日本ブッシュクラフト協会(JBA) 認定ブッシュクラフターの ゼロイチキャンプです。この記事は、認定資格を持つ筆者が監修し、執筆まで行っています。
今回のゼロイチキャンプは大人気100円ショップのダイソーから、ソロキャンプにおすすめの焚き火シートをキャンプのプロが完全レビューします。
はじめに、なぜ焚き火シートをキャンプ場で使わないといけないかという説明をすると、一般的なキャンプ場では焚き火をするときのルールとマナーになっているからです。

上の写真にあるように、一般的なキャンプ場では”直火”とよばれる、地面に焚き火をすることが禁止されています。
そのため、キャンプ場では焚き火台を使用することがルールとマナーになっています。
また、昨今では焚き火シートの重要性が大切とされ、多くのキャンプ場で推奨されています。

焚き火台は知っているけど、焚き火シートを知らない方はまだまだ多い。これからキャンプを始める方は、焚き火シートを準備しましょう。


ただし、焚き火シートはサイズや素材、耐熱性、使用感、携行性など、焚き火シートによって違います。
とくに、焚き火シートを選ぶときにはサイズ感は大切となり、自分の使っている焚き火台に合うサイズでなければなりません。
ファミリーキャンプ向けの焚き火台とソロキャンプ向けの焚き火台では、大きさがまったく異なります。
そこで、今回のゼロイチキャンプは筆者がソロキャンプでダイソーの焚き火シートを使用し、サイズや耐久性、耐熱性、使用感など完全レビューします。



ダイソーの焚き火シートについて、完全網羅した記事となっています。



この記事では、失敗しない焚き火シートの選び方や最新の焚き火シートも解説しています。
この記事を読んでわかること、役立つ情報とは。
- 焚き火シートの重要性や使い方を詳しく解説しています。
- ダイソーの焚き火シートについて、完全レビュー解説がある。
- ダイソーの焚き火シートのメリット・デメリットを紹介。
- 失敗しない焚き火シートを選ぶことができる。
下の記事では、最新ダイソーのおすすめキャンプ用品を厳選し紹介しています。プロが厳選した商品とレビューが魅力となっています。


【100円ショップ】ダイソーについて。メリット・デメリットを解説。


100円ショップのダイソーは、広島県に本拠のある株式会社大創産業が運営しています。ダイソーのほかにも、THREEPPYやStandard Productsなどの運営をしている。
ダイソーは100円ショップ業界の最大手であり、シェア率はおよそ7割を占める。
2025年3月現在、ダイソーの国内店舗数は3790店となっています。
そのため、大量生産によるコストダウンをはじめ、独自の製造・仕入れルートを構築し、他ブランドと比較すると、圧倒的な商品数や価格の差別化をしています。
その結果、ダイソー最大のメリットである”低価格でありながら高品質の製品”を消費者に提供することができます。



100均ダイソーのメリットはコスパにうれしい価格でありながら、商品の質が高いことです。
ダイソーの最大のメリットは、オンラインショップがあること。


出典:ダイソーネットストア
数ある100均の中でも、ダイソー最大のメリットといえば『公式通販ダイソーネットストア』があることがあげられます。
日本全国どこにいてもスマホやPC、タブレットから簡単にダイソー製品をオンラインショップで購入できます。
さらに、ダイソー系列であるTHREEPPYやStandard Productsの商品も、同じネット通販から購入できるので便利です。



ダイソーネットストアは、とても便利なサービスです。編集部は人気ランキングの製品を必ずチェックしています。
焚き火シートとは。自然に配慮した万能なキャンプギアのこと。


一般的なキャンプ場では、直火とよばれる地面に直接焚き火をすることが、原則禁止となってます。
そのため、多くのキャンプ場では焚き火をするときに、焚き火台と焚き火シートを使わなければいけません。



焚き火台と焚き火シートは、セットで使うことがおすすめです。一般的なキャンプ場では、どちらも推奨されています。


直火が禁止になった背景には地面や芝生、植物、生き物など、環境にダメージを与えないことがあります。
なかには一部のマナーの悪いキャンパーが、焚き火でゴミを燃やしそのまま放置した例もあるほどです。
焚き火シートは耐熱性や断熱性に優れた素材を使用しているため、焚き火から落ちる火の粉や灰、熱による地面へのダメージを大幅に軽減できます。
【おすすめ】焚き火シートのメリットを紹介。


