日本ブッシュクラフト協会(JBA) 認定ブッシュクラフターの ゼロイチキャンプです。この記事は、認定資格を持つ筆者が監修し、執筆まで行っています。
ソロキャンプでは焚き火で本格的なアウトドア調理をしたり、コーヒーやお酒を嗜んだりすることも魅力のひとつ。目的に合った調理器具があると、快適な食事の時間を過ごすことができます。
ソロキャンプで食事を作るための調理器具が不十分だと、満足な食事を作ることができず、楽しいはずのキャンプライフが台無しになることもあります。
そのためソロキャンプでは、基本となるいくつかの調理器具を揃える必要があります。
ソロキャンプで食事を楽しむためには、まずは基本となる調理器具を準備することが大切です。
今回のゼロイチキャンプでは、ソロキャンプに必要な調理器具についてわかりやすく解説します。
また2024年最新のソロキャンプにおすすめの調理器具を紹介します。
この記事を最後まで読んでいただければ、ソロキャンプで失敗しないための、調理道具を選ぶことができます。
ぜひ、最後までお付き合いください。
この記事を読んでわかること、解決する悩み。
- ソロキャンプに必要な基本の調理器具をわかりやすく解説。
- ソロキャンプで失敗しない調理道具を選ぶことができるようになる。
- アウトドア料理の幅が広がる、便利な調理道具を知ることができる。
- 調理道具について、役に立つ知識をくわしく知りたい。
下の記事では、JBA認定ブッシュクラフターである筆者が監修する『今から始めるブッシュクラフト』を解説しています。
はじめてのソロキャンプに用意したい調理器具とは、基本の道具をそろえよう。
ソロキャンプに必要な調理器具は、ファミリーキャンプで使うような大きいものではなく、できるかぎり軽量でコンパクトなものがおすすめ。またソロキャンプでの料理は、調理器具や道具の選択次第で大きく変わります。
ソロキャンプでの調理は自宅と違い、電化製品や調理器具が限られています。とくにソロキャンプでは1人で調理を行うため、基本の調理器具をしっかり揃えておくことが大切です。
またソロキャンプでは徒歩や電車、自転車やバイクなどを利用して、キャンプ場へ向かうキャンパーもいます。
そのためソロキャンプに必要な調理器具を選ぶときは、携行性や収納性に優れたものを選ぶことも大事になります。
バックパックやバイクのサイドポケットなど、荷物量に制限があるソロキャンパーもいます。
基本的な調理器具をしっかり揃えておくことで、おいしい料理を手軽に作ることができ、ソロキャンプをより充実させることができます。
ソロキャンプに必要な基本の調理器具とは。
- ナイフ、包丁
- まな板、カッティングボード
- クッカー
- ケトル
- 飯盒、ライスクッカー
- カトラリー
アウトドアナイフ
ソロキャンプを楽しむ上で欠かせないのがナイフです。ナイフがあれば調理をしたり、ロープを切ったり、バトニングやフェザースティックなど、ブッシュクラフトを楽しむこともできます。
アウトドア用のナイフは、コンパクトで軽量なため、携行性と収納性に優れた特徴があります。
また調理以外にもロープを切ったり、ブッシュクラフトなど、アウトドアをより快適に過ごすための機能性があります。
アウトドア用のナイフは、折りたたみ式や安全のためにロック機能が付いていたりします。
またハサミやドライバー、栓抜きなど多機能を持つ、マルチツールナイフがあります。
アウトドアナイフは調理はもちろんですが、ブッシュクラフトをしたり、マルチツールが付属していたり、とても利便性の高いキャンプギアです。
アウトドアナイフの種類とは。
- シースナイフ
- フォールディングナイフ
- マルチツールナイフ
アウトドアナイフを適当に選んだり、見た目の良さで判断してしまうと、結果的にソロキャンプの用途に合わないナイフを選ぶことになります。
間違ったナイフ選びをすると、ブッシュクラフトを目的にしていたのに、ナイフの刃がチップ(刃が欠ける)したり、、刃が折れたりすることになる。
また、調理を目的にナイフを購入したが、肉や魚、野菜が切れにくいなど、用途にあわないこともある。
下の記事では、アウトドアナイフの基礎知識をはじめ、失敗しない選び方であったりソロキャンプにおすすめのナイフを紹介してます。
