日本ブッシュクラフト協会(JBA) 認定ブッシュクラフターの ゼロイチキャンプです。この記事は、認定資格を持つ筆者が監修し、執筆まで行っています。
今回のゼロイチキャンプは、クッカーにヒートエクスチェンジャーとよばれる”燃焼効率を爆上げ”する機能を備えた『DUG HEAT-I』を完全レビューします。
DUG HEAT-Iの凄まじい燃焼効率を計測するために、ほかにアルミやステンレス、チタンクッカーを準備し同条件での燃焼テストを行いました。
また、DUG HEAT-Iのスタッキング性能も解説しています。
OD缶やバーナーヘッド、カトラリーを収納できるかなど、知りたい方におすすめです。
燃焼効率を計測するために、手間と時間の掛かるテストを行いました。アルコールストーブでの燃焼時間も計測しています。
DUG HEAT-Iのように燃焼効率の高いクッカーをレビューする理由には、ソロキャンプでの調理時間を短縮できたり、燃料のコスパを向上できたりすることが理由にあります。
燃料の消費を抑えることで連泊が可能になったり、無駄に燃料を持っていく必要がなかったりするなど、携行性や収納性、快適性を向上できるなど、多くのメリットがあります。
DUG HEAT-Iの機能性や使い方まで、すべてが分かる記事となっています。
この記事を読んでわかること、役立つ情報とは。
- DUG HEAT-Iのスペックや使い方を解説。
- DUG HEAT-Iのメリット・デメリットを紹介。
- DUG HEAT-Iとアルミ、ステンレス、チタンクッカーとの燃焼効率テストを行っています。
- DUG HEAT-Iのスタッキングについて解説があります。
- ソロキャンプに、DUG HEAT-Iをおすすめする理由がわかる。
- 燃焼の消費を抑えて調理やパッキングしたい方におすすめの内容となります。
下の記事では、ソロキャンプの始め方や基本道具を解説しています。これからソロキャンプを始める方のバイブルとなっている。
DUGとは
DUG(ダグ)は登山やキャンプ、ツーリングなど、様々なシーンに合わせたアウトドア・クッキングツールを展開するアウトドアブランドです。
DUGの運営元はシングルバーナーやランタン、クッカーなどで有名なブランド「EPIgas」を取扱っているユニバーサルトレーディング株式会社(埼玉県川口市)になります。
DUGは実績や品質、保証など、信頼のおける日本の企業が運営しているので、安心して使うことができます。
DUGは、シングルバーナーで有名なEPIgasの運営元である、ユニバーサルトレーディング株式会社のアウトドアブランドです。
下の記事では、EPIgasのフラッグシップモデルであるシングルバーナーREVO-3700を完全レビューしています。こちらの記事は、EPIgas公式HPにも掲載されるほど信頼のある記事となっている。
【おすすめ】ソロキャンプ向けのクッカーについて解説。
クッカーとは、別名『コッヘル』ともよばれる、小型の調理器具のことをいいます。クッカーはソロキャンプの調理に必須のキャンプ道具である。
ソロキャンプ向けのクッカーはとても軽量でコンパクトな仕様となっており、携行性や収納性に優れます。
また、クッカーで調理をするときには焼いたり煮込んだり、蒸したり、揚げたり、炊飯したりするなど、マルチ調理ができます。
クッカーは機能的で利便性、携行性、収納性に優れることからソロキャンプをはじめツーリング、ブッシュクラフト、ULキャンプ、野営、登山、釣りなど、さまざまなキャンプスタイルで使われています。
クッカーはソロキャンプやアウトドアをするのであれば、必須のキャンプ道具です。
ソロキャンプ用のクッカーを選ぶときは素材や形状、携行性などを確認し、キャンプスタイルや移動手段に合わせて選択することが大切となる。
また、クッカーに使われる素材によって耐久性や熱伝導率、軽量性、耐食性など、多くの性能に違いがあります。
キャンプスタイルによっても、クッカー選びは変わってきます。とくにクッカーの形状は、キャンプスタイルに大事なポイント。
クッカーについての知識や、失敗しないクッカーを選ぶのであれば、まずは下のクッカー特集の記事をみてください。
こちらの記事では、ソロキャンプ向けの最強クッカーを特集しています。クッカーについて、すべてを網羅した内容となっています。
DUG HEAT-Iのスペック
DUG(ダグ)のHEAT-Iについて、スペックを紹介します。
DUGのHEAT-Iの使用サイズは、130H×120mmΦ(重量206)となります。
