NCAJキャンプインストラクター/日本ブッシュクラフト協会 認定ブッシュクラフター/防災士など、アウトドアと防災の専門資格をもつ ゼロイチキャンプです。この記事は、筆者が監修し執筆まですべて行っています。
今回のゼロイチキャンプは、ブッシュクラフトの基本道具&装備をJBA認定ブッシュクラフターである筆者が、完全解説します。
ブッシュクラフトの基本道具や装備といっても、ベースとなるものはキャンプやアウトドアで普段使用しているような、キャンプ道具が中心となります。

ただし、ブッシュクラフトならではのナイフや鉈、斧、ノコギリなどの刃物であったり、火起こし道具や水筒類は必需品となります。
また、ブッシュクラフトではロープを使ってタープやシェルターを設営することがあるため、ガイロープも準備しとくと便利です。

ブッシュクラフトには、三種の神器とよばれるものがあります。後ほど、詳しく解説します。


ブッシュクラフトの基本道具と装備は、できるかぎり軽量でコンパクトなものがおすすめです。
ファミリーキャンプで使用するような、大きくて重量のあるキャンプ道具の必要はありません。
本格的なブッシュクラフトになると山や森、林、川など、自然の中を歩かなければなりません。
薪拾いをしたり川や沢で水を補給したり、ときには食料を探すことも必要になります。
そのためブッシュクラフトは、バックパックにすべての荷物を収納できるくらいの装備がおすすめです。



ブッシュクラフトの基本的な考え方として、自然にあるものを代用します。できるかぎり、機能的で軽量な道具選びをしましょう。
この記事を読んでわかること、役立つ情報とは。
- ブッシュクラフトの基本道具、装備一式を解説します。
- 正しいブッシュクラフトの基本道具を揃えることができる。
- 日本ブッシュクラフト協会(JBA)認定ブッシュクラフターによる解説付き。
【おすすめ】ブッシュクラフトとは。サバイバルとの違いを解説。


ブッシュクラフトとは、自然環境における”行為と技術”のことをいいます。サバイバルとは、自然環境における”状態”のことを指します。
英語でブッシュとは”茂み”のこと、クラフトは”工作”と訳します。
ブッシュクラフトは、この2つの単語を掛け合わせた造語になります。
ブッシュクラフトとサバイバルを同じと思っている方もいますが、正確にはまったく異なるものです。
サバイバルは危機的状況や環境からの脱出であったり、帰還を目的とする状態のことをいいます。
ブッシュクラフトはサバイバル技術や知恵を応用し、自然や森林環境など、アウトドアで行うことをいいます。



サバイバルは、脱出や帰還を目的とした行為のこと。ブッシュクラフトは、生活を目的とした行為や技術になります。


ソロキャンプにおけるブッシュクラフトを解説するならば、ソロキャンプという生活目的に対して自然環境にあるものを利用し、行為や技術、知恵を”楽しい遊び”に変換することではないでしょうか。
ブッシュクラフトといってもナイフや斧、鉈、ノコギリなど、刃物をつかってクラフトするものから、ロープワークや水の確保まで、さまざまなことがあります。



ブッシュクラフトは、みなさんが思っているほど難しくはありません。防災にも役立つので、ぜひ簡単なことから始めてみましょう。
下の記事では、JBA認定ブッシュクラフターである筆者が監修する『今から始めるブッシュクラフト』を特集しています。


【おすすめ】ブッシュクラフトの基本道具&装備を紹介。


ブッシュクラフトは、できるだけ軽量でコンパクトな道具がおすすめです。自然環境にあるものを代用するため、必要以上の道具は入りません。バックパックに収納できることを目的に、道具を揃えてみましょう。
ブッシュクラフトには三種の神器とよばれる、ナイフと火起こし道具、水筒は必須のキャンプ道具です。
また、ブッシュクラフトの基本道具&装備といっても、ベースはキャンプやアウトドアで使用しているキャンプ道具が中心となります。
ただし、ブッシュクラフトの場合は刃物や火起こし道具、ロープなど、普段のキャンプとは異なる専門的な道具が必要です。



