ソロキャンプ用のキャンプ道具を購入するとき、悩むことのひとつに「テント選び」があげられる。
その理由には、ソロ用テントはキャンプスタイルや移動手段、目的によって、選び方が大きく異なるからである。
昨今のソロキャンプブームにより、ソロテントも豊富に登場している。
そのため、テントの形状や素材、快適性、携行性、設営&収納方法に至るまで、選ぶ基準はたくさんある。

ソロキャンプは一般的なスタイルからブッシュクラフト、ULキャンプ、ツーリングなど、幅広いキャンプスタイルがある。
さらに、キャンプスタイルによって移動手段が異なるため、テント選びはとても重要となるのだ。
筆者の長年の経験からすると、キャンプスタイルや目的に合ったソロテントを選ぶことができれば、ソロキャンプはとても楽しいものになる。
逆に、テント選びを失敗してしまうと目的に合わなかったり、快適に過ごしたりすることができない原因になる。

そこで、今回のゼロイチキャンプは『失敗しないソロキャンプ』を過ごすために、ソロテントについてキャンプインストラクターが、わかりやすく解説していく。
もし、ソロテントの選び方ではなく、おすすめのソロテントを探している方は、下の記事に筆者が厳選した中から選んだソロテントを特集していので、ぜひこちらをチェックしてみてはいかがだろうか。
ゼロイチキャンプソロキャンプ用のテント選びは、キャンプスタイルと移動手段、目的を考えてみることが大切だ。
この記事を読んでわかること、役立つ情報とは。
- ソロキャンプ用のテントについて、どこよりもわかりやすい解説がある。
- ソロキャンプ用のテントの種類・形状などを紹介する。
- 自分のスタイルにあったテントを選ぶことができる。
- テントを選ぶときのおすすめポイントを完全解説する。
ソロキャンプ×防災に役立つブログ「ゼロイチキャンプ」を運営。
ソロキャンプ歴10年以上の経験、専門的な資格保有をもとに、実体験に基づいたキャンプ道具の使い方やレビュー、アウトドア知識、防災キャンプに役立つ情報を自ら実践し、丁寧に解説している。
【資格】
- NCAJ キャンプインストラクター
- 日本ブッシュクラフト協会(JBA)認定ブッシュクラフター
- 防災士
【著書】
ソロキャンプは最強の防災訓練
(Amazon Kindle)
ソロキャンプ向けテントの種類を解説


ソロキャンプ向けのテントにはドームテントやワンポールテント、パップテント、ワンタッチテント、ビビィなど、さまざまな種類(形状)がある。
ソロキャンプ向けのテントはキャンプスタイルや移動手段、アウトドアの目的によって選ぶ基準が大きく異なる。
とくに、テントの種類(形状)によって快適性や居住性、機能性、携行性、重量、さらには設営や収納のしやすさなど、多くの違いがあるのだ。


上の写真は、筆者がソロテントを設営しているところである。
ソロキャンプは名前にあるとおり、1人でキャンプを行うスタイルで、移動からテントの設営・撤収、焚き火、調理、後片付けに至るまで、すべてのことをソロでやらなければならない。
そのため、ファミリーキャンプで使用するような大きくて重量のあるテントは、必要がないことがほとんどである。
できるかぎり、軽量でコンパクトなテントが重要なのだ。
軽量でコンパクトなソロテントは準備や移動、設営、撤収、後片付けなど、時短化したり簡単になったり多くのメリットがあります。


また、ソロキャンプでは徒歩や電車・バスなど公共交通機関を利用したり、自転車やバイクなど、ツーリングでキャンプ場へ向かったりする方もいる。
さらに、ブッシュクラフト、ULキャンプ、バックパックキャンプ、野営、釣行など、荷物量と重量に制限のあるキャンプスタイルがある。
このようなキャンプスタイルや移動手段の場合、荷物量や重要に制限があるため、軽量でコンパクトなソロテントの重要性が増すといえるだろう。



