日本ブッシュクラフト協会(JBA) 認定ブッシュクラフターの ゼロイチキャンプです。この記事は、認定資格を持つ筆者が監修し、執筆まで行っています。
ゼロイチキャンプは、那須ビッグフォレストキャンプ場の公式アンバサダーに就任しました。
そこで、今回は栃木県那須町にあります『那須ビッグフォレストキャンプ場』に取材依頼をいただいたので、本気のソロキャンプを体験してきました。
那須ビッグフォレストキャンプ場は小高い丘をつかった設計が魅力的で、傾斜ごとに区画されたサイトがあるため、まわりのキャンパーを気にせずに楽しむことができます。
丘といってもゆるい傾斜なので、車でのぼることができます。そのまま駐車することができるので、荷物の積み下ろしも簡単。
丘の上のサイトからは雄大な那須連山を眺めることができたり、那須ではめずらしく”直火ができる野営サイト”があるなど、区画サイトによって違った景色や体験を味わうことができます。
また那須ビッグフォレストキャンプ場は、コミュニティガーデン那須倶楽部内にあるため、カフェやハンドメイド雑貨店、万華鏡美術館、ワークショップなどキャンプ以外にも満喫できる場所となっている。
自然のなかに北欧を思わせるような雑貨店やカフェ、美術館があり、子どもからお年寄りまで楽しむことができます。
今回のゼロイチキャンプは、那須の一等地にありながら多くの自然やコミュニティ施設、体験ができる「那須ビッグフォレストキャンプ場」を舞台に、本気のソロキャンプを体験レビューします。
軽量テントをつかったり、ブッシュクラフトをして焚き火をしたり、満点の星空を肴にお酒をいただきました。(笑)また都会ではぜったいに出会うことのない、希少生物と遭遇?したり、、、
今回もソロキャンプに役立つ有益な情報が満載です。ぜひ、最後までお付き合いください。
この記事を読んでわかること、役立つ情報。
- 那須ビッグフォレストキャンプ場について、くわしい情報がある。
- 那須ビッグフォレストキャンプ場の予約方法や施設情報がある。
- 本気のソロキャンプをレビューします。
- ULスタイルのテントやスタッキングなど、役に立つ情報が満載。
- ブッシュクラフトをつかった、焚き火の方法がわかる。
- 那須ビッグフォレストキャンプ場に行きたくなる。
下の記事ではソロキャンプの始め方や必要な道具、ルールやマナーをわかりやすく解説しています。ぜひ、こちらもチェックしてください。
いざソロキャンプ、那須ビッグフォレストキャンプ場へ!
那須ビッグフォレストキャンプ場へ車で行く場合は、東北自動車道の那須ICおりて約10分とアクセス抜群となっている。
電車の場合は東北新幹線の那須塩原駅から車で約30分、JR宇都宮線の黒磯駅から車で約20分となっているので、レンタカーを利用して行くこともできます。
キャンプ場まで那須ICから車で約10分の距離なので、アクセスしやすいこともメリットにある。
電車やレンタカーで行くこともできるので、バックパックスタイルにおすすめのキャンプ場。
那須ビッグフォレストキャンプ場へ到着。受付へ向かいます。
那須ビッグフォレストキャンプ場は、28000㎡の敷地を誇る”コミュニティガーデン那須倶楽部”のなかにあります。
コミュニティガーデン那須俱楽部の入り口からは、北欧を思わせるようなお店が並ぶ『カシュカシュの森』とよばれる、雑貨店が並ぶ。
カシュカシュ森にはハンドメイドによる雑貨や洋服、小物などを販売していたり、日によってはイベントも開催されています。
入り口から素敵な雰囲気の場所です。キャンプ以外のお客様もたくさんいて、とても賑わっていました。
カシュカシュの森を抜けると、大きな木を囲むように小さなロータリーがあり、ロータリーのまわりに車を駐車することができます。
ロータリーが満車となっていても、カシュカシュの森の裏に広い駐車スペースがあるため、ハイシーズンでも安心です。
そしてロータリーの先に素敵な趣きのカフェがありますので、こちらでキャンプ場の受付をします。
那須ビッグフォレストキャンプ場は、カフェとキャンプ場の管理棟が併設しています。
薪や飲み物、キャンプ用品のレンタルなどもあります。
下の記事に『那須ビッグフォレストキャンプ場』の施設情報や予約方法など、くわしい詳細があります。キャンプサイトの写真もありますので、ぜひチェックしてください。
ソロキャンプ体験レビュー in那須ビッグフォレストキャンプ場