焚き火台からこぼれ落ちた炭や灰を拾い集めるのって大変ですよね?焚き火シートを使えば落ちた炭や灰を一瞬でまとめることができるので、そうじの効率を大幅にアップできるメリットがあります。
焚き火シートの素材にはガラス繊維や耐炎繊維、シリカ繊維とよばれる耐熱性や断熱性にとても優れているので、焚き火から落ちた炭や灰、火の粉にも安心です。
なかでも、焚き火シートは後片付けを効率的にしたり時短化したりするメリットがあります。
焚き火シートは柔らかい素材を採用し折りたたむことが可能なので、炭や灰をまとめることができます。


焚き火シートを使わない場合、地面に落ちた炭や灰を拾い集めなければなりません。
トングや薪ばさみで炭や灰を拾い集めるのは、時間と労力を必要とします。



焚き火シートに落ちた炭や灰をまとめるだけで、後片付けを簡単に済ますことができます。
下の記事では、焚き火に便利な薪ばさみ・火ばさみを特集しています。薪ばさみは、焚き火後の後片付けにもおすすめです。
【おすすめ】焚き火シートの選び方を解説。


焚き火シートを選ぶときにはサイズや連続使用温度、瞬間使用温度、機能性、収納性など、いくつかのポイントがあります。
焚き火シートのサイズや機能性を確認せずに選んでしまうと、焚き火台のサイズに合わなかったり、持ち運びに不便だったりすることがあります。
また、焚き火シートには連続使用温度や瞬間使用温度といわれる耐熱性や断熱性能があります。
そのため、キャンプ用の焚火シートを選ぶときには、焚き火の目的や移動手段、キャンプスタイルに合わせて選択することが大切になります。



下の記事では、焚き火シートを選ぶときのポイントを詳しく解説しています。ぜひ、こちらの記事を参考にしてください。
この記事では、焚き火シートの失敗しない選び方や最新の焚き火シートを紹介しています。
【スペック】ダイソーの焚き火シート
メーカー | ダイソー |
商品名 | 焚き火シート |
価格 | 300円(税込330円) |
サイズ | 40cm ×32cm ×0.1cm |
重量 | 約104g |
材質 | グラスファイバー |
ダイソーの焚き火シートの使用サイズは、約40cm ×32cm ×0.1cmとなっており、ソロ焚き火台に最適なサイズ感となっています。
また、ダイソーの公式サイトに重量の記載がなかったので、筆者が量ったところ焚き火シートの本体重量は約104gありました。



ダイソーの焚き火シートの素材には、グラスファイバー(ガラス繊維)が使われています。
焚き火シートの素材であるグラスファイバーを解説。


焚き火シートの素材には、ガラスを原料としてつくられたグラスファイバー(ガラス繊維)が使われることが多い。ガラス繊維は耐熱性に優れ、コスパにうれしい価格も魅力にあります。
一般的にグラスファイバー(ガラス繊維)の焚き火シートの耐熱温度は約500℃~600℃になります。
また、瞬間使用温度は約800℃~1000℃になる。ただし、瞬間使用温度は数秒程度となるため、高温の炭や薪が焚き火シートに落ちると、コゲたり穴が空いたりするため注意が必要です。
ガラス繊維の焚き火シートを手で触るときは、注意が必要です。ガラス繊維特有のチクチクした刺激があり、ケガをすることもあります。
そのため、グラスファイバー(ガラス繊維)素材の焚火シートを触るときは、軍手や厚手のグローブを使用しましょう。
また、ガラス繊維表面にシリコン加工が施された焚き火シートを選ぶことで、チクチク感を軽減できます。



ダイソーの焚き火シート素材には、グラスファイバーが採用されています。扱うときは軍手や厚手のグローブをしましょう。
下の記事では、キャンプにおすすめの耐熱グローブを特集しています。耐熱グローブは焚き火やナイフなど、刃物によるケガを軽減できます。
【ダイソー】焚き火シートをキャンプのプロが完全レビュー。