ソロテントの種類(形状)はキャンプスタイルを構築するほど、重要なポイントとなる。
ソロキャンプ向けのテントの種類を解説。
- ドーム型テント
- ワンポールテント
- パップテント
- Bivy(ビビィ)
- ワンタッチテント
ドーム型テント


ドーム型テントはアウトドアの王道的スタイルで、テントの基本といっても過言ではない。ドーム型テントの構造はとてもシンプルで、初心者にも簡単に設営や撤収ができる。
一般的にドーム型テントは2本のポールをフレームとし、テントのトップ部で交差させて立ち上げる仕組みとなっている。
後ほど詳しく解説するが、ドームテントの代表的である丸みをおびた形状は、風雨にとても強い。さらに、シングルウォール(一体化構造)とダブルウォール(二重構造)とよばれる構造がある。


ドーム型テントは設営や収納方法も簡単で、居住性に高いメリットがある。
前室とよばれるスペースは雨を防ぐことが可能で、バックパックや靴を置いたり、キャノピーとして跳ね上げたりすることができるなど、とても利便性が高い。



雨が降ったりした際は、前室スペースでシングルバーナーをつかって調理をすることもできる。ドーム型テントは、利便性と快適性に優れるのだ。


上の写真は、筆者がバックパックにドーム型テントを収納し、キャンプ場に着いたところ。
このように、ドーム型テントはシンプルな構造でパーツも少なく、コンパクトに収納することもできる。
ドーム型テントはバックパックスタイルやツーリング、ULキャンプ、ブッシュクラフト、登山、釣りなど、幅広いキャンプスタイルに使われている。
ドーム型テントは、設営や撤収がとても簡単です。耐久性や耐風性に強いので、悪天候のソロキャンプにも安心して使用できます。
ワンポールテント


名前にあるとおりワンポールテントとは、1本のポールで幕を支えるテントのことをいう。
ワンポールテントは別名で、モノポールテントやティピーテントともよばれる人気のテントである。
ワンポールテントは非自立式の構造のため、各所ペグダウンおよびガイロープで結び、テンションをかける必要がある。
しかし、ワンポールテントはシンプルな構成となっているため、慣れてしまうと設営・収納は簡単にできる。
また、ワンポールテントは見た目のデザイン性が高く、ポールを使えばさまざまなスタイルにアレンジできることも魅力にある。
ワンポールテントを選ぶときには、生地に着目しましょう。生地によって、耐熱性や耐火性、軽量性などに違いがあります。


たとえば、ポリコットンTCやコットンを素材としたワンポールテントは、難燃性や耐熱性、耐久性に優れているので、焚き火やストーブとの相性が抜群である。
ただし、ポリコットンTCやコットン素材は、生地が厚く重量があるので、選ぶときには移動手段を考える必要がある。



TC素材のワンポールテントは、ソロキャンプで大人気。焚き火の熱や、火の粉にも強い素材なので、安心して楽しめる。


上の写真は、筆者のULキャンプで使っているワンポールテントである。
ワンポールには、登山用のストックを代用している。
ULキャンプ向けのワンポールテントの素材には軽量で耐水性、速乾性、携行性に優れるポリエステルやナイロンが使われている。
そのため、軽量性や携行性を重視したワンポールテントを選ぶのであれば、ポリエステルやナイロンを素材としたものがおすすめだ。



ただし、ポリエステルやナイロン素材は熱に弱いので、焚き火をする際はテントとの距離をあけたり、風向きを考えたりすることが大切だ。
パップテント


パップテントとは、軍人用テント(軍幕)のことである。 名前の由来は諸説あるが、手軽さとコンパクトさを犬小屋に例え、「Pup Tent 子犬のテント」と呼んだことが起源とされている。
パップテントはシンプルな構成なので、慣れてしまうと比較的簡単に設営ができる。
設営するときは2本のポールで幕を支え、ペグとロープでテンションをかけるだけである。
さらに、パップテントは実際に軍用として使われているだけあって、とても機能性が高いことも大きなメリットにある。
別途ポールを準備すれば、幕を跳ね上げたりし張り方をアレンジできる。
そのため、パップテントはキャンプスタイルやシーン、季節・気温にあわせて使い方を楽しめるのだ。