キャンプ場へは、せせらぎの音が流れる小川を渡ります。
左側に「ファミリーエリア」とよばれる、アルプスの少女ハイジが住む”アルムの山”を思わせる、素敵なグラスエリアが広がっています。
このファミリーエリアは管理棟やトレイにもちかく、キャンプ初心者や小さな子どもにも、安心して過ごすことができるサイトになっていました。
那須ビッグフォレストキャンプ場は、どのサイトにも車やバイクで入ることができるので、利便性がとても高い。
筆者が取材にいった秋のシーズンは、このファミリーエリアが最高。日差しも心地よくて、小川のせせらぎに癒されながらのキャンプはおすすめです。
取材日も赤ちゃんと一緒にキャンプをしていたファミリーがいたり、子どもがトンボを追いかけていたりと、取材していた私もほっこりとした気持ちになりました。
都会で感じることのできない自然や体験をできることが、キャンプの魅力にありますよね。
自然を身近に感じられるキャンプ場
那須ビッグフォレストキャンプ場は「自然を身近に感じられるキャンプ場」をコンセプトとしているため、木々の息づかいを肌で感じたり、生き物や草花の生態を感じられるような設計になっています。
そのため、手つかずの雑木林やビオトープ池など、自然と共存できる環境になっている。また街灯の数を減らすことで、美しい夜空を眺めることができます。
取材した日も、満天の星空のなか流れ星をみたり、野性のフクロウの声を聴くことができました。
今回のソロキャンプも野営地か、、、それとも、、
さてファミリーエリアを抜けると、ゆるい傾斜の丘がはじまります。このあたりからナラやクヌギ、栗など自然ゆたかな木々が広がっています。
こちらの丘は頂上までいくつかの傾斜に分かれており、両側に区画サイトが広がっています。傾斜でサイトが異なるため、ほかのキャンパーを気にすることなく、プライベート空間を保つことができます。
丘の傾斜をつかったキャンプサイトがとても良くて、ほかのキャンパーの声も響かないつくりになっていました。
上の写真は、丘の中腹あたりのキャンプサイト。
筆者としてはこのあたりで、木影に揺られてゆっくりとソロキャンプを満喫したかったのですが、案内してくれたオーナーである友人に”野営地”へと連れていかれます(苦笑)
この半年間、思いかえすと野営しかしていないですね、、
丘の頂上は開放感のある空とロケーションが最高です。何度もしつこいようですが、この丘の頂上まで車で登ってくることができるので、とにかく利便性が高いキャンプ場。
頂上から見ることができる、那須の象徴である”那須岳”がなんとも美しい。このロケーションは本当におすすめなので、ぜひ来てほしい。
カフェや雑貨店、万華鏡美術館に寄ったときの散歩にもおすすめです。自然と空気を肌で感じることができるので最高。
この丘から左に進んでいくと、マップのいちばん奥にあるオーナーおすすめの”野営地D”があります。
那須ビッグフォレストキャンプ場の野営地ですが、とても広い区画です。おおよそですが、8㎡×8㎡ほどあると思うので、ソロキャンプには十分の広さ。
野営地の隣に広がる雑木林や一般の区画サイトから離れているため、おもいっきり野営やブッシュクラフトを楽しむことができる。
正直なところ驚きました。野営地のロケーションが良かったので。
ただし前日から降り続いている雨が、取材しているときも降っていたため、今回は野営地をパスすることにしました。
そして今回のソロキャンプのベース基地に選んだ場所は、丘の頂上にある大きな樹の下のサイト。
なぜ、こちらのサイトを選んだかというと、大きな樹の下にテントを張ることで雨を防ぐこともできるし、後ろが防風林となっているため、風を軽減できることが理由です。
なによりもサイトのロケーションが最高。那須連山を眺めることができ、開放的な空が気に入りました。
下の記事では、DDタープについて特集しています。ソロキャンプ向けのDDタープのサイズや張り方を知りたい方におすすめです。
シングルバーナーで簡単に昼食をつくる。
時刻も午後1時30分になっており、お腹もペコペコ。
テント設営や焚き火の準備の前に、簡単に昼食を済ませようと思います。今日はキャンプ場の取材を兼ねていることもあり、シングルバーナーを持参しました。
またエバニューのチタンクッカーに、バーナーヘッドと110サイズのOD缶をスタッキングすることで荷物量を減らしたり、バックパックの収納を向上させています。
