製のゴトク(五徳)のサイズは、約66㎜×96㎜(重量35g)になります。
ゴトクの先端には滑り止めが施されていたり、ストーブ本体に設置するときに高さを2段階に調整ができたりするなど、機能性が高い仕様となっています。
NCNLのアルコールストーブはコスパだけでなく、機能性や利便性に優れる仕様となっています。
出典:Amazon
NCNLのアルコールストーブは、ゴトクの高さを2段階に調節できる”2WAY方式”を採用しています。
そのため、調理をするときに強火や弱火の火力調整ができるので、焼き物から湯沸かしまで目的にあわせたアウトドア調理を楽しめる。
NCNLのアルコールストーブには、利便性の高いゴトクを付属します。アウトドア調理のバリエーションを楽しめる。
EVERNEW / エバニュー 【Ti アルコールストーブ】
エバニューのTi アルコールストーブの本体サイズは、径71×高さ42mm(重量34g)と超軽量な仕上がりとなる。
素材には耐久性や軽量性、腐食性に優れる純チタン(国内製造)が使われています。
Ti アルコールストーブの容量は70mlとなっており、バランスのとれたサイズ感となっています。
また、アルコールストーブの本体内側には、30mlと60mlの目盛り付きとなっているの使いやすい仕様となる。
エバニューのTi アルコールストーブには、高品質な純チタンが採用されています。
Ti アルコールストーブはダブルウォール構造を採用しており、上部と下部に分かれているジェットホール(燃焼口)から効率的に火力を供給します。
エバニューのTi アルコールストーブで調理をするときは、別売りの五徳(ゴトク)が必要になります。
Ti アルコールストーブは、30mlのアルコールで約5分間燃焼し、およそ400mlのお湯を沸かす事ができる。
EVERNEW / エバニュー 【BLUENOTE stove set】
エバニューのBLUENOTE stoveの本体サイズは、径50 x 高さ32mm(重量13g)と極軽量の仕上がりとなる。
素材には軽量性や熱伝導率に優れるアルミを採用しています。
BLUENOTE stoveの容量は15mlとなっていますが、燃焼効率が高いので約300mlのお湯を沸かすことが可能です。
出典:Amazon
その燃焼効率をサポートするのが、サイドバーナー式とよばれる本体の横に付いた燃焼口(ジェットホール)です。
コンパクトなボディから放たれる大きな火力は、まさに男心を刺激する。
また、BLUENOTE stoveで調理をするときはサイドバーナー式を採用しているため、ゴトクの必要がないこともメリットにあります。
エバニューのBLUENOTE stoveは、コンパクトな本体から放たれる大きな火力が魅力です。
出典:Amazon
エバニューのBLUENOTE stove setには『Pre-Heating plate』が付属します。
Pre-Heating plateの素材にもアルミが使われており、仕様サイズは径62 x 高さ7mm(質量7g)となります。
Pre-Heating plateはストーブ本体を単体で使うよりも、点火のサポートであったり燃焼効率を高めたりするなど、格段にストーブの利便性や機能性、快適性を向上できます。
エバニューのBLUENOTE stove setは予備の火器として、シングルバーナーとは別に用意しておくだけで安心ができる。
下の記事では、エバニューのクッカーを特集しています。エバニューのクッカーは、アルコールストーブをスタッキングするのに最適となる。
RiverSide Rambler / リバーサイド・ランブラー 【RSR Stove 真鍮モデル】
出典:RSR
RiverSide Rambler(リバーサイド・ランブラー)のRSR Stove 真鍮モデルサのイズは、直径54mm×高さ37㎜(重量約60g)となる。
RSR Stove 真鍮モデルの素材には耐久性や熱伝導率に優れる真鍮を採用しています。
一般的な真鍮製のアルコールストーブの場合、重量は100gを超えることがほどんどですが、RSR Stove 真鍮モデルの重量は約60gと超軽量な仕上がり。
まさに、源流野営釣行を目的に作られた仕様となる。これだけの軽量性と耐久性、熱伝導率があればULキャンプやバックパックキャンプ、ツーリング、ブッシュクラフトにも最適です。
出典:RSR
RSR Stove 真鍮モデルは、独自の削り出し加工による『トルネード燃焼』を実現しています。
トルネード状に繰り出される炎の形状は赤火が殆どなく効率的な高燃焼をもたらし、400mlの水を約4分30秒で沸かすことができる。
RSR Stove 真鍮モデルは超コンパクトでありながら、最強の火力と燃焼効率を誇る『トルネード燃焼』が強烈に凄い。
trangia / トランギア 【アルコールバーナー】
出典:Amazon
トランギアのアルコールバーナーの本体サイズは、直径7.5×高さ4.5cm(重量110g)と堅牢なボディとなる。
素材には耐久性や熱伝導率に優れる真鍮が使われています。
トランギアのアルコールバーナーの容量は100mlとなっており、長時間の燃焼が可能となっています。
70mlの燃料で、約25分間の燃焼ができます。
トランギアのアルコールバーナーは、高火力の燃焼時間を維持することができます。調理をするときに、燃焼時間が長いことは便利です。