また容量は1000mlとなっており、お湯を沸かしたりパスタを茹でたりするなど、幅広い調理を楽しむことができる。
DUGのHEAT-Iでの調理にはCB缶やOD缶、アルコール、ガソリン、灯油などの燃料を使用するシングルバーナーやカセットコンロ、アルコールストーブがおすすめです。
DUGのHEAT-Iは高い燃焼効率誇るので、燃焼を使用するバーナーでの調理に最適です
HEAT-Iの素材には、軽量で熱伝導に優れるアルミニウムを採用しています。
さらにアルミの表面にハードアノダイズド加工を施しているので、耐久性や耐熱性を向上し、汚れやサビに強い仕様となります。
アルミ製クッカーで調理をしたときに、人によってはアルミ臭が苦手な方もいます。ハードアノダイズド加工は、アルミ臭を軽減できるメリットもある。
商品名 | DUG HEAT-I |
---|---|
サイズ | 130H×120mmΦ |
重量 | 206g |
容量 | 1000ml |
材質 | アルミニウム(ハードアノダイズド加工)、 取手:ステンレス(シリコンカバー) |
付属品 | 本体、メッシュケース |
下の記事では、DUGのHEAT-Iの調理に最適なシングルバーナーを特集しています。シングルバーナーは軽量でコンパクトのため、持ち運びに便利なギアです。
【おすすめ】DUG HEAT-I 使い心地を完全レビュー。メリット・デメリットとは。
筆者が実際にDUG HEAT-Iを使用し、機能性や燃焼効率テスト、メリット・デメリットを完全レビューしていきます。
DUG HEAT-Iの燃焼効率テストには、実際のソロキャンプでの使用を仮定してシングルバーナーをつかいます。
また、燃焼テストを行う前にDUG HEAT-Iのメリットである『ヒートエクスチェンジャー』について解説します。
ヒートエクスチェンジャーを知ることで、燃焼テストがより分かりやすくなります。
DUG HEAT-Iとアルミ、ステンレス、チタンクッカーをつかった燃焼テストは必見です。
DUG HEAT-Iのパッキングとスタッキング性能を、くわしく解説します。
手に持ったりバックパックに入れたり、携行性と収納性を完全チェック。
また、DUG HEAT-Iのデメリットは使う前に必ず見てほしい内容となっています。
ほかのブログでは語られていない、DUG HEAT-Iのメリット・デメリットを紹介します。
DUG HEAT-I を完全レビュー。
- 【比較レビュー】DUG HEAT-Iとステンレス、チタン、アルミクッカーの湯沸かしを計測。
- ヒートエクスチェンジャーを解説。
- アルコールストーブでの、DUG HEAT-Iの湯沸かし時間を計測する。
- 【パッキング】DUG HEAT-I 持ち運びと収納をチェック。
- DUG HEAT-Iのスタッキングを解説します。
- DUG HEAT-Iのメリット・デメリットを紹介。
【比較レビュー】DUG HEAT-Iとステンレス、チタン、アルミクッカーの湯沸かしを計測。
DUGのHEAT-Iとアルミ、ステンレス、チタンクッカーをつかった燃焼時間の計測を行います。
アルミやステンレス、チタンなど、クッカーに使われる素材によって燃焼効率や熱伝導率に違いがあります。
また、DUGのHEAT-Iの素材にはアルミが採用されていますが、さらにヒートエクスチェンジャーを搭載することで燃焼効率がどのくらい高くなるのか比較レビューします。
素材によって熱伝導率や燃焼効率に違いがあることは知っていますが、実際にテストしたことがないので、とても楽しみです。
アルコールストーブを使用した、DUGのHEAT-Iの燃焼時間を計測したいと思います。
前回のゼロイチキャンプでは、アルコールストーブの特集記事でしたので、DUGのHEAT-Iをつかった燃焼時間をテストします。
ULキャンプやツーリング、バックパックキャンプなど、荷物量を減らしたい方は、アルコールストーブを使う機会が多いです。
下の記事では、ソロキャンプにおすすめのアルコールストーブを特集しています。ゼロイチキャンプが厳選したアルコールストーブは必見です。
【解説】ヒートエクスチェンジャー搭載
一般的なクッカーとDUGのHEAT-Iの違いには『ヒートエクスチェンジャー』が搭載されていることがあげられます。
ヒートエクスチェンジャーとは、クッカーの底部にある蛇腹状に構成されているパーツになります。
