日本ブッシュクラフト協会(JBA) 認定ブッシュクラフターの ゼロイチキャンプです。この記事は、認定資格を持つ筆者が監修し、執筆まで行っています。
ソロキャンプやツーリング、ブッシュクラフト、野営など、アウトドアで焚き火をするときに、効率よく火力調整をできる道具が”火吹き棒”です。
一度でも火吹き棒を手にすると、その利便性の高さから”火吹き棒のない焚き火は考えられない”ほど、沼に落ちてしまいますよね。
そうなんです、最強の焚き火道具が火吹き棒。焚き火をするときには、ぜったいに必要派です。火吹き棒にはメリットしかない。
今回のゼロイチキャンプでは、絶対に焚き火に必要な道具である”火吹き棒”を詳しく解説します。
ソロキャンプでつかう火吹き棒には”伸縮タイプ”と”分離タイプ”があり、素材や機能性も豊富にあります。
そのため、自分のキャンプスタイルや焚き火の目的にあった火吹き棒を選ぶことができると、焚き火がさらに楽しく快適に向上できます。
逆に焚き火の目的や、キャンプスタイルに合わない火吹き棒を選ぶと、利便性や快適性を損なうこともある。
でも、安心してください!この記事を最後まで読んでいただくと”失敗しない火吹き棒”を選ぶことができます。
さらに、ゼロイチキャンプが厳選しました、ソロキャンプにおすすめの最強火吹き棒を紹介しています。
この記事を読んでわかること、役立つ情報とは。
- 火吹き棒の必要性がわかる。
- 火吹き棒について、くわしい解説がある。
- 火吹き棒のメリットを紹介。
- ソロキャンプ向け、火吹き棒の選びかたをおしえます。
- 火吹き棒の正しい使いかたを解説。
- ソロキャンプ向け、最強の火吹き棒を紹介。
下の記事では、JBA認定ブッシュクラフターである筆者が監修する「今から始めるブッシュクラフト」を解説しています。
火吹き棒とは。狙ったところへ効率よく空気を送り込める、筒状の棒。
一般的に火吹き棒とは、焚き火の火起こしや火力の調整をするときに便利な筒状の棒のこといい、狙ったところに効率的に空気を送り込むことができ、火種や火力を大きくすることができる。
ソロキャンプで焚き火をするときにライターや着火剤を使用すれば、比較的簡単に火起こしをすることは可能です。
ただし、ブッシュクラフトキャンプや野営をするときには、自然に落ちている木や薪を拾い集めて焚き火をします。
野営キャンプでの薪拾いは、なかなかハードなこともしばしば。場合によっては、薪がないこともある。
筆者もよく経験していますが、山や林に落ちている木は湿っていることが多い。
野営では焚き火をするどころか、火起こしさえ困難なこともある。
こんなにもハードな環境でも火吹き棒があれば、焚き火の火起こしであったり、火力の調整であったりするなど、焚き火に関する究極のサポートをしてくれる。
湿っている木や薪に着火をすることは、想像以上にハード。ソロキャンプでも急に雨が降って、薪が濡れることもある。
下の記事ではライターを使わない焚き火の楽しみ方&着火方法を解説しています。また着火に必要な焚き火道具を紹介しています。
そもそも、火吹き棒は必要なのか?
皆さんは焚き火の火力を調整をするときに火吹き棒がなかったとしたら、何をつかって火力を調整しますか?