ブッシュクラフトの基本道具&装備は、三種の神器をベースに自分に必要なキャンプ道具を準備しましょう。


ブッシュクラフトキャンプや野営では、テントやタープ、シェルターでベース基地を作ることから始めます。
体を休めたり睡眠をとったり、雨風を凌いだりするためのベース基地が必要です。
タープやテント、シェルターを設営するときには、ナイフや鉈、斧、ノコギリなど、刃物があると便利です。
ペグやポール、ガイロープをブッシュクラフトすることができます。



刃物や火起こしのイメージが強いブッシュクラフトですが、ロープワークのスキルもブッシュクラフターには大切です。


つぎに、ブッシュクラフトでは、水の確保をしなければなりません。
人間は水をも飲まないと、2~3日で生命の維持が難しくなります。
水を確保するために、水筒やウォーターバッグ、携帯浄水器を準備しましょう。



設備の整ったキャンプ場であれば、水の補給は簡単です。しかし、本格的な野営キャンプ場では、水の確保も自分でしなければなりません。


ベース基地と水を確保できましたら、つぎは火起こしをします。
焚き火は暖をとったり灯りとなったり、調理ができたりするなど、ブッシュクラフトに欠かせません。
一般的なキャンプ場では直火が禁止されているので、焚き火台や焚き火シートを準備することも大事です。
焚き火の火起こしにはファイヤースターターや火吹き棒、火ばさみがおすすめです。
また、焚き火の後片付けに便利な火消し袋を用意しとくと、後片付けを大幅に時短化できます。



ブッシュクラフトの火起こし道具は、人によって異なります。筆者も自分専用の、火起こし道具セットを準備しています。


先述したように、ブッシュクラフトはできるだけコンパクトで軽量なキャンプ道具がおすすめです。
ブッシュクラフトは山や森、林、川など、自然のなかを歩いて移動することがあります。
できればブッシュクラフトの基本道具や装備は、バックパックに収納できるくらいでまとめると良いでしょう。
また、バックパックのなかでも耐久性や機能性、収納性に優れるミリタリーバッグはブッシュクラフトと相性抜群です。
ミリタリーバッグは頑丈な素材を採用しているため、木や岩に擦れても水に濡れても平気な仕様を誇る。



ブッシュクラフトの基本道具&装備を揃えるときは、目的や移動手段、技術に合わせてキャンプ道具を選ぶことがポイントです。
ナイフ


ブッシュクラフトにおける三種の神器のひとつ、そのなかで最も重量なのがナイフです。アウトドア用のナイフにはシースナイフやツールナイフ、フォールディングナイフがあります。
ブッシュクラフトで使用するナイフは、シースナイフ一択となります。
シースナイフとは、ナイフ本体とシースとよばれる鞘(さや)が、セットとなるナイフのことをいいます。
シースナイフは耐久性や耐衝撃性、切れ味に優れる特徴があるためバトニングやフェザースティック、チョッピングなど、負荷のかかるようなブッシュクラフトに耐える仕様となります。
フォールディングナイフやツールナイフでも、ブッシュクラフトは可能ですが刃がチップ(欠け)たり、折れたりすることがあります。
また、最悪の場合にはケガをすることもあります。



ブッシュクラフトをするときには、耐久性や耐衝撃性に優れるアウトドアナイフを選ぶことが大切です。


ただし、シースナイフといっても刃厚やタング構造、グラインド、グリップ性能など、ナイフごとにさまざまな違いがあります。
そのなかでも、はじめてのブッシュクラフトにおすすめしたいのが、フルタング構造のシースナイフです。
タング構造とは、上の写真にあるように、ハンドルの中に入っている鋼材のことをいいます。
ハンドル内に入っている鋼材の大きさや形状によって、タング名が異なります。
>> アウトドアナイフの基礎知識を知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。


フルタングナイフは圧倒的な耐久性と耐衝撃性を兼ね備え、バトニングやチョッピングなど、負荷のかかるブッシュクラフトでも問題なく使えます。
また、フルタングナイフはブッシュクラフトだけでなく、調理をしたりロープを切断したり、ハンマーとして使ったりするなど、利便性が高くユニークな使い方もできます。



初めてのブッシュクラフト向けのナイフには、フルタングナイフがおすすめです。



ブッシュクラフトに慣れてきたら、プーッコなど伝統的なナイフを使ってみることも楽しいですよ。
下の記事では、ブッシュクラフトに最強のフルタングナイフを特集しています。フルタングナイフの基礎知識やナイフの研ぎ方まで、完全解説しています。
手斧(ハチェット)