パップテントは無骨な見た目で、ソロキャンプでとても人気が高い。アレンジ性能に優れ、飽きのこないテントである。


パップテントの生地にはポリエステルやナイロン、TC(ポリコットン)など、さまざまな素材が使われている。
上の写真にあるように、パップテントの近くで焚き火をする場合は、耐熱性や難燃性に優れるポリコットンTCやコットン素材がおすすめである。
パップテントは、無骨でミリタリー調のカッコよさがあります。なかでも、軍幕はソロキャンプで大人気のテントです。


ポリエステルやナイロン素材のパップテントは軽量なので、とても携行性に優れる。
さらに、テントの設営と撤収が簡単なことも魅力にある。
また、ポリエステルやナイロン素材は耐水性・速乾性に優れるため、雨が降ったり悪天候の日でも、安心してソロキャンプを楽しめる。



ただし、ポリエステルやナイロン素材は、焚き火の熱や火の粉に弱いので、焚き火の近くで使用する場合は、注意が必要だ。
Bivy(ビビィ)


一般的にBivy(ビビィ)はソロキャンプや登山、クライミング、釣りなど、アウトドアでの使用を目的とする簡易型のシェルターのことをいう。
Bivy(ビビィ)はソロテントと比較しても、さらに軽量でコンパクトな仕様である。
ビビィの総重量は約1㎏以下のものが多く、収納サイズも小さいので、バックパックやバイクボックスなどにスペースを取らずに収納できる。
そのため、ULキャンプやバックパックキャンプ、ツーリング、登山、ロングトレイル、釣行など、荷物量を極限まで少なくし、軽量化したいキャンプスタイルに重宝されている。
Bivy(ビビィ)はウルトラライトスタイル、通称ULにおすすめです。


上の写真は、筆者のBivy(ビビィ)である。
Bivy(ビビィ)はもともと野営(ビバーク)するために作られた、簡易的なシェルターである。
Bivy(ビビィ)には、ビビィサック・フープビビィ・エマージェンシービビィとよばれる3つの形状がある。
この3つの形状では使い方をはじめ、居住性、保温性、携行性など、多くの違いがある。
ソロキャンプではあまり馴染みのないBivy(ビビィ)だが、実のところ最も相性が良いのがソロキャンプなのだ。
荷物をできるだけ軽くし、少なくしたい方も多く、バックパックに効率的に収納できるBivy(ビビィ)は、まさに最適だ。



Bivy(ビビィ)については、筆者に任せてほしい。長年愛用しているし、詳しい専門知識もある。
下の記事では、ULキャンプにおすすめのBivy(ビビィ)を特集しています。ビビィはソロテントよりも軽量でコンパクトな最強のギアです。


ワンタッチテント


ワンタッチテントは生地の中に直接フレームを組んでいるため、ほかのテントと比較すると、設営と撤収が驚くほど簡単にできる。
ワンタッチテントは設営と撤収が、最も簡単で早くできるので、テント設営に自信のない方や、時間を短縮したい方におすすめである。
また、ワンタッチテントは利便性が高いことから、ソロキャンプ以外にもピクニックやフェス、防災用など、多目的に使われている。



ワンタッチテントは名前にあるとおり、一瞬で組み立てたり収納できたりする。


ワンタッチテントは折り畳み傘のような仕組み(構造)になっているため、ほかのテントと比較すると、耐久性や耐風性に劣る。
そのため、ワンタッチテントは風の影響を受けやすく、フレームが曲がったり折れたりすることがある。使用する際は、天候を確認することが大切である。
ワンタッチテントは、手軽にソロキャンプをはじめてみたい。という方に、おすすめのテントです。
下の記事では、ソロテントにおすすめのキャンプマットを特集しています。ソロキャンプ向け最強に寝心地のいいキャンプマットは必見です。
失敗しないソロテントの選び方をプロが解説