まな板、カッティングボード
ソロキャンプの調理をするときに、まな板やカッティングボードは必需品になります。まな板やカッティングボードがないと、食材をカットするときに安定感がなく、調理しづらかったり、食材を落としたり、指を切る危険などもあります。
まな板やカッティングボードを適当に選んでしまうと、調理がしづらかったり、携行性&収納性が悪かったり、衛生面が気になるなど、キャンプスタイルや目的に合わないことになってしまいます。
そこで、ソロキャンプで失敗しない、まな板とカッティングボードを選ぶためにおすすめのポイントを紹介。
このポイントを押さえるだけで、簡単に自分のキャンプスタイルにあった製品を選ぶことができます。
キャンプスタイルや目的に合わない、まな板やカッティングボードを選んでしまうと、最悪の場合、買いなおすことになります。
ソロキャンプ用のまな板やカッティングボードを選ぶときのポイントとは。
- まな板とカッティングボードの違いとは。
- カッティングボードを素材で選ぶ。
- 携行性&収納性で選ぶとは。ソロキャンプでは、移動手段がさまざま。
下の記事では、アウトドア調理をするときに必須であるソロキャンプ向けの”まな板”や”カッティングボード”を特集しています。
クッカー
クッカーとは、別名『コッヘル』ともよばれている、小型の調理器具のことをいいます。クッカーは英語表記で、コッヘルはドイツ語が由来とされていますが、ほぼ同じ意味になります。
ソロキャンプやツーリング、登山などアウトドアでは、クッカーは必需品になります。
クッカーがあれば、シングルバーナーや焚き火を使って、簡単にお湯を沸かしたり、調理をすることができます。
ソロキャンプで使用するクッカーは、とても軽量でコンパクトであり、スタッキングができたりと機能性はもとより、携行性や収納性まで考えられた仕様になっています。
クッカーには軽量でコンパクトなものから、フタがフライパンやお皿のように使用できるものまで、種類がサイズが豊富にあります。
ソロキャンプ用のクッカーを選ぶときには、素材や形状、耐久性、携行性をキャンプスタイルに合わせることが大切です。
クッカーを購入するときに素材や形状、耐久性、携行性などを考えずに選んでしまうと、調理の目的に合わなかったり、持ち運びや収納が悪く、キャンプスタイルに合わないことに繫がります。
ソロキャンプ用のクッカーを選ぶときの、おすすめポイント。
- クッカーの素材とは。アルミ、ステンレス、チタンの特徴を知る。
- クッカーの形状とは。基本は丸型だけど、四角型もある。
- 携行性と収納性でクッカーを選ぶ。
下の記事では、ソロキャンプ向けの最強クッカーを特集しています。軽量でコンパクトなクッカーは、まさにソロキャンプにおすすめ。
カトラリー
ソロキャンプで使用するカトラリーとは、スプーンやフォーク、ナイフ、箸など食事のときに便利なキャンプギアのことをいいます。
ソロキャンプのカトラリーは、できるだけ軽量でコンパクトなものが必要で、一体型や折りたたみ型、セットになっているものまで、幅広くあります。
また、カトラリーに使われる素材もステンレスやアルミ、チタン、木製など、キャンプスタイルや移動手段に合わせて選択することが必要です。
カトラリーに使われている素材によって、耐久性や携行性、快適性、サビの有無など特徴に違いがあります。
そのため、これからソロキャンプをはじめるかたは、どのカトラリーを選べば良いか悩みますよね。
アウトドア用カトラリーの素材とは。
- アルミニウム
- ステンレス
- チタン
- 木製・竹製
- 樹脂製・シリコン製
下の記事では、ソロキャンプ向けのナイフやスプーン、フォーク、箸など、カトラリーを特集しています。
ケトル
ソロキャンプでコーヒーやカップ麺、お酒のお湯割りを簡単に楽しみたいですよね。そんなときに、便利な道具が『ケトル』です。
ソロキャンプに最適なケトルを選ぶときには、いくつかのポイントを押さえることで失敗しないケトルを選ぶことができます。そこで重要になってくるのが、ケトルの形状や素材、容量になります。
ケトルの形状や素材、容量を気にせずに適当に選んでしまうと、キャンプスタイルに合わなかったり、容量が大きいために携行性や収納性が悪かったりなど、目的に合わないケトルを選ぶことになります。