ブッシュクラフトをする上で、手斧(ハチェット)は利便性の高くパワーのある刃物です。手斧は薪割りをはじめフェザースティックやポール、リフレクター、ペグなどをクラフトできます。
ブッシュクラフトやソロキャンプでは、大きな薪や広葉樹の太く硬い薪を刃物で割ることがあります。
しかし、先述したナイフで大きく硬い薪をバトニングすると、刃がチップ(欠け)したり折れたりすることがあります。
このように、大きく硬い薪を割る場合は、手斧(ハチェット)がおすすめです。
手斧は耐久性や耐衝撃性に優れるため、薪割に最適な仕様となります。
また、手斧(ハチェット)はパワーの必要なブッシュクラフトだけではなく、ポールやリフレクター、ランタンポール、ポッドクレーン、ペグ、フェザースティック、チョッピングなど、繊細なクラフトもできます。



手斧は、ナイフやノコギリとセットで使うことがおすすめです。ブッシュクラフトの利便性が向上し、作れる物の幅が広がります。


手斧はフェリングアックスやスプリッティングアックスとよばれる大きい斧と比較すると、コンパクトな仕様で軽量性や操作性、携行性、収納性に優れます。
フェリングアックスやスプリッティングアックスは、大きくて重量があります。
そのため、扱うときには腕力や体力、技術が必要で、初心者には扱いが難しいデメリットがあります。



手斧は、コンパクトで軽量な斧です。操作性や快適性に優れるので、初心者にもおすすめです。


手斧(ハチェット)を選ぶときには種類や大きさ、重量、グリップの素材、デザインなどいくつかのポイントがあります。
手斧とよばれる斧には、基準となるサイズや重量があります。
サイズや重量は操作性や快適性、携行性に深く関わるポイントです。
下の記事では、ブッシュクラフトにおすすめの最強の手斧を特集しています。手斧の選び方や、おすすめのポイントなど有益な情報が盛りだくさん。
鉈(ナタ)


鉈は日本発祥の刃物で、昔から林業や狩猟など山林で働く人々に使われてきました。ブッシュクラフトやソロキャンプでは薪割りや枝払い、枝打ち、木を削るクラフトをします。また調理で使えるなど、利便性の高いキャンプ道具となる。
ブッシュクラフトでは厚みのある薪や広葉樹の硬い薪は、ナイフでバトニングするには手間が掛かります。
このようなときに、耐久性のある鉈(ナタ)であれば簡単に割ることができます。
またブッシュクラフトキャンプや野営では、薪を拾い集めに行くことが必要になります。
鉈は林や森の茂みのなかを、枝払いしながら軽快に進むことができるため、時間や利便性を向上できます。



鉈は斧より重量が軽いため、深い林のなかでもフットワーク良く進むことができるので、ブッシュクラフト向きの刃物といえる。



鉈は昔から林業や狩猟で使われていただけあり、機能性や携行性、収納性、耐久性を考えられた刃物となっています。


ブッシュクラフト向けの鉈を選ぶときには種類や形状、サイズ、重量など、選ぶポイントがあります。
また鉈には剣鉈と腰鉈といわれる種類があり、キャンプスタイルや目的に合わせて選ぶ必要があります。
下の記事では、ブッシュクラフトやソロキャンプむけの鉈を特集しています。鉈についてわかりやすい知識や、選ぶときのポイントを解説しています。
ノコギリ


ブッシュクラフトや焚き火をするときは、木や薪を集めることから始めます。ただし、山や森のなかで使う用途にあった木を見つけることは難しい。そんなときに便利なキャンプギアがノコギリです。
本格的なブッシュクラフトキャンプや野営をするときは、キャンプ場やホームセンターで売っている薪は使用せず、自然のなかにあるものを使うことがあります。
山や森、林のなかに行くとわかりますが、木や薪を集めるときに目的や用途にあったサイズの木は、そうそうに落ちていません。