ダイソーの焚き火シートをレビューするにあたり、筆者がソロキャンプで焚き火や調理をしてきました。
ダイソーの焚き火シートのレビューでは焚き火台とのサイズ感や使用感、耐熱性、携行性、収納性など、キャンプインストラクターが完全レビューします。
また、記事の最後にダイソーの焚き火シートのメリット・デメリットを解説します。
ダイソーの焚き火シートを完全レビュー。
- ダイソーの焚き火シートの使用感について解説。
- 焚き火シートのサイズ感を比較レビュー。
- ダイソーの焚き火シートの耐熱性について。
- ダイソーの焚き火シートの携行性と収納性を解説。
- ダイソーの焚き火シートのメリット・デメリットを解説。
ダイソーの焚き火シートの使用感について解説。


ダイソーの焚き火シートは、シルバーを基調としたカラーとなっています。
シートの厚みは約1㎜となっており、標準的な焚き火シートとなる。
ダイソーの焚き火シートはスペックで解説したとおり、シート素材にグラスファイバー(ガラス繊維)が使われています。
また、グラスファイバーには表面加工が施されていないので、素手で触るとチクチクしたようなガラス繊維特有の刺激があります。


表面加工が施されていないグラスファイバー製の焚き火シートは、ガラス繊維が手に刺さることがありますので、厚手のグローブを装着し扱うようにしましょう。
キャンプやバーベキューでは、軍手を使用する方もいます。
ただし、軍手は生地の折り目が粗いため、隙間からガラス繊維が刺さることがあるので、筆者としては厚手のグローブがおすすめです。



キャンプやバーベキューで焚き火シートを使うときは、軍手よりも革製のグローブがおすすめです。


上の写真は、筆者がソロ焚き火台にあわせてダイソーの焚き火シートをつかっているものです。
一般的なソロキャンプであれば、ダイソーの焚き火シートで問題なく使うことができます。


ただし、ダイソーの焚き火シートはサイズが小さいため、風が吹いたり火吹き棒で風を送ったり、火の粉が飛んだりすると、炭や灰、燃焼中の薪が焚き火シートよりも離れて落ちることがあります。
仮に、焚き火シートサイズが2倍~3倍程度大きいと、炭や灰、火の粉が落ちても焚き火シートでカバーできます。
下の記事では、ダイソーのガイロープ・パラコードを完全レビューしています。テントやタープの設営に便利なパラコードはこちらの記事を参照ください。


焚き火シートのサイズ感を比較レビュー。


上の写真は、筆者のソロ焚き火台(DUCKNOT B.S.T)に、ダイソーの焚き火シートをセットしています。
ダイソーの焚き火シートサイズは、40cm ×32cmとなっているため、人気のピコグリルやTokyo Camp 焚き火台、コールマンのファイヤーディスクソロ、BUNDOKのLotusなど、多くのソロ焚き火台に使用可能です。


上の写真は、筆者がファミリーキャンプで使用しているユニフレームのファイアグリル焚き火台です。
写真を見てわかるとおり、ダイソーの焚き火シートのサイズと焚き火台のサイズが合っていません。
これでは、焚き火の熱や落ちてくる炭、灰をカバーすることはできません。



ダイソーの焚き火シートはコンパクトサイズなので、ファミリーキャンプで使用する大きさの焚き火台には、使用できません。


上の写真は、ダイソーの焚き火台マイクロストーブに焚き火シートをセットしています。
焚き火台マイクロストーブはコンパクトな形状をしているので、焚き火シートに余裕を持って焚き火やアウトドア調理を楽しめます。
下の記事では、ダイソーの焚き火台マイクロストーブを筆者が完全レビューしています。この記事でしか見れない、お得な情報が満載となっています。


ダイソーの焚き火シートの耐熱性について。


ダイソーの焚き火シートの素材には、グラスファイバー(ガラス繊維)が使われています。
ちなみに、ダイソーの焚き火シートの耐熱温度や瞬間使用温度については、公式サイトにも掲載されていません。
ただし、スペックで解説しましたが、一般的にグラスファイバー(ガラス繊維)製の焚き火シートの耐熱温度は約500℃~600℃になります。
また、瞬間使用温度は約800℃~1000℃になります。
ただし、瞬間使用温度は数秒程度となるため、高温の炭や薪が焚き火シートに落ちると、コゲたり穴が空いたりするため注意が必要です。