キャンプで火吹き棒を使わずに火力の調整をするならば、一般的にはうちわを使うかたが多いのではないでしょうか。うちわはファミリーキャンプでは定番ですし、林間学校のキャンプにも使いますよね。
筆者は火吹き棒を使う前は、鍛え上げた肺活量で勝負してましたが…。
結論から話しますと、筆者はソロキャンプにおいて火吹き棒は必要だと思います。
もちろん、うちわを使ったり他の方法でもいいと思いますが、ソロキャンプではできるだけ軽量でコンパクトなキャンプ道具を選ぶことが大切です。
この話は他の記事でも度々お伝えしていますが、ソロキャンプでは徒歩や電車など公共交通機関を利用したり、ツーリングでキャンプ場へ向かったりする方もいます。
また、ソロキャンプはファミリーキャンプで使うような大きな道具の必要性が少なく、コンパクトで軽量なキャンプ道具を選ぶことで携行性と収納性を向上することができます。
まさに、火吹き棒は機能的で携行性、収納性に優れたキャンプ道具といえるため、ソロキャンプに必要な道具といえるのではないでしょうか。
さまざまなアウトドアブランドから、火吹き棒が発売されていることが結論ともいえますね。
下の記事では、火吹き棒と一緒につかいたい”ソロキャンプ向け焚き火台”を紹介。軽量でコンパクトな焚き火台は、ソロキャンプに必須。
【おすすめ】焚き火に、火吹き棒を使うメリットとは。
焚き火をするときに火吹き棒が必要なことを理解していただけたと思いますので、さらにポジティブになれるように火吹き棒のメリットを紹介します。
火吹き棒のいちばんのメリットは、焚き火の狙ったところに効率よく空気を送り込むことで、効率よく安定感のある焚き火を楽しめること。
また火吹き棒を使うことでピンポイントに空気を送り込めるので、灰が舞い上がらないこともメリットある。焚き火を使って調理しているときに、食材に灰が掛からないことは嬉しい。
うちわだと広範囲に空気を送るため、灰が舞い上がるデメリットがあります。
そのほかにも火吹き棒のメリットには、熱源である火元から距離を置くことができるため、火の粉や熱によるヤケドやケガを軽減できる。
また、火吹き棒は軽量でコンパクトなものが多く、携行性と収納性に優れているのでソロキャンプに最適なキャンプギアといえる。
これだけ多くのメリットがあるのに、焚き火で火吹き棒を使わない理由がないですよね。
火吹き棒のメリットとは。
- 火起こしや焚き火の火力調整に便利。
- ピンポイントで狙ったところに空気を送り込める。
- 灰が舞い上がることを軽減できる。
- 火元から離れるため、火傷やケガのリスクを軽減できる。
- 軽量でコンパクトなものが多く、携行性と収納性に優れる。
- 火吹き棒を使うことで、焚き火やソロキャンプの利便性を向上できる。
【おすすめ】焚き火に必要!最強の火吹き棒の選びかた。
焚き火で必要な道具である”火吹き棒”を選ぶときには種類や素材、長さ、機能性がポイントとなり、キャンプスタイルや移動手段に合わせて選ぶことが大切となります。
一般的に火吹き棒の形状には、伸縮タイプと分離タイプがあります。
火吹き棒の形状を考えずに選んでしまうと、伸縮タイプと分離タイプではデザイン性が大きく異なるため、キャンプスタイルに合わないことになる。
また火吹き棒につかわれる素材や長さ、機能性も選ぶときに大切です。これらは耐久性や快適性、携行性、収納性、利便性などに関りがあります。
火吹き棒を選ぶときにはキャンプスタイルや移動手段、目的にあったものを選ぶことが大切になる。
火吹き棒の選ぶときに大切なポイント。
- 火吹き棒の種類とは。伸縮タイプと分離タイプ。
- 火吹き棒のサイズ(長さ)とは。一般的には60㎝前後がおすすめ。
- 火吹き棒につかわれる素材について。
- 機能性をプラスした火吹き棒とは。
下の記事では、焚き火の後に行う炭や灰の処理に便利な火消し袋を特集しています。火消し袋は軽量でコンパクトに収納できるため、ソロキャンプに最適です。
火吹き棒の種類とは。伸縮タイプと分離タイプ。
一般的に火吹き棒の種類には、伸縮タイプと分離タイプとよばれるものがあります。
火吹き棒の種類によってデザイン性や耐久性、携行性、収納性などに違いがあります。
とくに、両者は使いかたや収納方法が大きく異なるため、キャンプスタイルや移動手段、目的に合った種類を選ぶとことが大切になる。
火吹き棒には大きく分けてると、伸縮タイプと分離タイプがある。焚き火の目的に合わせて形状を選ぼう。