木や薪を拾い集めるときに、用途にあったサイズを見つけることは難しい。自然はそんなに甘くはありません。


自然のなかで最適な薪を作るのに便利なキャンプギアが、鋸(のこぎり)です。
ノコギリは倒木や枯れた木から、用途にあった適切なサイズに切断することができます。
またブッシュクラフトをするときにリフレクターやポール、テーブルなど、手斧や鉈、ナイフでクラフトする前段階のサイズへ準備できます。



筆者はブッシュクラフトに、ノコギリは必須と考えています。必ずと言っていいほど持っていきます。


ブッシュクラフト向けのノコギリを選ぶときには、軽量でコンパクトなものを選びましょう。
また刃の長さやピッチは機能性や快適性、携行性に関わる重要なポイントとなります。
下の記事では、ブッシュクラフトに必要なノコギリについて、初心者向けにわかりやすく解説しています。また選ぶときのポイントや最強のノコギリを紹介しています。
テント


焚き火はブッシュクラフトの楽しみであり、醍醐味といっても間違いありません。しかし、焚き火の火の粉や熱によって、テントに穴があいたりダメージを受けたりすることがあります。
一般的なソロテントに使われるナイロンやポリエステルなどの素材は、軽量で携行性、収納性、耐水性に優れるメリットがあります。
しかし、ナイロンやポリエステル素材は熱に弱く、焚き火の火の粉で簡単に穴があいてしまいます。
また焚き火のちかくで使用すると、熱によってダメージを受けることがあります。



筆者も新品のテントに焚き火の火の粉で、穴をあけてしまったことがあります。


そこで、ブッシュクラフト向けにおすすめなのが、コットンやポリコットンTCを素材としたソロテントです。
コットンやポリコットンTCは耐熱性や耐火性に強い素材なので、焚き火の近くでも安心です。
また、ポリコットンTCを使ったテントはパップテントやワンポールテント、軍幕など、焚き火にぴったりの形状をしていることもメリットにあります。



ポリコットンTCやコットン素材のテントは、薪ストーブとも相性がいいです。まさに、ブッシュクラフト向きではないでしょうか。
下の記事では、焚き火におすすめのソロテントを特集しています。パップテントやワンポールテント、軍幕など、焚き火の火の粉や熱に強い素材のテントを厳選。
タープ


タープは日差しや紫外線から肌を保護したり、雨風を防いでくれたり、タープ泊やハンモック泊に活用できたりするなど、利便性の高いキャンプ道具です。
ブッシュクラフトでもタープの人気は高く、筆者も普段からタープを愛用するひとりです。
タープは簡易的なシェルターになったり、タープアレンジをすればオープンタープやフルクローズしたりするなど、年間を通して楽しめます。


タープは軽量でコンパクトに収納できるので、バックパックひとつでブッシュクラフトに行くことも可能です。
そのため、タープはブッシュクラフトをはじめソロキャンプ、ツーリング、ULキャンプ、釣り、トレッキングなど、さまざまなキャンプスタイルで楽しめます。



タープは豊富な張り方やアレンジすることで、無数のキャンプスタイルを楽しめます。


さらに、タープのメリットには、ロープワークが上達することがあげられます。
タープはさまざな張り方のあるバリエーションに挑戦したり、木やペグなどに吊るしたりするため、ロープワークが必要となります。



タープを使うことで、自然とロープワークの技術を向上できるメリットもあります。


ソロキャンプ用のタープにはヘキサやスクエア、ウィング、ペンタ、カーサイドなどいくつかの形状があります。
また、タープに使われる素材によって耐久性や耐熱性、耐水性、耐水圧、携行性、収納性など、性能面に違いがあります。
とくに、ブッシュクラフト向けのタープを選ぶときにはキャンプスタイルや焚き火との相性である素材、移動手段が大切となります。
下の記事ではブッシュクラフトに最適なタープについて、わかりやすく解説しています。また最新のブッシュクラフト用のタープを紹介しています。
ハンモック


ハンモックは軽量でコンパクトな仕様なので、森や林などブッシュクラフトをする環境に適したキャンプ道具です。
一般的にハンモックには、自立式と吊り下げ式ハンモックとよばれる種類があります。
ただし、ブッシュクラフトで使用するハンモックは、軽量でコンパクトな吊り下げ式となります。
吊り下げ式のハンモックはコンパクトサイズに収納できるので、バックパックスタイルでキャンプに行くことも可能です。