ソロキャンプ向けのテントを選ぶときは移動手段やキャンプスタイル、居住性、携行性、設営&撤収のしやすさなど、いくつかのポイントがある。
ソロキャンプ向けのテントには、自立式と非自立式とよばれる構造(仕組み)がある。
さらに、シングルウォールとダブルウォールといわれる、テント本体のシート構造があり、設営方法が大きく異なる。
これらのテント構造は居住性や快適性、耐水性、携行性、設営方法など、さまざまなことに深く関係するのだ。
また、先述したようにソロキャンプは移動手段やキャンプスタイル、アウトドアの目的に合わせて、最適なソロテントを選ぶことが大切である。
ソロキャンプに必要なテントを選ぶときのポイント。
移動手段から自分に合ったソロテントを選ぶ


ソロキャンプのテントを選ぶときに、移動手段から考えることはとても大切なことである。ソロキャンプは車や徒歩、電車、バス、自転車、バイクなど、さまざまな移動方法でキャンプ場へ向かう方がいる。
車でキャンプ場へ向かう方は、テントの大きさや重量に対して、そこまで問題になることはないだろう。
むしろ、居住性や快適性、キャンプの目的に合わせて、自由にテントを選択できるメリットがある。
しかし、先に述べたようにソロキャンプでは徒歩や電車など公共交通機関を利用したり、自転車やバイクなど、ツーリングでキャンプ場へ向かったりする方もいる。


車以外の移動手段の場合ではバックパックやバイクボックス、ギアボックスなど、限られたスペースにパッキングするため、荷物量と重量に制限がある。
そのため、車を使わずにキャンプ場へ向かうキャンプスタイルでは、できるだけ軽量でコンパクトなソロテントを選択してほしい。
その際、ソロテントを選ぶときの重量の目安として、約1.5㎏以下を目指してみてはいかがだろうか。
筆者の主観的なものになるが、このくらいの重量であれば、移動もパッキングも比較的に快適である。
キャンプ道具のなかでも、テントは重量がある。


上の写真は、筆者がバックパックキャンプに行ったときのものである。
バックパックキャンプを行う場合、1泊2日のソロキャンプでも、季節によっては総重量が10㎏以上になることもある。
数あるソロキャンプ道具のなかでも、テントは重量が最もあるギアのひとつ。
そのため、テントの重量を軽量化できれば、パッキングに余裕ができたり、移動が快適になったりするなど、メリットを作ることができる。
ソロキャンプは、移動手段によって適切なテントを選ぶ必要があります。そのため、テントの重量やサイズは選ぶときの大切ポイントです。
下の記事では、ソロキャンプ向けの軽量でコンパクトな焚き火台を特集しています。ソロキャンプ用の焚き火台は無骨ながら、最強のデザイン性が魅力です。
キャンプスタイルでソロテントを選ぶことも大切


ソロキャンプにはツーリングやバックパックキャンプ、ULキャンプ、ブッシュクラフト、野営キャンプ、車中泊など、さまざまなキャンプスタイルがある。
先に述べたように、ソロキャンプの移動手段には車をはじめとし、徒歩や電車、バスなど公共交通機関を利用したり、自転車やバイクなどツーリングでキャンプ場へ行く方がいる。
このように、徒歩キャンプやバックパックキャンプ、ツーリングなど、移動手段がそのままキャンプスタイルとなっていることがあるのだ。
また、ブッシュクラフトや野営キャンプ、登山、釣行のように、アウトドアの目的がキャンプスタイルになることもある。
キャンプスタイルにあわせてテントを選ぶことは大切です。いくつかのスタイルを紹介しますので、テント選びの参考にしてください。
キャンプスタイル別のテントの選び方を解説
- 【ULキャンプ】徒歩キャンプやバックパックキャンプのテント選び
- 自転車やバイクでのツーリングスタイルのテント選び
- ブッシュクラフト・野営キャンプのテント選び
【ULキャンプ】徒歩キャンプやバックパックキャンプのテント選びを解説