伸縮タイプの火吹き棒
出典:Amazon
伸縮タイプの火吹き棒は、手のひらサイズほどコンパクトに収納できるので携行性に優れています。また、使用方法も簡単で、初心者からベテランまで幅広くおすすめです。
伸縮タイプの火吹き棒は軽量でコンパクトな仕様のため、荷物量を減らしたいソロキャンパーにおすすめとなります。
また、伸縮タイプの火吹き棒は長さを調節できるため、火元との距離に合わせて適切な長さに変更することができます。
伸縮タイプの火吹き棒は使いやすく、携行性や収納性にたいへん優れています。また、お値段も比較的安価なものが多いので、初めの一本におすすめしたい。
伸縮タイプの火吹き棒は、ポケットに入るほどコンパクトサイズ。
伸縮タイプの火吹き棒のデメリットとして、耐久性があげられます。
伸縮タイプの火吹き棒は軽量でコンパクトな仕様であるため、素材にステンレスやアルミなどを採用しられています。
そのため、分離タイプの火吹き棒と比較すると、伸縮タイプの火吹き棒は耐久性は劣ることがあります。
分離タイプの火吹き棒
出典:Amazon
分離タイプの火吹き棒はパーツごとに分割されているため、使うときに組み立てが必要になります。ただし、組み立てといっても複雑ではないので、初心者にも簡単に扱うことができます。
分離タイプの火吹き棒は、素材やパーツごとに分かれているため組み立てが必要になります。
ただし、分離タイプの火吹き棒はデザイン性や、伸縮タイプの火吹き棒を比較すると耐久性に優れていることもメリットにあります。
また分離タイプの火吹き棒はパーツごとに分かれているため、メンテナンスがしやすいこともメリットにあります。とくに火吹き棒は衛生上、気になるかたも多いキャンプ道具なので嬉しいポイント。
分離タイプの火吹き棒は耐久性やデザイン性、衛生面に優れる仕様となる。
分離タイプの火吹き棒は、作りがしっかりしているので、安定感のある使い心地です。
分離タイプの火吹き棒は組み立てる手間があったり、伸縮タイプの火吹き棒と比較すると収納サイズが大きいため、携行性と収納性がデメリットにある。
とくにバックパックキャンプやツーリングなど、荷物量に制限のあるソロキャンパーは携行性と収納性のバランスを考える必要がある。
下の記事では、ソロキャンプ向けのバックパックを紹介しています。ミリタリーバッグからULキャンプで使用するバックパックまで完全攻略。
火吹き棒のサイズ(長さ)とは。一般的には60㎝前後がおすすめ。
ソロキャンプで使われる火吹き棒のサイズ(長さ)には、45㎝~80㎝ほどになります。一般的に使いやすいサイズは60㎝前後といわれている。
45㎝ほどの長さの短い火吹き棒は軽量でコンパクトなため、携行性と収納性に優れます。筆者のように調理中にポケットのなかへ入れて、必要なときに出すこともできるためとても利便性が高い。
また長さの短い火吹き棒は操作性もよく、簡単に扱うことができるメリットもある。焚き火との距離が短いキャンプスタイルには、長さの短い火吹き棒がおすすめ。
直火やキャンプチェアを使わないキャンプスタイルには、長さの短い火吹き棒が使いやすい。
80㎝ほどの長い火吹き棒は、キャンプチェアやイスに座った状態から使うことができる利便性があります。
また火元との距離があるため、火傷やケガのリスクを軽減できるメリットがある。
ただし、火吹き棒が長いということは重量や収納サイズが大きくなるため、必然的に携行性と収納性は下がることを念頭に置こう。
一般的に使いやすい火吹き棒のサイズが、60㎝前後というのも頷ける。快適性と収納性のバランスが大事ということ。
下の記事では、ソロキャンプ向けのキャンプチェアを特集。焚き火にあうローチェアを豊富に紹介しているので、ぜひチェックしてください。
火吹き棒の素材について。
一般的に火吹き棒に使われる素材にはアルミやステンレス、竹、真鍮があります。
火吹き棒に使われる素材によって耐久性や重量、耐食性(サビに強い)、携行性、収納性、コスパなど、多くの性能にちがいがあります。
また、素材は火吹き棒の見た目であるデザイン性にも大きく関わるため、キャンプスタイルやオシャレな火吹き棒を求めているかたは素材も大切なポイントになる。
火吹き棒に使われる素材とは。
- アルミ
- ステンレス
- 竹
- 真鍮
アルミ
アルミニウムの特徴は軽量で耐食性、熱伝導率に優れていること。また紹介する素材のなかで、いちばんコスパに良いことも魅力にあります。