ヒートエクスチェンジャーを搭載すると、バーナーの熱を受け止める面積が増えるので、熱効率が格段に向上します。
熱効率が向上することで調理時間を最速で終わらせることができ、燃料の消費を抑えられるのでコスパに良いメリットが生まれる。
直噴型ストーブを使用した場合に、最高の効果を発揮する。まさに、ソロキャンプに最適です。
DUGのHEAT-Iの底部は、リング状になっています。
底部をリング状にすることで表面積を大幅に増やし、熱を内部に効率的に供給することができます。
次の項で、HEAT-Iとステンレス、チタン、アルミクッカーと比較して、どのクッカーがいちばん早くお湯を沸かすことができるのか検証します。
底部のリング形状は、同じ底面積の平底クッカーよりも早くお湯を沸かせる機能となっています。
【DUG HEAT-I】シングルバーナーでの、湯沸かし時間を計測する。
DUG HEAT-Iのヒートエクスチェンジャーについて説明をしましたので、ここからは実際にアルミやステンレス、チタンクッカーと比較して湯沸かし時間を計測していきます。
本来であればクッカーに蓋をした状態で調理しますが、沸騰を目視できないので計測では蓋(ふた)をしない状態で行います。
この日の外気温は、約30℃です。
この湯沸かし時間の計測は、あくまでゼロイチキャンプ独自のものになります。沸騰時間は、目安として参考にしてください。
水の量はアウトドアでカップラーメンを作ると仮定し、300ccに設定しました。
シングルバーナーはSOTOのST310を使用し、燃焼を続けて火力を一定に保ちます。
DUG HEAT-Iの計測をはじめ、1分を経過したところヒートエクスチェンジャー全体に熱が伝導し『ジュゴゴゴゴーーー』という大きな音が鳴り始めます。
ヒートエクスチェンジャーが本気になったときの、轟音がものすごくカッコいい。
ヒートエクスチェンジャーの音が鳴り始めた後、すぐにお湯が沸騰しました。
DUG HEAT-Iの沸騰時間は、約1分20秒です。
気温差があるにしても、クッカーの蓋をせずに約1分20秒で沸騰するって、もはやジェットボイルでしょ。
【アルミクッカー】湯沸かし時間を計測する。
つぎに、アルミクッカーでの計測をはじめます。
アルミクッカーは、EVERNEW(エバニュー)のバックカントリーアルミポットを使用します。
クッカーに300ccの水を注ぎ、燃焼したままのシングルバーナーにのせます。
アルミクッカーでの沸騰時間は、約1分40秒です。
DUG HEAT-Iの素材もアルミが使われており、約20秒の沸騰に掛かる時間に違いがありました。
同じ条件で計測することで、燃焼効率の違いがわかりました。
さすが熱伝導率に優れるアルミニウムだけあり、早い沸騰時間でした。
下の記事では、EVERNEWのバックカントリーアルミポットを完全レビューしています。バックカントリーアルミポットは、ソロキャンプに最適な仕様となる。
【チタンクッカー】湯沸かし時間を計測する。
つぎに、チタンクッカーでの計測をはじめます。
チタンクッカーは、EVERNEW(エバニュー)のTi Mug pot 500を使用します。
クッカーに300ccの水を注ぎ、燃焼したままのシングルバーナーにのせます。
チタンクッカーでの沸騰時間は、約2分00秒です。
熱伝導率が悪いといわれているチタンですが、それでもアルミと比較して約20秒後に沸騰しました。
チタン製クッカーを使っている人なら分かると思いますが、ポコポコと気泡が出るのは早いのですが、チタンは完全沸騰するのに時間が掛かる。
下の記事では、ソロキャンプ向けのエバニューのクッカーを特集しています。
【ステンレスクッカー】湯沸かし時間を計測する。
つぎに、ステンレスクッカーでの計測をはじめます。
ステンレスクッカーは、キャプテンスタッグのキャンプ用やかん900mlを使用します。
クッカーに300ccの水を注ぎ、燃焼したままのシングルバーナーにのせます。
ステンレスクッカーでの沸騰時間は、約2分15秒です。
個人的にいちばん意外だったのが、ステンレスクッカーの沸騰時間でした。
熱伝導率で言えば、ステンレスよりもチタンの方が低いので沸騰時間が掛かるはずです。
クッカーの厚みや形状、気温などによって異なるので一概には言えませんが、今回の計測では沸騰時間がいちばん長い結果となりました。
【DUG HEAT-I】アルコールストーブでの、湯沸かし時間を計測する。
最後に番外編になりますが、アルコールストーブをつかってDUG HEAT-Iのお湯の沸騰時間を計測していきます。