ケトルは英語で”やかん”と訳されるため、アウトドアでは、ケトルとやかんは、ほぼ同じ意味になります。
ソロキャンプに必要なケトルを選ぶときには、たった3つのポイントを押さえることで、失敗しないケトルを選ぶことができます。
ソロキャンプ用のケトルを選ぶときに大切なポイント。
- ケトルに使われる素材は、選ぶときの重要ポイント。
- ケトルの形状によって、ソロキャンプでの目的を考える。
- ソロキャンプ向きのケトルの容量とは。
下の記事では、直火におすすめの最強ケトルを特集しています。軽量でコンパクトなケトルは、まさにソロキャンプ向き。
飯盒(はんごう)、メスティン
飯盒(はんごう)とは、キャンプや登山の野外で調理に使用する、携帯用炊飯器・食器をいいます。
一般的に飯盒(はんごう)といえば、そら豆の形をした兵式飯盒が有名ですが、その他にも丸型や角型の飯盒があり、それぞれに特徴があります。
ソロキャンプ用の飯盒(はんごう)を選ぶときには、素材や形状、携行性をキャンプスタイルに合わせることが大切です。
飯盒を購入するときに素材や形状、携行性などを考えずに選んでしまうと、調理の目的に合わなかったり、持ち運びや収納が悪く、キャンプスタイルに合わないことに繫がります。
飯盒の形状を選ぶときには、炊飯や調理の目的、移動手段など携行性に合わせて選択することが大切です。
飯盒の形状とは。
- 兵式飯盒
- 丸型飯盒
- 角型飯盒
下の記事では、ソロキャンプにおすすめの飯盒やライスクッカー、人気のメスティンを特集しています。
アウトドア料理の幅が広がる。あると便利な調理道具を紹介。
これから紹介するダッチオーブンとスキレット、シェラカップは、本格的なアウトドア料理やソロキャンプにおける、料理の幅を大きく広げる便利なキャンプ道具です。
ダッチオーブンやスキレットは、肉や魚、野菜などの旨味を凝縮した本格的なアウトドア料理を作ったり、お米を炊いたり、パンやピザを焼くこともできます。
シェラカップは万能性に優れたキャンプ道具で、コップや食器、クッカーとして使うことができます。
また、焚き火による直火も可能なので、ソロキャンプにぴったりのキャンプ道具です。
アウトドア料理の幅を広げる道具ばかり。ソロキャンプの目的にあった道具を選ぶことが大切です。
ダッチオーブン
一般的にダッチオーブンとは、厚い鋳鉄製の鍋と密閉することができる蓋で構成された調理器具のことをいい、焼く、蒸す、煮込む、揚げる、燻すなど、万能な調理をすることができます。
ダッチオーブンで作った料理は、とても美味しいことも人気のひとつにあります。
金属製の分厚い鍋とフタで密閉し、フタの上に炭を置くことで上下から熱を加えることができるため、旨味をギュッと凝縮できます。
また、ダッチオーブンは蓄熱性に優れているので、熱を食材の芯まで加熱することができます。
そのため、肉料理や硬い野菜でも、安定した熱を通すことで、柔らかく旨味を閉じ込めた調理をすることができます。
ダッチオーブンは、フライパンやクッカーとは違った本格的なアウトドア調理をすることができます。
ダッチオーブンは、焚き火との相性抜群。ブッシュクラフトで火を起こして調理をするなど、焚き火と調理を両方で楽しめる。
さらに、ダッチオーブンは家庭用のガスコンロやIHに対応したものまであるため、ご家庭で手軽にアウトドア調理を楽しめるメリットがあります。
シーズニングのいらない素材や中性洗剤で洗うことができるダッチオーブンなど、インドア向けの製品も豊富にあるため、初心者やアウトドア知識のないかたでも手軽に使うことができます。
下の記事では、ソロキャンプにおすすめのコンパクトなダッチオーブンを特集しています。シーズニング不要のダッチオーブンなど、初心者にもおすすめとなる。
スキレット
一般的にスキレットとは、鋳鉄製の厚いフライパンのことをいいます。焼いたり、炒めたり、蒸す、煮る、揚げる、燻すなど、マルチ調理ができるため、インドアとアウトドアの両方で活躍します。
鋳鉄製のスキレットは調理の際、均一に熱を伝えることができたり、蓄熱性に優れているため、天候や気温に左右されにくい調理器具といえます。
スキレットを使った調理は低温でフタをして、じっくりと食材の旨味を閉じ込めることができたり、野菜の水分だけの栄養たっぷりな無水料理ができたり、ステーキを高温で表面だけ焼くこともできます。