吊り下げ式ハンモックはコンパクトで軽量なので、ULキャンプでも高い人気があります。


吊り下げ式ハンモックは地面が濡れていたり凹凸があったり、大きな石があったりしても、コンディションの心配がないことも魅力のひとつ。
またハンモックを設営するときにはロープワークが必要となるため、ハンモック泊をすることでロープワークの技術が向上できるメリットがあります。



ハンモックは、野営や焚き火との相性抜群です。夏は涼しく寝ることができるので、筆者も大好きなキャンプスタイルです。
下の記事では、ブッシュクラフトにおすすめの吊り下げ式ハンモックを特集しています。夜は満点の星空を眺めながら、ハンモック泊を楽しめる。
寝袋・シュラフ


寝袋(シュラフ)はソロキャンプやブッシュクラフトでの、睡眠の質に関わるほど重要なキャンプギア。快適なブッシュクラフトキャンプを過ごすことは、寝袋次第といえるだろう。
一般的に寝袋の種類には、マミー型と封筒型といわれる2種類があります。
また、寝袋・シュラフには夏用や冬用、3シーズン用など、季節や気温にあわせた展開があります。
そのため、年間を通してキャンプやブッシュクラフトをするのであれば、シーズンと気温にあわせていくつか準備する必要があります。



筆者も気づいたら寝袋を、6・7個も所有していました。それぞれ性能が違うので、使い分けています。


寝袋やシュラフを選ぶときは形状や素材、使用温度、サイズなど、いくつかのポイントが大切です。
また、キャンプスタイルや移動手段に合わせて選ぶことも大事となってきます。



寝袋の形状や素材によって快適使用温度と限界使用温度といわれる”使用するときの温度の目安”が変わります。


筆者はソロキャンプやアウトドアのなかで、1番こだわるキャンプギアが寝袋です。
夏や気温の高い季節は寝袋を使わなければ体温調節ができますが、冬や春先など気温の低い季節はそうはいきません。
気温や季節にあわない寝袋を使ったときほど、後悔や辛いことはありません。
ソロキャンプやブッシュクラフトをいかに楽しく過ごすかは、寝袋次第といえます。



寝袋は知識が必要で、奥の深いキャンプギア。だからこそ、こだわって選ぶ価値があります。
下の記事では、ブッシュクラフトに必要な寝袋・シュラフについてわかりやすく解説しています。また季節ごとにおすすめの最強の寝袋を紹介している。
キャンプマット


ブッシュクラフトではテントやタープ、ハンモック、シェルターなど、どんなキャンプスタイルであってもキャンプマットは必要です。
キャンプやアウトドアで寝るときの睡眠の質に、最も関わるキャンプギアがキャンプマットです。
ブッシュクラフトキャンプは、大自然の中で寝なければなりません。
自宅の暖かいベッドや布団とは異なり、地面の凹凸や冷気、熱気などを体に受けながら寝ることになります。



先述した寝袋も睡眠に大事なキャンプギアですが、個人的にはキャンプマットの方が、睡眠に関わる重要なアイテムだと思っています。


ソロキャンプやブッシュクラフトで使用するキャンプマットにはインフレーターマットやエアーマット、クローズドセルマットとよばれる種類があります。
キャンプマットの種類によって機能性や快適性、断熱性、携行性、収納性、設営方法など、さまざまな違いがあります。
そのため、キャンプマットを選ぶときには先述した性能や設営方法に対して、キャンプスタイルや移動手段、外気温にあわせて選ぶことが大切です。



キャンプマットは寝袋とあわせて適切なものを選べると、さらに快適性や機能性が向上します。
下の記事では、ソロキャンプ向けのキャンプマットを特集しています。さらに最強の寝心地のいい、キャンプマットを紹介しているので、ぜひチェックしてほしい。
ランタン


ブッシュクラフトやソロキャンプはサバイバルではありませんので、ランタンは必須のキャンプギアです。
ブッシュクラフトやソロキャンプでは調理をしたり、炊事場やトイレにいくとき、テントの中など、多くのキャンプシーンでランタンを使います。
ブッシュクラフトで使用するランタンにはLEDやガス、灯油、ガソリンを燃料としたランタンがあります。
ただし、ブッシュクラフトはできるだけ荷物量を少なくすることが大切なため、できるだけ軽量でコンパクトなランタンがおすすめです。