軽量化を目的とした道具を揃えることで、移動を快適にするためのスタイルのことを「ファストパッキング」や「UL(ウルトラライト)キャンプスタイル」とよんだりする。
徒歩キャンプやバックパックキャンプ、ULキャンプのように軽量化を目的とする場合は、重量1㎏以下のテントやビビィ、ハンモック、タープなどがおすすめである。
ULキャンプ用のテント生地にはナイロンやポリエステルなど、薄くて丈夫な素材を使用し、フレームには軽量で耐久性に優れるカーボンやアルミを採用したりする。



ULスタイルでは、ペグの素材もチタンやアルミを中心とし、軽いものだと重量10g以下もあるのだ。


上の写真は、筆者のULテント・ポールである。
写真をみてわかるとおり、ULソロテントは片手で余裕に持てるほど、軽量でコンパクトサイズであるのだ。
そのため、ULソロテントはバックパックやバイクボックス、ギアボックスなどに、余裕を持って収納することが可能である。
さらに、このようなテントは移動時の体力消耗を軽減し、その後のソロキャンプを快適に過ごせるメリットをつくることができる。



荷物の重量が多く、移動距離が長くなると、それだけで体力や時間を消費することになる。
下の記事では、ソロキャンプ向けのバックパックを特集しています。人気のミリタリーバッグからULバックパックまで、完全網羅の内容となっている。
【ツーリング】自転車やバイクのテント選びを解説


一般的にツーリングでキャンプ場へ向かうときには、自転車とバイクの移動手段がある。
自転車とバイクでは荷積みできるパッキング方法や総量、重量に違いがある。
当然ながらエンジンを搭載するバイクの方が、荷積みできる荷物量と重量は大きい。
また、ツーリングのような移動手段の場合には、バックパックやバイクボックス、ギアボックスと組み合わせることでキャンプ道具や荷物をパッキングできる。


バイクでのツーリングキャンプではドームテントやティピーテント、ワンタッチテントなどが人気が高い。
とくに、バイクツーリングの場合は積載できる荷物量も比較的にあるため、2人用のテントや前室があるタイプのソロテントを使う方も多くみられる。
上の写真にあるように、前室スペースは荷物や靴を置いたり、雨が降った場合にはシングルバーナーで調理をしたりすることも可能だ。
また、広い居住スペースのあるテントは、長時間の移動の疲れをゆっくりと休めるメリットもある。



仲間とツーリングに行くときも、2人用のテントなら一緒に使用できます。荷物量を少なくできるので、快適なツーリングができるメリットもある。


自転車やMTB(マウンテンバイク)でツーリングキャンプへ行く場合は、軽量なソロテントをおすすめしたい。
体が資本となる自転車のツーリングキャンプは、できるかぎり軽量でコンパクトなソロテントを選択し、バックパックに余裕を持って収納できることが理想だ。
その際、ソロテントの重量の目安としては、1㎏以下を目指してみてはいかがだろうか。
テントの重量を500g軽量化するだけで、体力の消耗が格段に違います。ULスタイルを目指しましょう。
下の記事では、ソロキャンプに必須の道具であるシングルバーナーを特集しています。ツーリングキャンプにシングルバーナーは人気が高い。
ブッシュクラフトや野営キャンプ向けのソロテントの選び方を解説


ブッシュクラフトはできるだけ荷物量を少なくし、自然のなかにあるものを利用したり知識を応用したりするキャンプスタイルである。
ブッシュクラフトや野営キャンプではドームテントやパップテント、ワンポールテント、軍幕、タープ、ハンモック、ビビィなど、人によって選択が大きく異なる。
ただし、ブッシュクラフトや野営キャンプでは、焚き火を中心として過ごすため、難燃性や耐熱性、耐久性に優れたTC(ポリコットン)・コットン素材のソロテントを選ぶ方が多い印象だ。
ブッシュクラフトや野営キャンプでは、焚き火と相性の良い無骨なテントスタイルが好まれています。