一般的なグラスファイバー製の焚き火シートの目安になります。ダイソーの焚き火シートの参考にしてください。
ダイソーの焚き火シートの携行性と収納性を解説。


ダイソーの焚き火シートはソロキャンプに最適なサイズ感なので、携行性と収納性は抜群です。
上の写真にあるように、収納するときは2つ折りや4つ折りにし、さらにコンパクトにできます。


ただし、ダイソーの焚き火シートには専用の収納袋がないため、持ち運びや収納するときには汚れに注意が必要です。
使用後の焚き火シートには炭や灰、土汚れなどが付着しています。
ジップロックに入れたり新聞紙にくるんだり、別途ケースに入れたりすると汚れずに持ち運びができます。


上の写真は、筆者のミリタリーバッグ30Lとダイソーの焚き火シートの大きさを比較したものです。


ダイソーの焚き火シートはコンパクトなので、バックパックやギアボックス、バイクボックスにスペースを取らずに収納できます。
下の記事では、キャンプ向けのバックパックを特集しています。人気のミリタリーバッグからULバックパックまで、完全解説しています。
ダイソーの焚き火シートのメリット・デメリットを解説。


ダイソーの焚き火シートのメリットには、販売価格300円(330円)というコスパにうれしい価格があげられます。
一般的なソロ焚き火台向けの焚き火シートをネットで購入すると、安くても1000円くらいします。
また、ダイソーの焚き火シートはグラスファイバー製となっているので、耐久性や耐熱性に優れることもメリットにあります。



一般的なグラスファイバー製の焚き火シートの耐熱温度は、約500℃~600℃になるので、安心して焚き火を楽しめます。
ダイソーの焚き火シートのデメリット


ダイソーの焚き火シートのデメリットには、シートサイズが小さいことがあげられます。
焚き火シートサイズは約40cm ×32cmとなっており、コンパクトなソロ焚き火台であれば何とか使うことができるが、ファミリーキャンプ向けの焚き火台では使うことができません。



ファミリーキャンプ向けの焚き火台では、ぜんぜんサイズが合わないので使えません。
ファミリーキャンプ向けの焚き火シートや別の焚き火シートを探している方は、下の記事を参考にしてください。


燃焼中の炭は、爆跳(ばくちょう)とよばれる小さな爆発が起きることがあります。
爆跳とは、炭の内部に残る水分が焚き火の熱によって膨張し、爆発がすることをいいます。
焚き火中の灰や炭は、予想している場所よりも離れて落ちることがあります。
そのため、焚き火シートのサイズは焚き火台よりも2倍~4倍の大きさを目安に使うことがおすすめです。



焚き火をしていて『パチッ』と、火花が飛んだ経験がありますよね。これが、爆跳によって起こる小さい爆発です。


また、ダイソーの焚き火シートは表面にコーティングが施されていないので、チクチクとガラス繊維特有の刺激があることもデメリットにあります。
先に述べたように、ガラス繊維が手に刺さることがありますので、厚手のグローブを装着しましょう。



ガラス繊維特有のチクチク感が苦手な方は、シリコンコーティングが施された焚き火シートがおすすめです。


ダイソーの焚き火シートには専用ケースがないことも、デメリットにあげられます。
焚き火後のシートには炭や灰、土汚れがたくさん付着しています。
専用ケースがあれば汚れずに持ち運びや収納ができるので、個人的には100円プラスになったとしても、専用ケースがほしいところ。



朝露(あさつゆ)や夜露(よつゆ)で、焚き火シートが濡れていることもあります。専用ケースがあれば、ほかのギアを濡らさずに収納できる。
メリット | デメリット |
---|---|
コスパ最高。 耐久性と耐熱性に優れる。 | シートサイズが小さい。 ガラス繊維特有のチクチク感がある。 専用ケースがない。 |
まとめ


今回のゼロイチキャンプは、ダイソーの焚き火シートを完全レビューしました。
焚き火シートはキャンプ場で焚き火をするときに必要なキャンプ用品となっており、昨今ではルールとマナーとして推奨されています。
ただし、ダイソーの焚き火シートはソロキャンプ向けのサイズとなっているので、ファミリーキャンプ向けの焚き火台では使用できません。



ぜひ、この記事を参考にソロキャンプで、ダイソーの焚き火シートを使ってください。
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筆者自らGoProをつかって、ソロキャンプのリアルな映像を撮影しています。ぜひYouTubeも楽しんでください。
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