ブッシュクラフトでは、ファミリーキャンプで使用するような大型で光量のあるランタンではなく、小型のランタンがおすすめです。
下の記事では、ブッシュクラフトにおすすめのランタンを解説しています。さらに燃料別にランタンを探したいかた向けに、ゼロイチキャンプでは燃料別にランタンを特集しています。
バックパック・ザック・リュック


バックパックはソロキャンプやブッシュクラフトの道具をまとめることができたり、快適に運べたりできる利便性の高いキャンプギア。とくにブッシュクラフトでは、機能的であるミリタリーバッグがおすすめとなる。
ブッシュクラフトにおいてバックパック・リュックサックはとても便利なキャンプギアです。
テントやバーナー、クッカー、ランタン、寝袋、衣類、食料品など、さまざまなアイテムをひとつにまとめることができます。
バックパックにキャンプギアや食料などをひとつにまとめることで、携行性や収納性、快適性など利便性を飛躍的に向上しますしますか。



バックパックがあれば徒歩や電車、バスを利用してソロキャンプに行くこともできます。


ブッシュクラフト用のバックパックを選ぶときには、ミリタリーバッグがおすすめです。
ミリタリーバッグは機能性や耐久性、収納性、利便性に優れています。
ミリタリーバッグのなかにはMOLLEシステムとよばれる”ウェビング”が搭載されているため、アクセサリーを自由にカスタマイズできるメリットもあります。
下の記事では、ブッシュクラフトやソロキャンプ向けのバックパックを特集しています。バックパックの選びかたから、おすすめのミリタリーバッグまで完全網羅となります。
焚き火台(ソロキャンプ向け)


一般的なキャンプ場では直火とよばれる、地面に”直接焚き火”をすることが、原則禁止となっています。そのためキャンプ場で焚き火をするときは、焚き火台はマストアイテムになります。
直火が禁止になっている理由には、地面や芝生にダメージを与えないことが目的にあります。
また一部のマナーの悪いキャンパーが直火でゴミを燃やして、放置したままにするなど問題となっています。
そのためキャンプ場で焚き火を楽しむためには、焚き火台や焚き火シートを使う必要があります。



たびたび、キャンプやバーベキューのゴミ問題がニュースにあげられています。現場の人たちは本当に困っています。



当たり前ですがソロキャンプやアウトドアでは、焚き火とゴミの処理をすることはマナーとなります。


ソロキャンプ用の焚き火台を選ぶときには大きさや素材、携行性、収納性、調理に適しているなど、いくつかのポイントがあります。
とくにソロキャンプでは、できるだけコンパクトで軽量な道具が必要となるので、ファミリーキャンプで使うような大きな焚き火台は必要ありません。
下の記事では、ソロキャンプやブッシュクラフトを楽しむために必要な、ソロキャンプ向きの焚き火台を特集しています。
耐熱グローブ


ブッシュクラフトでナイフや手斧、鉈、ノコギリなど刃物を扱ったり焚き火をしたりするときには、耐熱グローブがおすすめです。耐熱グローブは、火傷や刃物によるケガを軽減できます。
ブッシュクラフトではナイフや手斧、鉈、ノコギリをつかってクラフトしたり、焚き火で本格的なアウトドア調理したりすることがあります。
そのため、焚き火による火傷や刃物によるケガをすることがあります。
しかし、耐熱グローブをすることで、ケガを未然に防いだり、軽減したりすることができます。



耐熱グローブをする場合としない場合では、火傷やケガをする確率が変わります。もちろん耐熱グローブをした方が安全です。


耐熱グローブはケガを軽減できる以外にも、調理のときに耐熱性を生かしクッカーやスキレット、ダッチオーブンなどの調理器具を直接持つことが可能です。
また冬や気温の低い日には、耐熱グローブがあれば寒を軽減し、手を温めることもできます。
まさに耐熱グローブは、ブッシュクラフトやソロキャンプに必需品といえるのではないでしょうか。。
下の記事では、ソロキャンプやブッシュクラフトの必需品である耐熱グローブについて、わかりやすく解説しています。また、最新の耐熱グローブを厳選して紹介しています。
火起こし道具とは。ファイヤースターターに火吹き棒、火消し袋、薪ハサミなど。
調理器具、カトラリー