上の写真は、筆者がDDタープで野営泊をしたときのものである。
筆者のようにブッシュクラフトや野営キャンプであっても、軽量で携行性、収納性に優れるナイロンやポリエステル素材のテントやタープを愛用する方もいる。
焚き火とテントの距離をしっかりとあけ、風向きを読むことで、ナイロンやポリエステル素材のテント・タープでも十分に楽しむことができる。



軽量でコンパクトなソロテント・タープであれば、バックパック1つで、ブッシュクラフトや野営キャンプに行くこともできる。
下の記事では焚き火におすすめのパップテントやワンポールテント、軍幕を特集しています。焚き火の火の粉や熱に強い素材のポリコットンTCのソロテントを紹介。
【ソロテント知識】自立式と非自立式について解説


ソロキャンプ用のテントには、自立式テントと非自立式テントとよばれるフレーム構造がある。
自立式テントと非自立式テントのいちばんの違いは「設営方法」である。
ほかにも、耐久性や耐水性、耐風性、携行性、居住性、携行性など、機能面でも違いがある。
しかし、先に述べたように、自立式テントと非自立式テントでは設営方法がまったく異なるため、はじめてソロテントを購入するときは注意が必要だ。



では、自立式テントと非自立式テントの違いをくわしく解説する。メリット・デメリットも紹介するので、注目してほしい。
ソロテントのフレーム構造について解説。
- 自立式テント
- 非自立式テント
自立式テント


自立式テントとは、ポールを使ってフレーム(骨組み)を形成するため、ロープを結んだりペグを打ちこんだりしなくても、自立するフレーム構造のことである。
自立式テントのメリットは砂地や河原、岩場、砂利、コンクリートなど、ペグの打てないキャンプサイトでもテントを設営できることが大きなメリットにある。
また、自立式テントはいくつかのポールを使用し、剛性に優れるテントフレームを形成するため、非自立式テントと比較すると雨や強風など、悪天候に強いこともメリットにある。


ほかにも、自立式テントは設営後であっても、テントを持ちあげて場所を移動することが可能である。
たとえば、テント設営後にフロア下に動かすことができない石があったり木の根があったり、さらに風向きが合わなかったりすることがある。このような場合に、自立式テントであれば簡単に場所を移動できるのだ。
自立式テントはガイロープとペグダウンすれば、さらに耐久性や耐風性、耐水性、快適性など、機能性を向上できます。
自立式テントのデメリット


自立式テントのデメリットには、いくつかのポールを使ってフレームを形成するため、非自立式テントと比較すると重量があることがあげられる。
また、一般的な自立式テントの場合はフライシートを付属し、ポールの数も多くなるため、収納サイズも比例して大きくなる。
そのため、移動方法によっては携行性と収納性が下がることもデメリットになることがある。



自立式テントのなかには、フライシートのない軽量タイプもある。登山用などで使われているが、重量1㎏以下と非常に軽量である。
下の記事では、ソロキャンプ向けの3シーズン用(春・夏・秋)の寝袋・シュラフを特集しています。3シーズン用の寝袋は、キャンプやアウトドアで最も使用する。
非自立式テント


非自立式テントとは、ポールとガイロープ、ペグの3つを上手に使用し、テント本体にテンションを掛けて設営するフレーム構造のことである。
非自立式テントのメリットは多くのポールでフレームを構成する必要がないため、軽量性や収納性、携行性に優れることがあげられる。
そのため、重さのあるポリコットン(TC)をテント生地に採用したとしても、比較的に軽量な仕上がりとなる。
また、ナイロンやポリエステルなど、軽量性に優れる素材を採用した非自立式テントは、重量も軽く、収納サイズも小さいため、バックパックキャンプや徒歩キャンプ、ツーリング、ULキャンプ、登山など、ミニマリストに重宝されている。
ソロキャンプ用の非自立式テントは、重量1㎏以下と超軽量です。収納サイズもコンパクトなので、持ち運びラクラク快適。
非自立式テントのデメリット