アルミ製火吹き棒の表面には、空気中の酸素と結びついて”酸化被膜”を形成します。
この酸化皮膜によって、腐食(サビ・腐り)を防いだり、汚れを落としやすくするため、お手入れを簡単にすることができます。
またアルミは紹介する素材のなかで、いちばん軽量なこともメリットにあります。アルミは同じ質量であれば、チタンよりも軽量な素材である。
アルミニウムの表面には、酸化被膜が形成されているので、掃除などのお手入れが簡単なことも魅力。
ただし、アルミニウムという素材は柔らかく加工がしやすいのですが、その反面キズや変形がしやすく、環境によっては腐食(サビ)が進行することがあります。
またアルミニウムには、独特なアルミ臭・金属臭があるといわれています。人によっては、このアルミ臭・金属臭が苦手なこともデメリットにあげられる。
筆者は気にしたことはありませんが、アルミ臭が苦手なかたもいますよね。
下の記事では、素材にアルミをつかった1人用の「バックカントリーアルミポット」をレビューしています。ソロキャンプやブッシュクラフトにぴったりの超無骨ポット。
ステンレス
ステンレスの特徴は耐久性や耐熱性、耐食性(錆びない)があることです。紹介する素材のなかでは、最もサビに強いことが魅力にあります。
ステンレスは熱処理や構成元素によって変化しますが、鉄にクロム、炭素を加えているため、鉄よりも硬く耐久性があります。
またステンレス最大の特徴は、耐食性(サビ)に優れていることがあげられます。
なぜ、これほどに耐食性に優れているかというと、ステンレスの表面に不動態皮膜(酸化被膜)を形成することで、錆びの進行を防ぐからです。
ステンレスの英語名は“stainless steel”といい、「錆びない」という意味のstainlessが語源になる。
ステンレスのデメリットとしてアルミや竹と比較すると、重量があることがあげられます。
ただし、耐久性や耐食性に優れた利点があるため、もっともバランスのとれた素材ともいえる。
竹
竹には抗菌作用があるため、とても衛生的に使用することができます。また竹は水はけも良いので、メンテナンスが楽なこともメリットにあります。
竹は弾力性や耐衝撃性、軽量性、抗菌性があり、加工がしやすいことが利点にあります。また水はけも良いので、メンテナンスに手間が掛からないことも魅力にある。
また、天然素材である竹が使われている火吹き棒は、ナチュラルな雰囲気にデザイン性も優れており、焚き火にこだわっているかたやおしゃれキャンパーに人気である。
日本では古来から竹を使って、かごやざる、弁当箱、水筒、花器、筆、楽器、竹刀、弓、日用品など、幅広く利用してきました。
天然素材である竹は、抗菌作用に優れていることから、キャンプではまな板やカッティングボードに使われています。
下の記事では、ソロキャンプ向けのまな板・カッティングボードを紹介。軽量で収納性に優れたまな板を探している方におすすめの記事です。
真鍮
真鍮は熱伝導率が高く、耐久性や耐摩擦性、防錆性に優れた特徴があります。
真鍮は比較的に耐久性や耐摩擦性、防錆性に優れた素材のため、屋外で使用するソロキャンプやアウトドアに向いています。
また真鍮はアルミやステンレスのような、どちらかというと無骨なイメージの素材というよりは、気品があり見た目に華やかさのある素材となる。
真鍮のキャンプ道具は見た目も美しく、デザイン的にも素晴らしいものが多い。
真鍮のデメリットとして他の素材であるアルミやステンレス、竹と比較すると重量が重いことがあげられる。
また真鍮は使っているうちに、表面に変色が生じることがあります。ただし、ソロキャンプではこのような変色を、経年劣化として楽しむのも醍醐味となる。
機能性をプラスした火吹き棒とは。火ばさみやファイヤースターター付き。
火吹き棒のなかには、火ばさみやファイヤースターターなど、機能性が付属した製品もあります。
火吹き棒に火ばさみやファイヤースターターなど、機能性が付属することで、焚き火をするときの利便性や携行性を向上することができる。
またライターやマッチ、発火器具、火ばさみを忘れてしまったときのセカンドギアとして持っておくことも良い。ソロキャンプは自然で行うため何が起こるかわからない、万が一に備えることも大切である。
荷物量が多くなると携行性と収納性を下げてしまうが、機能性が付属するキャンプギアは、利便性が向上するメリットがある。