スキレットには、さまざまな調理方法があり、また、食材を美味しくするための確かな性能があります。
ご家庭で使用する際にもIH調理器具やオーブンに対応したり、シーズニングとよばれる”油慣らし”のいらないスキレットもあり、インドアとアウトドアで幅広く楽しむことができます。
こんなにも魅力満載のスキレットですが、素材や大きさ、シーズニングの有無、家庭用に適しているなど、選ぶときに4つのポイントが必要になります。
ソロキャンプ用のスキレットを選ぶときの4つのポイント。
- スキレットに使われている素材で選ぶ。
- ソロキャンプに最適なスキレットの大きさとは。
- スキレットは深さを確認することも大事なポイント。
- 熱源でスキレットを選ぶことも大切。
下の記事では、ソロキャンプにおすすめのコンパクトなスキレットを特集しています。スキレットは焼いたり、煮たり、蒸したり、揚げたりするなど万能調理ができる。
シェラカップ
シェラカップとは素材に、ステンレスやチタン、アルミ、銅などが使われている、ハンドル付きカップのことをいいます。
シェラカップはとても利便性が高く、カップとしてはもちろんですが、調理器具として焼いたり、蒸したり、煮込んだり、揚げたり、炊飯したりなど、幅広い活用方法があります。
シェラカップで調理した後は、そのままお皿として使うことができるので、ホントに利便性が高いキャンプ道具となる。
また、カップの独特な形状を生かすことで同じサイズ同士をスタッキングできたり、サイズ違いのシェラカップを重ねて収納できるなど、携行性と収納性に優れていることも魅力にあります。
シェラカップは直火にかけることもできるので、ブッシュクラフトにもオススメ。まさに、最強のキャンプ道具。
シェラカップひとつで、カップやクッカー、お皿としてマルチに使うことができます。
ソロキャンプ用のシェラカップを選ぶときは素材や容量、サイズ、携行性、収納性を考えて、キャンプスタイルや移動手段に合わせることが大切です。
ソロキャンプでは、ファミリーキャンプのように大きいサイズや容量のシェラカップは必要ありません。できるかぎり軽量でコンパクトなものがおすすめ。
下の記事では、ソロキャンプにおすすめのシェラカップを特集しています。シェラカップは調理器具やお皿として使うなど、最強のキャンプギア。
ホットサンドメーカー
ホットサンドメーカーには「電気式」と「直火式」がある。
おもにキャンプで使用するのは、直火式になります。
なぜ、直火式のホットサンドメーカーがキャンプ向きかというと、バーナーやカセットコンロ、焚き火で調理することができるからです。
また、直火式のホットサンドメーカーは、携行性に優れており、コンパクトに収納ができ、お手入れが簡単なことも魅力です。
分離できるホットサンドメーカーは、お手入れが簡単にできる。
ホットサンドメーカーには、いくつかのサイズがありますので、キャンプスタイルや人数にあわせてサイズを選ぶことが大切になります。
ハーフサイズ
食パン1枚を折りたたんで、ホットサンドを作るサイズになります。
仕上がりの大きさは、食パン半分のサイズなので、食べやすいサイズに仕上がります。
シングルサイズ
シングルサイズは、ホットサンドメーカーの定番サイズで、各メーカーより豊富な種類が販売されている。
種類によっては中央に仕切りがついており、ハーフサイズが2枚できある便利なものや、フライパンとしても使える製品もあります。
シングルサイズは、食パン2枚に野菜やチーズを挟んでホットサンドを作ります。
ダブルサイズ
ダブルサイズのホットサンドメーカーは、シングルサイズの食パンを同時に2つ作れるサイズになります。
人数の多いキャンプやグループキャンプに便利で、プレートが大きいのでフライパンとして使うのにおすすめです。
まとめ
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筆者自らGoProをつかって、ソロキャンプのリアルな映像を撮影しています。ぜひYouTubeも楽しんでください。
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