非自立式テントのデメリットには、キャンプサイトによって設営が困難なことがあげられる。
たとえば、地面の硬いサイトであったり河原、砂利、砂場、岩場など、ペグの打てないキャンプサイトでは、設営ができないこともしばしあるのだ。
また、非自立式テントは設営するときにロープワークを必要とする。
そのため、ロープワークの苦手な方にとっては、非自立式テントの設営がデメリットになることもあるだろう。


しかし、非自立式テントの設営時にロープワークが必要といっても、基本のもやい結びをはじめ、簡単な結び方ができれば問題はない。
ロープワークを知らない方であったり、苦手意識を持っていたりする方を多くみかけるが、基本のロープワークであれば驚くほど簡単である。
ゼロイチキャンプでは、ソロキャンプに必要な基本のロープワークについて、イラストで簡単解説しています。
下の記事では、テントやタープ、ハンモックを設営するときに便利な基本のロープワークを解説しています。イラストを使ったわかりやすい解説です。
【ソロテント知識】シングルウォールとダブルウォールについて解説


一般的にテントの構造には、シングルウォールとダブルウォールとよばれるものがある。
ダブルウォールテントとは、インナーテントとフライシートの2重構造になっているタイプである。
シングルウォールテントとは、インナーテントとフライシートが一体型の構造になっているタイプのことである。
そして、シングルウォールとダブルウォールテントでは設営方法が大きく異なり、さらに耐久性や居住性、耐水圧、重量など、機能面でも違いがある。
そのため、ソロテントを選ぶときにはキャンプスタイルや移動手段、アウトドアの目的、設営方法などにあわせて、自分に合った適切なテント構造を選択することも大切となる。
シングルウォールとダブルウォールの知識は、テントを選ぶときに必要な知識なので、しっかりと覚えましょう。
ダブルウォールテント


ダブルウォールテントとは、インナーテントとフライシートの2重構造を採用したテントのことである。
ダブルウォールテントは、フライシートとインナーテントによる2重構造を採用しているため、シングルウォールテントと比較すると、耐久性や耐風性、耐水性に強い特徴がある。
そのため、強風や大雨が降るような悪天候でも、安心できる構造である。
また、ダブルウォールテントはフライシートとインナーテントの間に通気を確保できるため、結露を軽減し快適な室内空間を維持できる。
とくに、冬のキャンプはテント室内と外気温の気温差で結露が発生しやすいので、快適に過ごせるダブルウォールテントは最適である。
ダブルウォールテントのフライシートには防水・撥水加工が施されているので、耐水圧が高いことも魅力です。


ダブルウォールテントの大きなメリットには、前室があることである。
前室スペースには靴やバックパック、キャンプ道具などを置くことが可能で、雨の日にはシングルバーナーで調理をすることができるなど、利便性と快適性に優れるのだ。
そのため、徒歩や電車、バス、自転車、バイクなど、車以外の移動手段のキャンパーにとって、荷物スペースがあることは快適で、とても心強い。



外に荷物を置いていると、盗難被害にあうことがある。テント内に荷物を置くことで、盗難のリスクを軽減できる。
ダブルウォールテントのデメリットとは


ダブルウォールテントのデメリットには、シングルウォールテントと比較すると設営と撤収の時間が掛かることがあげられる。
また、フライシートとインナーテントにそれぞれ分かれていることで、収納サイズや重量も大きくなることもデメリットにある。
ダブルウォールテントは収納サイズ・重量が大きくなります。ミニマリストにとってはデメリットになることがあります。
シングルウォールテント


シングルウォールテントとは、インナーテントとフライシートが一体型の構造になっているテントのことである。
シングルウォールテントは一体型の構造となっているので、軽量性や携行性、収納性に優れるメリットがある。
さらに、ダブルウォールテントと比較すると、テント設営や撤収が簡単なことも魅力にある。
なかでも、テント設営に関してシングルウォールテントはシンプルな構造で、慣れてしまえばどなたにも簡単に行えるほど安心感がある。