アルコールストーブは、チタンマニアのアルストを使用します。
先ほどまでのクッカーと同じく、300ccの水をDUG HEAT-Iに注入します。
計測し始めて約3分30秒を経過したころ、ヒートエクスチェンジャーの熱が温まり燃焼音が聞こえ始めました。
アルコールストーブでの沸騰時間は、約4分50秒です。
一般的にアルコールストーブでは、500mlの水を沸かすのに5分~15分ほどかかります。
クッカーの蓋(ふた)を外した状態での計測で、約4分50秒の沸騰時間であれば早いです。
クッカーの蓋をした状態で、アルコールストーブの沸騰時間を計測したところ、約4分15秒でした。
【まとめ】クッカーの素材別での、沸騰時間と燃焼効率について。
沸騰するまでの時間 | |
DUG HEAT-I | 約1分20秒 |
アルミ製クッカー | 約1分40秒 |
チタン製クッカー | 約2分00秒 |
ステンレス製クッカー | 約2分15秒 |
アルコールストーブを使用したDUG HEAT-I | 約4分50秒(蓋なし)、約4分15秒(蓋あり) |
【パッキング】DUG HEAT-I 持ち運びと収納をチェック。
DUG(ダグ)のHEAT-Iの携行性や収納性をチェックします。さらに、OD缶やバーナーヘッド、カトラリーをクッカーにスタッキングしてみましょう。
ソロキャンプでは、できるかぎり軽量でコンパクトなキャンプギアを揃えることが大切です。
軽量でコンパクトなギアは携行性と収納性に優れ、パッキングや移動を快適に向上することができます。
ソロキャンプはファミリーキャンプで使用するような、大きくて重量のあるキャンプギアよりもコンパクトで軽量なギアがおすすめ。
上の写真は、DUGのHEAT-Iを手に持っています。
深型のクッカー形状で、ソロキャンプにちょうど良いサイズ感となっています。
DUGのHEAT-Iには、収納するときに便利なメッシュケースを付属しています。
専用のメッシュケースを付属しているので、蓋と本体がバラバラにならずに収納できます。
DUGのHEAT-Iは、筆者のミリタリーバッグ30Lにも難なくパッキングできます。
深型のクッカーはバックパック内で無駄なスペースを取らないこともメリットにあります。
下の記事では、ソロキャンプ向けのバックパックを特集しています。人気のミリタリーバッグからULバックパックまであります。
スタッキング
上の写真は、DUGのHEAT-Iのクッカー内に、110サイズのOD缶をスタッキングしています。
OD缶を入れても、クッカー内に十分な余裕があります。
110サイズのOD缶だけではクッカー内がスカスカなので、カトラリーやバーナーヘッドなどをスタッキングして、クッカー内でOD缶が動くのを留める必要があります。
クッカー内がスカスカだと、歩いたときにOD缶が動きクッカー内を傷つけてしまう。
上の写真は、DUGのHEAT-Iのクッカー内に、230サイズのOD缶をスタッキングしています。
OD缶はクッカー内にぴったりと収まっています。
ただし、クッカー内の上部にスペースがありますので、カトラリーやバーナーヘッドを収納し、無駄なくスペースを有効に使いましょう。
上の写真は、DUGのHEAT-Iのクッカー内に230サイズのOD缶とバーナーヘッド、カトラリーをスタッキングしています。
蓋(ふた)を締めることができ、専用のメッシュケースに収納できます。
スタッキングすることで、無駄なくキャンプギアを収納したり運んだりできます。
DUGのHEAT-Iは、スタッキング性も優れる。パッキングも無駄なくできるので、まさにソロキャンプにおすすめです。
下の記事では、ソロキャンプ向けのカトラリーを特集しています。人気のスプーンやフォーク、ナイフ、箸などをピックアップ。
【DUG HEAT-I 】メリット・デメリット
ここまで、DUGのHEAT-Iのスペックや燃料時間について完全レビューしてきました。最後に、DUGのHEAT-Iのメリット・デメリットを紹介します。
DUGのHEAT-Iを語る上で、外せないのがヒートエクスチェンジャーを搭載していることだろう。
先述したとおりDUGのHEAT-Iとアルミ、チタン、ステンレス、アルコールストーブでの沸騰までの時間を計測して分かる通り、ヒートエクスチェンジャーを搭載したDUGのHEAT-Iの燃焼時間は”最速”であった。
最速で調理ができるということは、燃料の消費を最小に抑えコスパを向上できるメリットがあります。