トランギアのアルコールバーナーは素材に真鍮を採用しているので、使いつづけると風合いが増し、経年劣化を楽しむことができます。
また、トランギアのアルコールバーナーで調理をするときには、別売りのゴトクが必要になります。調理を目的とする方は、ゴトクを忘れずにご注意ください。
Esbit / エスビット 【アルコールバーナー】
Esbit(エスビット)のアルコールバーナーの本体サイズは、直径74㎜×高さ46㎜(重量92g)と安定感のある仕様です。
アルコールバーナー素材には、耐久性と熱伝導率に優れる真鍮が使われています。
エスビットのアルコールバーナーの容量は、100ml(推奨70ml)となります。
また、70mlの燃料で約25分間の燃焼が可能で、調理にもコスパにも優れる仕様となる。
エスビットのアルコールバーナーは約25mlの燃料で、500mlの水を約8分30秒で沸騰できる。
Esbit(エスビット)のアルコールバーナーには、本体のほかにラバーパッキング付きのトップキャップ、ハンドル付きのフレームレギュレーター(消火蓋)のセットになります。
フレームレギュレーターのハンドルは折りたたみ式を採用しているので、携行性と収納性に優れることも嬉しい。
Esbit(エスビット)のアルコールバーナーで調理をするときは、別売りのゴトクが必要です。
下のエスビット ステンレスストーブは、固形燃料とアルコールバーナーのゴトクとして使えます。
DAISO / ダイソー 【アルコールストーブ(40ml)】
100均でお馴染みのダイソーのアルコールストーブ(40ml)の価格は、220円(税込み)です。最強のコスパでありながら燃焼効率が高く、蓋付きのアルコールストーブとなっており、持ち運びと収納に便利です。
ダイソーのアルコールストーブ(40ml)のサイズは、直径60㎜×高さ29㎜(容量40ml)となります。
アルコールストーブには、燃料用アルコールのみ使用可能です。
ダイソーのアルコールストーブ(40ml)の素材には、軽量で熱伝導率に優れるアルミニウムが採用されています。
超軽量な仕様となっているためULキャンプやツーリング、ブッシュクラフト、釣行など、ミニマリストにおすすめです。
ダイソーのアルコールストーブには、もう1サイズ大きい容量80mlのモデルもあります。
また、アルコールストーブ(40ml)は本体と蓋のセットとなっていますが、蓋は”消火蓋”ではないので、燃料アルコールが燃え尽きてから蓋をするようにしましょう。
ダイソーのアルコールストーブ(40ml)は、驚くほどコスパに優れた価格です。初めてアルコールストーブを使う方にも使いやすいので、おすすめしたい。
ダイソーのアルコールストーブ(40ml)は燃焼口も大きく、高火力による調理ができます。
筆者が計測したところ、約40mlの燃料アルコールで、約11分の燃焼時間を記録しました。
アルコールストーブ(40ml)で調理をするときには、同じくダイソーから発売されている”燃料用五徳”を使用できます。
燃料用五徳は3枚のパーツで構成されているので、簡単に組み立てができます。
上の写真は、ダイソーのアルコールストーブ(40ml)に燃料アルコールを注いでいます。
満水容量で40mlとなっているので、燃料のコスパも良い。
上の写真は、ダイソーのアルコールストーブの燃焼の強さが分かるように、夜になってから筆者が撮影したものになる。
火柱がかなり上の方まで登っており、高火力の燃焼となっている。正直なところ、220円で購入する製品のレベルではない。
ダイソーのアルコールストーブ(40ml)を使用し、約250mlの水を沸騰させました。
ちなみに撮影日は1月の中旬で、気温は7℃とかなり寒い日です。沸騰するまでには、約10分ほどの時間が掛かりました。夏場はもっと早い時間で、沸騰させることができる。
ダイソーのアルコールストーブ(40ml)は軽量でコンパクトな仕様です。
同じくダイソーから発売されているメスティン(ハンドル付)に、燃料用五徳と燃料アルコールをまとめてスタッキングができます。
下の記事では、ダイソーのおすすめキャンプ用品を特集しています。進化する100均ショップの最新キャンプ用品をチェックしよう。
VARGO / バーゴ 【トライアドマルチフューエルストーブ】
VARGO(バーゴ)のトライアドマルチフューエルストーブの本体サイズは、直径76mm×高さ30㎜(重量30g)と超軽量でコンパクトな仕様となる。
トライアドマルチフューエルストーブの素材には耐久性や軽量性、腐食性に優れるチタンを採用しています。
トライアドマルチフューエルストーブの容量は44mlとなっており、約20分の連続燃焼が可能です。
また固形燃料では、約12分の燃焼時間が可能となっている。
VARGOのトライアドマルチフューエルストーブはコンパクトな仕様ですが、機能性や利便性、快適性、携行性に優れる。
VARGO(バーゴ)のトライアドマルチフューエルストーブはアルコール燃料や固形燃料、ジェル燃料を使うことができるメリットがあります。
ストーブ本体に備わる上下のゴトクは同一の形状をしているので、燃料によってストーブ本体を天地に返し使うことができる設計となっている。
トライアドマルチフューエルストーブで、固形燃料とジェル燃料を使用するときは”ポットサポート”に設置する。