しかし、1つ補足をするならばシングルウォールテントが軽量性や携行性に優れるといっても、それは上の写真のように、ナイロンやポリエステルを素材とするテントの場合に限る。
ワンポールテントやパップテントのように、なかにはTC(ポリコットン)やコットンを素材とする場合、重量もサイズ感も大きくなるため、必ずしも携行性が良いとは言えないので注意が必要だ。
ULタイプのシングルウォールテントは収納サイズもコンパクトなので、荷物スペースに制限があるキャンパーにはウレシイですね。
シングルウォールテントのデメリットとは


シングルウォールテントは天候や外気温の影響を受けやすいことが、デメリットにあげられる。
とくに、ダブルウォールテントと比較すると、テント室内に結露が発生しやすく、寝袋が濡れたりし保温性を下げることもある。
また、フライシートがない構造なので、雨や風の影響を受けやすいこともデメリットにある。
しかし、多くのシングルウォールテントには、耐水圧を高くするために防水・防湿加工が施されているので、比較的に安心できる。
設営や撤収時間を短縮するならば、シングルウォールテントはおすすめです。だたし、機能性や快適性はダブルウォールに軍配があがります。
下の記事では、ソロキャンプにおすすめのアウトドアナイフを特集しています。ナイフは調理したりブッシュクラフトしたりするなど、利便性の高いキャンプギア。
【ソロテント知識】 耐水圧を確認する


耐水圧とはテント生地の上に1㎝四方の水を積み上げていき、何㎜の高さまで水を通さずに耐えられたかという数値のことである。簡単に説明するならば、どれだけ雨に強いかという指標になる。
ソロキャンプ用のテントを選ぶときに、耐水圧を確認することは大事なポイントである。
なかでも、日本の降水量は 世界的に見ても「かなり多い国」 に分類されている。日本の平均年間降水量は、およそ1,600〜1,800mmで、これは世界の降水量の平均よりも2倍の多雨国であるのだ。
テントの耐水圧を確認するときは、フライシートとフロアシートの2つの数値を確認することが大切である。
上空からの水に対してはフライシートの数値を確認し、地面から侵入する水に対してはフロアシートの耐水圧を確認する。
耐水圧と雨量の目安を確認する。
- 500㎜・・・小雨程度
- 1000㎜・・・一般的な雨
- 1500㎜・・・強い雨
- 2000㎜・・・ゲリラ豪雨や局地的な大雨


一般的に日本でキャンプをする場合、テントの耐水圧は1500㎜~2000㎜あれば安心といわれている。
先ほどの耐水圧と雨量の目安を見てわかるとおり、強い雨や局地的大雨で1500㎜~2000㎜ほどになっているため、テントの耐水圧がそれくらいの数値になっていれば、とりあえずは安心できるだろう。
ただし、昨今ではゲリラ豪雨や強い雨が、断続的に長時間にわたって降ることがある。
そのため、耐水圧を確認するだけでなく、シームテープや止水ジッパーなど、雨の侵入を防ぐ機能面が充実していると、なお安心してソロキャンプを過ごせる。
耐水圧はフライシートの確認をするだけでなく、フロアシートの耐水圧も確認しましょう。
下の記事では、ソロキャンプに活躍する最強のクッカーを特集しています。雨のソロキャンプにも役立つので、必見です。
【まとめ】プロが解説するソロテントの選び方マスターガイド


今回のゼロイチキャンプは、ソロキャンプ歴10年以上でキャンプインストラクターでもある筆者が、ソロテントの選び方を完全解説してきた。
ソロキャンプ用のテントには、ドーム型やワンポール型、パップテント、ワンタッチテント、ビビィなど、豊富な形状がある。
さらに、テントに使われる素材によって、耐久性や耐水性、軽量性、耐火性など、多くの性能に違いがある。
とくに、ソロキャンプはさまざまなキャンプスタイル、移動手段があるので、目的に合わせた適切な選び方が重要だ。
ソロテント選びが上手くいけば、ソロキャンプはされに楽しく快適で、充実したものになるだろう。



ぜひ、この記事を参考に自分にぴったりのソロテントをみつけてほしい。
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筆者自らGoProをつかって、ソロキャンプのリアルな映像を撮影しています。ぜひYouTubeも楽しんでください。
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