DUGのHEAT-Iは、300ccの水を約1分20秒で沸騰させる。正直、早すぎて笑うほどであった。
ヒートエクスチェンジャー全体に熱が伝導したときの燃焼音であったり、急速的な熱伝導率は圧巻である。
また、個人的に筆者がおすすめしたいのは、冬や低気温下での調理です。
低気温下では熱伝導率が下がるのでヒートエクスチェンジャーは重宝できる。
DUGのHEAT-Iは、ジェットボイルに匹敵する燃焼効率がある。夏場もいいが、おすすめは冬である。
DUGのHEAT-Iは、ソロキャンプに最適なサイズ感や容量もちょうど良い。
パスタを茹でたり、レトルトカレーを茹でたりするのにベストサイズである。
DUGのHEAT-Iのフタに付属する”つまみ”は自立します。
調理直後にフタを持つことができるので、利便性の高い仕様となっている。
DUGのHEAT-Iのメリットに、スタッキング性に優れることがあげられます。
深型のクッカーは、230サイズのOD缶とバーナーヘッド、カトラリーを同時にスタッキングできます。
デメリット
DUGのHEAT-Iのデメリットには、燃焼時に発生する一酸化炭素の量が増えることがあげられます。
DUGのHEAT-Iは燃焼効率を上げるために、底面積をリング形状に増やしたため、燃焼時に発生する一酸化炭素の量までも増えます。
そのため、DUGのHEAT-Iをテント内や屋内で使用すると、一酸化炭素中毒になることがあります。
必ず、調理するときは屋外で行いましょう。
筆者の感想として屋外で使用する分には、DUGのHEAT-Iのデメリットはまったくありません。
DUGのHEAT-Iのレビューに、アルミ臭がするなど書き込みがありますが、おそらく燃焼時の一酸化炭素の臭いではないかと推測します。
DUGのHEAT-Iはアルミの表面に、ハードアノダイズド加工を施しているので、アルミ臭を軽減しています。
メリット | デメリット |
---|---|
ヒートエクスチェンジャーが最強すぎる。 お湯を最速で沸かすことが可能。 スタッキング性が高い。 冬や低気温下の調理に便利。 | 一酸化炭素の量が多い。 |
DUGのHEAT-Iは、こんな人におすすめ。
DUGのHEAT-Iは、一般的なソロキャンプをはじめツーリング、ULキャンプ、バックパックキャンプ、ブッシュクラフト、野営、登山など、すべてのキャンプスタイルにおすすめです。
DUGのHEAT-Iは調理を最短・最速で行うことができるので、燃料消費のコスパを大幅に向上できます。
また、調理時間の短縮をすることができるのもメリットにあります。
とくに冬や低気温下の調理では燃料の消費が激しいので、燃料のコスパに優れることはたいへん嬉しいポイントである。
燃料の消費を抑えることができれば、連泊するソロキャンプに十分に使うことができます。
ぜひ、DUGのHEAT-Iをソロキャンプで楽しんでほしい。爆速での湯沸かしや、連泊での調理におすすめです。
【まとめ】DUGのHEAT-I 完全レビュー
今回のゼロイチキャンプは、ヒートエクスチェンジャーを搭載したクッカー『DUGのHEAT-I』をレビューしました。
DUGのHEAT-Iとアルミ、ステンレス、チタンクッカーの湯沸かし時間を計測したとおり、DUGのHEAT-Iは最速でお湯を沸かすことができます。
DUGのHEAT-Iは燃焼効率が高く、最速で調理ができるので、燃料の消費を抑えるメリットがあります。
連泊をしたり、荷物量を軽減したりするキャンプスタイルにおすすめです。
ぜひ、この記事を参考にDUGのHEAT-Iをソロキャンプや登山、ツーリング、釣りなど、アウトドアでお試しください。
ゼロイチキャンプでは、InstagramとYouTubeを配信しています。
インスタグラムではブログやYouTubeの最新情報を受けとることができたり、ブログやYouTubeの裏側を発信しています。
YouTubeでは筆者が挑戦するソロキャンプやブッシュクラフト、登山、釣りなど、本気のアウトドアを身近に感じることができる内容となっています。
筆者自らGoProをつかって、ソロキャンプのリアルな映像を撮影しています。ぜひYouTubeも楽しんでください。
InstagramとYouTubeもぜひ、応援してください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
YouTubeはこちら>>『ゼロイチキャンプTV』
Instagramはこちら>> @01camp_solo