AND MYSELF / アンドマイセルフ 【アルコールストーブ】
AND MYSELF(アンドマイセルフ)のアルコールストーブの本体サイズは、直径60mm×高さ50㎜(重量約60g)と軽量でコンパクトな仕様となる。
AND MYSELFのアルコールストーブの素材には耐久性や耐熱性、軽量性、サビに強いチタンを採用しています。
また、AND MYSELFのアルコールストーブには、はじめから本体にゴトク、専用袋が付属するので、ほかに付属品を用意する必要がありません。
出典:Amazon
アルコールストーブの容量は100mlの大容量となっており、燃料40mlで約5分の連続燃焼が可能です。
また40mlの燃料で、約400mlのお湯を沸かすことができます。
AND MYSELFのアルコールストーブは、コンパクトで軽量ながら大容量(100ml)となっています。
DUCKNOT / ダックノット 【アルコールストーブ】
DUCKNOT(ダックノット)のアルコールストーブの本体サイズは、直径72×高さ47㎜(重量107g)となります。
また、DUCKNOTのアルコールストーブには、キャップ(蓋)と消火蓋が付属します。
DUCKNOTのアルコールストーブは、2/3程度の燃料で約25分間の燃焼が可能となっています。
燃焼時間も長く火力も強いので、お湯を沸かしたり煮込んだり、焼いたりするなど、さまざまな調理を楽しめる。
DUCKNOT(ダックノット)のアルコールストーブで調理をするときは、別売りの五徳(ゴトク)が必要になります。
出典:Amazon
DUCKNOTのアルコールストーブの消火蓋には、オリジナルのロゴがデザインされています。
DUCKNOTのアウトドアギアは、とてもデザイン性が高く機能的で、ソロキャンプに絶大な人気があります。
別売りになりますが、DUCKNOTのアルコールストーブには専用のレザーケースが販売されています。
こちらのアルスト専用レザーケースのデザインが、最強にカッコよくて男心を刺激する。
下の記事では、ソロキャンプにおすすめのコンパクトな焚き火台を特集しています。紹介する焚き火台の中には、グッドデザイン賞を受賞したDUCKNOT焚き火台もあります。
【おすすめ】アルコールストーブの使い方を解説。
アルコールストーブ本体やゴトク、消火蓋、燃料アルコール、発火器具(マッチ・ライター)など、必要な物を準備しましょう。
はじめにアルコールストーブの燃料である、エタノールやエチルアルコールをストーブ本体に注入します。
燃料の注入はストーブの容量や火力、燃焼時間によって異なるため、目的にあわせて燃料を注入することが大切です。
ライターやマッチなど、発火器具をつかって燃料を着火します。
燃料に着火ができましたら、ゴトクを設置します。
ゴトクを設置するときは、着火直後がおすすめ。着火直後は火力が弱いので、ゴトクの設置がしやすいことが理由です。
アルコールストーブで調理をするときは、ゴトクを設置しなければならない。
アルコールストーブで調理をするときはクッカーやケトル、シェラカップ、メスティンなど、軽量でコンパクトな調理器具を使いましょう。
スキレットやダッチオーブン、大型の調理器具は、アルコールストーブの調理には不向きです。
アルコールストーブのゴトクでは大きく重量のある調理器具を支えることはできなかったり、火力が弱いので調理に合わなかったりすることが理由にあります。
アルコールストーブでの調理は、ソロやデュオなどコンパクトな調理目的におすすめです。
基本的なアルコールストーブの使用方法としては、燃料が空になるまで使用することが推奨されています。
燃料がなくなれば、自動的に火は消えます。
燃料が大量に余ったり、その場を離れたりするときなどは、消火蓋を被せて火を消すことができます。
アルコールストーブを片付けるときは、完全に火が消えたことを確認し、十分に熱が冷めた後に行います。
アルコールストーブは手のひらサイズほどコンパクトなため、クッカーのなかにスタッキングして収納できます。
上の写真のクッカーケースの中には、クッカーとアルコールストーブ、蓋、ゴトク、マッチ、燃料アルコール、カトラリーを収納しています。
アルコールストーブであれば、片手で持てるサイズほどのクッカーに調理に必要な道具一式をスタッキングできます。
これこそが、アルコールストーブを使用する最大のメリットではないでしょうか。
【まとめ】ソロキャンプにおすすめのアルコールストーブ。
今回のゼロイチキャンプは、バックパックキャンプやULキャンプ、ツーリング、ブッシュクラフト、登山などにおすすめのアルコールストーブを解説しました。
アルコールストーブは軽量でコンパクトな仕様なので、荷物量を少なくしたいキャンプスタイルから絶大な人気があります。
アルコールストーブはその名のとおりで、燃料にアルコールを使用します。
そのため、アルコールストーブはガスや灯油、ガソリンなど、ほかの燃料と比較しても安全なことがメリットにあります。
アルコールストーブは、調理時の燃焼音が静かなことも魅力にあります。
使い方もシンプルですので、ぜひソロキャンプで使ってみてはいかがでしょうか。
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