下の記事では、焚き火の利便性を向上する道具である”火ばさみ”を特集しています。火消し袋と火ばさみはセットで使用すると、さらに焚き火の利便性を向上できる。
火ばさみ機能付き火吹き棒。
出典:Amazon
火ばさみ機能が付属した火吹き棒は、焚き火の火力を調整したり後片付けの処理に使うことができる。また火ばさみを余計に持参する必要がないため、携行性と収納性を向上できます。
火ばさみは長さのあるハサミが特徴的で、焚き火の燃えている薪や炭を持つことが可能。また、焚き火の火力を上げたり、下げたり調節ができる便利なキャンプ道具です。
火ばさみ機能付きの火吹き棒は、てこの原理を利用して炭や薪を持ち上げることができるので、少ない力で薪をくべることができるメリットがあります。
火ばさみがあれば、炭の後処理のときに手を汚さずに片付けることができる。
ファイヤースターター付き火吹き棒。
出典:Amazon
ファイヤースターターは、別名で『メタルマッチ』ともよばれており、ブッシュクラフトではスタンダードな発火器具となる。
ファイヤースターターは、ロッドとストライカーとよばれるパーツで構成されており、原料にはマグネシウムやフェロセリウム、この2つの原料を混合したものがあります。
ファイヤースターターやメタルマッチは雨や水に濡れても素材が金属のため、拭けば使えることがメリットにあります。
またファイヤースターターはロッドの長さや太さによって寿命は異なりますが、約10.000回~15.000回の発火が可能となっている。
ファイヤースターター機能付きの火吹き棒があれば、ライターやマッチがなくても着火をすることができる。
下の記事では、ブッシュクラフトや焚き火に最強のキャンプギアであるファイヤースターターを特集しています。雨や風など、悪天候時にも使える便利な道具です。
【おすすめ】火吹き棒の使いかたについて解説。
火吹き棒は、効率的に焚き火へ酸素を送るための道具です。そのため、火の弱い着火の段階では使用しません、ある程度、火が大きくなってから使い始めます。
火吹き棒を使うときは、先端の細いほうを焚き火へ向くようにして、火種から10㎝~20㎝ほど距離をあけて空気を送り込みましょう。
火吹き棒で空気を送り込む際は、火を育てるようなイメージを持つとよい。また送る空気に強弱をつけることで、自分の理想とするサイズの火に近づくことができます。
伸縮タイプの火吹き棒をはじめて使うとき、焚き火に向ける先端をどっちにすれば迷いました。
火吹き棒の先端が細いことで、狙ったところにピンポイントで空気を送ることができます。先端の細いほうを火に向けて使いましょう。
【焚き火に必要】最強におすすめの火吹き棒。
山麓工房 【現役キャンパー監修 火吹き棒 】
■伸縮タイプ
出典:Amazon
山麓工房の現役キャンパー監修 火吹き棒の使用サイズは、63㎝(重量50g)のバランスのとれたサイズ感となる。直火にもキャンプチェア派にも、どちらにも使うことができるサイズとなる。
現役キャンパー監修 火吹き棒の素材には耐久性やサビに強いステンレスを採用。また本体をキズや汚れ、濡れから守ってくれる専用ケースを付属する。
山麓工房の現役キャンパー監修 火吹き棒は、先端をつまみやすくなっていたり、金属で唇が切れないように口元を保護する形状になっているなど、圧倒的な使いやすさを実現しています。
山麓工房の現役キャンパー監修 火吹き棒は、しっかりと吹けるよう風量設計をされている。まさに完璧な仕上がりとなる。
Bush Craft Inc. / ブッシュクラフト 【ファイヤーブラスター】
■伸縮タイプ
出典:Amazon
ブッシュクラフトのファイヤーブラスターの使用サイズは、約476mm(重量約21g)のコンパクトなサイズ感となる。収納時は手のひらの収まるほど小さく、持ち運びに最適な仕様となる。
ファイヤーブラスターの素材には耐久性やサビに強いステンレスを採用。また本体をキズや汚れ、濡れから守ってくれる本革の専用ケースを付属する。
ファイヤーブラスターは火元へピンポイントへ空気を送り込むことができ、効率良く火力を上げることができる。また火元から10㎝~20㎝ほど離し、ゆっくりと吹くとなお効果的になる。
Tokyo Camp 【火吹き棒】
■伸縮タイプ
出典:Amazon
Tokyo Campの火吹き棒の使用サイズは、最長50cm、収納時11cm(重量約28g)のコンパクトなサイズとなる。収納時は手のひらの収まるほど小さく、持ち運びに最適な仕様となる。