ブッシュクラフトで調理や食事をするときにはクッカーやケトル、スキレット、飯盒、ダッチオーブン、カッティングボードなど調理器具やカトラリーが必要となります。
ブッシュクラフトに必要な調理器具やカトラリーを選ぶときには、調理の目的やキャンプスタイル、移動手段に合わせた道具を選ぶことが大切になります。
また調理器具やカトラリーを選ぶときには、できるだけ軽量でコンパクトなものを選びましょう。
車で移動するのであれば重量や大きさは問題になりませんが、ソロキャンプでは徒歩や電車など公共交通機関を利用したり、自転車やバイクで移動する方もいます。



ブッシュクラフトでは、できるだけ軽量でコンパクトな道具を揃えることが基本。足りないものは、自然のものを使って代用しましょう。
ブッシュクラフトに便利な調理器具とは。
- まな板、カッティングボード
- クッカー、ケトル
- 飯盒、ライスクッカー、メスティン
- カトラリー(スプーン、ナイフ、フォーク、箸)
- スキレット
- ダッチオーブン
- シェラカップ
下の記事では、ブッシュクラフトでの調理や食事を楽しむために必要な調理器具・カトラリーについて、わかりやすく解説しています。
クーラーボックス


ソロキャンプやブッシュクラフトをするときに、食材や飲み物を運んだり、腐らないようにするためにクーラーボックスは必需品です。
一般的にブッシュクラフトで使用するクーラーボックスには「ハードクーラー」と「ソフトクーラー」の2種類があります。
またクーラーボックスを選ぶときはキャンプスタイルや移動手段、容量、保冷力、耐久性、携行性など、ブッシュクラフトの目的にあわせて選択することが大切です。



クーラーボックスはキャンプ道具のなかでも、大きくて重量があります。ブッシュクラフトでは、できるだけ軽量でコンパクトなものがおすすめ。



ただしクーラーボックスを選ぶときには、ソロキャンプを行う宿泊日数によってサイズを選ぶ必要がある。
下の記事では、ブッシュクラフトにおすすめのハードクーラーとソフトクーラーを特集しています。。
ウォーターバッグ


ブッシュクラフトの三種の神器といえばナイフや火起こし道具、水筒があります。水筒のなかでもウォーターバッグは軽量でコンパクト、さらに機能性が充実しているのでおすすめです。
一般的にアウトドアで水を保管する道具には水筒やウォーターバッグ、ウォータータンク、ウォータージャグなどがあります。
上記のなかでもブッシュクラフトで使うのであれば、軽量でコンパクトな水筒かウォーターバッグがおすすめです。
ウォーターバッグはやわらかい素材を使用しているので、折りたたんで持ち運びができます。



ブッシュクラフトには水筒とウォーターバッグは、両方とも用意した方が利便性が高い。


本格的なブッシュクラフトや野営キャンプでは川や沢、湖の水を確保します。
ただし、自然にある水にはバクテリアや細菌などが混ざっていることがあります。
バクテリアや細菌を除去するためには煮沸したり、浄水器を使ったりして飲料水にします。
ウォーターバッグの機能的なところが、携帯浄水器を取付けることが可能なことです。



上の写真のように、ウォーターバッグに携帯浄水器を付けるだけで、川や沢の水をそのまま飲むことができます。
下の記事では、ブッシュクラフトにおすすめのウォーターバッグを特集しています。
【まとめ】ブッシュクラフトの基本道具&装備一式をプロが解説。


今回のゼロイチキャンプは、ブッシュクラフトの基本道具&装備一式を解説しました。
ブッシュクラフトの基本道具は、できるだけコンパクトで機能的なものがおすすめです。
また、自分のテクニックや移動手段、目的に合わさた選択が大切です。
ブッシュクラフトの基本道具を揃えるときは、バックパックにすべて収納できることがベストです。
足りないものは、自然のなかで見つけたり代用したりして工夫をすることが、ブッシュクラフトです。



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筆者自らGoProをつかって、ソロキャンプのリアルな映像を撮影しています。ぜひYouTubeも楽しんでください。
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