Tokyo Campの火吹き棒の素材には耐久性やサビに強いステンレスと天然木を採用。ハンドルに使われる天然木には、Tokyo Campのオリジナルロゴが刻印され、経年劣化を楽しめる仕様となっている。
Tokyo Campの火吹き棒は最長50㎝に伸ばすことができるので、火元へピンポイントへ空気を送り込むことができる。また伸縮タイプの火吹き棒としては長さがあるため、キャンプチェアに座って使うこともできる。
VASTLAND/ヴァストランド 【火吹き棒】
■伸縮タイプ
出典:Amazon
VASTLANDの火吹き棒の使用サイズは、φ-10mm×130~620mm(重量約22g)の軽量でコンパクトなサイズとなる。素材には、耐久性やサビに強いステンレスを採用。
またVASTLANDの火吹き棒は、焚き火のシーンにあわせて長さを6段階に調節ができる。空気を送り込みやすい形状となっているので、火力の調節を自在に楽しめる。
VASTLANDの火吹き棒は1000円以下で購入できる金額のため、コスパ最強の火吹き棒となる。まさにソロキャンプやツーリング、ブッシュクラフトなど、幅広いキャンプスタイルで使いたい。
BUNDOK / バンドック 【火吹き棒】
■伸縮タイプ
出典:Amazon
BUNDOK(バンドック)の火吹き棒の使用サイズは、約640×10mm(重量約28g)となる。伸縮タイプの使いやすいサイズ感で、直火からキャンプチェアをつかうスタイルまで、幅広く楽しめる。
また本体素材には、耐久性やサビに強いステンレス (真空蒸着メッキ ) を採用。無骨なブラックカラーも、男心をくすぐるデザインとなっている。
バンドックの火吹き棒の先端は径の細い仕様となっているので、火元へピンポイントに酸素を供給することが可能となる。
VARGO / バーゴ 【アルティメットファイヤースターター】
■伸縮タイプ
出典:Amazon
バーゴのアルティメットファイヤースターターの使用サイズは、約464mm(重量約53g)のコンパクトなサイズ感となる。素材には、耐久性やサビに強いステンレスを採用。
またアルティメットファイヤースターターの特徴は、着火に便利なファイヤースターターを備えること。
ファイヤースターターの使いかたですが、本体のキャップを外すとフェロセリウムロッド(火打石)がありますので、本体に取り付けてあるスクレイパーでこすり火花を飛ばします。
アルティメットファイヤースターターの先端はつまみやすく、径を小さくすることで安定感のある空気を送ることができる。
またファイヤースターターで着火したばかりの火種へ空気を送る場合は、やさしく吹くことで火を大きくすることができます。
VARGO / バーゴ 【アルティメットファイヤースターター ブレイズ】
■伸縮タイプ
出典:Amazon
バーゴのアルティメットファイヤースターター ブレイズの使用サイズは、約495mm(重量約76g)のソロキャンプに使いやすいサイズとなる。素材には、耐久性やサビに強いステンレスを採用。
またアルティメットファイヤースターター ブレイズの特徴は、着火に便利なオイルライターを備えること。燃料にはライター用オイル(ジッポオイル等)を使用する。
アルティメットファイヤースターター ブレイズがあれば着火も簡単にできるので、ソロキャンプやツーリング、ブッシュクラフトなど、幅広いキャンプスタイルにおすすめです。
アルティメットファイヤースターター ブレイズの先端はつまみやすく、径を小さくすることで安定感のある空気を送ることができる。
またファイヤースターターで着火したばかりの火種へ空気を送る場合は、やさしく吹くことで火を大きくすることができます。
ZEN CAMPS 【火吹き棒】
■分離タイプ
出典:Amazon
ZEN CAMPSの火吹き棒の組立時サイズは、58.7cm(本体重量205g)となる。素材には、軽量なアルミと耐久性やデザイン性に優れた真鍮を採用。
またZEN CAMPSの火吹き棒の吹き出し口は、0.1㎜単位で空気の抜け感を調整されている。すべての焚き火シーンに、狙ったところへ自分の思いのまま空気を送ることができる。
筆者が個人的に感服しているところは、本体の重量のあるパイプ部分にアルミを採用していること。アルミを使うことで、重量のある真鍮を使ったとしてもバランスがとれる仕様となる。
出典:Amazon
ZEN CAMPSの火吹き棒には、別売りの「延長キット」があります。
延長キットは長さ28.4㎝あるため、火吹き棒に装着すると最大87.1㎝になります。キャンプチェアを使いながら、快適な焚き火をすることができる。
下の記事では、ZEN Campsの焚き火ツールを特集しています。ZEN Campsはソロキャンプ向けの製品を中心に、機能性やデザイン性、環境にやさしいモノづくりをしています。
SINANO WORKS/シナノワークス 【FIRE BLASTER ASOBI】
■分離タイプ
出典:Amazon
シナノワークスのFIRE BLASTER ASOBIのサイズは、使用長:600mm(分割時:350mm)、重量120gとなる。素材には軽量なアルミと天然木のカエデ、ストラップに鹿革を採用。
FIRE BLASTER ASOBIは、使いやすいサイズ感に軽量で携行性に優れた仕様となる。組み立ては2つのパーツの分離タイプなので、どなたにも簡単に組み立てることができる。
またアルミ製先端保護プロテクターによって、空気排出の流速を約3.3倍に向上。軽い息でも力強く吹くことができるため、直火やキャンプチェアをつかった焚き火シーンにおすすめとなる。
snow peak / スノーピーク 【火吹き棒 N-110】
■分離タイプ
出典:Amazon
スノーピークの火吹き棒の使用サイズは、87.5㎝(本体重量310g)となる。素材には耐久性やサビに強いステンレス、デザイン性や抗菌性のある竹を採用しています。
スノーピークの火吹き棒は、独自開発した逆止弁で炎や煙の逆流を防止するため、吸い込み間違いによる火傷やケガを未然に防ぐことができる。
スノーピークの火吹き棒は長さ87.5㎝という長さを活かして、チェアに座ったまま快適に使うことができる。また収納は2段式に分離することができ、付属する専用ケースへ収納できます。
TAKIBISM / タキビズム 【ブレス トゥ ファイヤー】
■分離タイプ
出典:Amazon
タキビズムのブレス トゥ ファイヤーの使用サイズは、約63㎝(重量210g)となる。収納時は約39㎝と持ち運びに便利なサイズ感となる。
ブレス トゥ ファイヤー本体素材には耐久性やサビに強いステンレスをつかい、先端部分には、焚き火にぴったりの鉄を採用。吹き口には、木(楢)を採用することで、見た目にも美しい仕様を誇る。
タキビズムのブレス トゥ ファイヤーは、火掻き棒としてつかえることで機能面も充実。腰を据えて、じっくりと焚き火を楽しみたいかたにおすすめとなる。
出典:Amazon
瀬戸内の鉄職人が一つ一つ調整し丁寧に作り上げたこだわりの火吹き棒は、直火にもキャンプチェアをつかった焚き火にも楽しむことができる。
またタキビズムのブレス トゥ ファイヤーは長く使うことができるため、経年劣化を魅力として愛用してほしい。
下の記事では、タキビズムのフライパンディッシュ小と中サイズをレビューしています。ソロキャンプで使用するには、どっちのサイズが最適かわかる!
huanbush 【火バサミ 火吹き棒 一体型 MINI】
■一体型タイプ
出典:Amazon
huanbushの火バサミ 火吹き棒 一体型 MINIの使用サイズは、約45㎝(重量276g)のコンパクトな仕様。持ち手部分の長さは約11cmあるため、ハンギングラックやカラビナなどに掛けることができる。
火バサミ 火吹き棒 一体型 MINIの本体素材には耐久性や耐熱性に強い鉄を採用。持ち手のハンドル部には天然木をつかっており、使い込むほど手に馴染みます。
ハサミの先端はギザギザ加工を施しているので、薪や炭をしっかりとグリップできる設計となる。この火吹き棒が1台あれば、薪をくべたり火力の調整ができるなど、焚き火をゆっくりと楽しむことが可能となる。
まとめ
今回のゼロイチキャンプは、焚き火に絶対必要なキャンプ道具であるソロキャンプ向け”火吹き棒”を解説&おすすめ商品を紹介しました。
ソロキャンプ向けの火吹き棒を選ぶときには、伸縮タイプと分離タイプがあります。また素材にはアルミやステンレス、真鍮、竹などがある。
またソロキャンプには、さまざまなキャンプスタイルや移動手段があるため、焚き火の目的にあった火吹き棒を選ぶことが大切になる。
焚き火に便利な火吹き棒、いかがでしたでしょうか。火吹き棒をつかって、焚き火を楽しんでほしい。
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