クッカーをつかったスタッキングは、ソロキャンプの利便性を向上させる技術。ぜひ、積極的に使ってくださいね。
下の記事ではソロキャンプ向けの最強クッカーを紹介しています。
またスタッキングについて、分かりやすい解説をしているので参考にしてほしい。
半年ぶりの炊事場は、快適すぎた、、、
テント設営やブッシュクラフトなど、このあとの工程がいっぱいあるため、昼食は「日清カップヌードル」で時短します。とりあえず、水を確保しにいきます。
ここ半年くらい野営地でのソロキャンプが続いていたため、水の補給は沢や川が主でした。これはこれで楽しいのですが、野営地によっては沢を探したりと大変なこともあるので。
キャンプ場は炊事場やトイレがあったり、シャワーやお風呂、キャンプ道具がレンタルできるなど、あらためて快適だなと実感します。
すこし自分のソロキャンプへの感覚がマヒしていたことに、水を汲んでいるときに気づく、、
キャンプやアウトドアで食べるカップラーメンは、なんでこんなにおいしく感じるのだろうか。
筆者が子供のころ、父親に釣りやキャンプに連れて行ってもらい、そのとき食べたカップラーメンの衝撃的なおいしさ。
アウトドアで食べる、カップヌードルおいしいですよね。編集部の人気はカレー味。
下の記事では、ソロキャンプ向け最強の火力を誇るシングルバーナーを特集しています。失敗しないシングルバーナーの選び方も解説する。
ULソロテントは、那須にぴったりのキャンプスタイル。
さて、お腹もすこしは満たされ天気もすこしづつ回復してきたので、本格的にテント設営や焚き火の準備をしていきます。
今回のソロキャンプは天気がイマイチの予報だったため、軍幕やTC素材のテントをあきらめてバックパックに荷物がすべて収納できるUL(ウルトラライト)テントにしました。
ちなみにテントは「 BIG SKY / Wisp1P」をチョイス。本体やガイライン、チタンポール(別売り)、ペグを合わせても総重量700gほどの超軽量スタイルとなっています。
現在Wisp 1Pは日本での入手が困難になっています。筆者は6年前に海外で購入しました。
出典:Amazon
もし、BIG SKY/Wisp1PのようなULスタイルのテントを探しているかたには、上の写真にあるSixMoon Desighs/ルナーソロがおすすめ。
重量も700gと軽量で、Wisp1Pよりも広いので、テント内にしっかりと荷物を置くことができる。
またルナーソロは、2019年にアメリカの権威あるアウトドア専門誌『バックパッカー』による、EDITOR’S CHOICEを受賞しています。
専門誌バックパッカーのEDITOR’S CHOICEを受賞することは、とても名誉なこと。品質や機能性、快適性など、すべてが認められている証。
下の記事ではブッシュクラフトやツーリング、ULスタイルまで、幅広いソロキャンプ用のテントを網羅した内容となっています。ソロキャンプ用のテントを探している方にぜひ、みていただきたい。
ブッシュクラフトで焚き火の準備をする。
テント設営も終わったので、ボチボチと今宵の宴の準備をしていきましょう。
ホームセンターで購入した安い角材だけでは心もとないので、野営地にころがっていたナラやブナなどの木をいただきました。
もちろん、取材しているのでキャンプ場のオーナーの許可を得ています。
ランタンポールをブッシュクラフトでつくる。
まずは1.5mほどの木をつかって、ランタンポールをクラフトしていきます。
ブッシュクラフトといってもランタンを吊り下げるだけなので、必要のない枝を剪定し地面に差し込めるように、根本を手斧(ハチェット)でチョッピングします。
左の小さいランタンポールには、灯油ランタンを掛けて雰囲気をアップしています。
右側の二股になっている大きなランタンポールには、GoProの撮影用にLEDランタンを掛けたり、シェラカップやケトルなどキッチンツールをぶら下げていました。
ランタンポールのクラフトは、とても簡単なのでオススメ!これだけでもグッとキャンプスタイルがキマってくる。
ランタンポールを持っていかないので、携行性と収納性も向上していますね。しかも、見た目もオシャレにキマっています。
下の記事では、ブッシュクラフトにおすすめの最強の手斧を特集しています。手斧は軽量でコンパクトなので、ソロキャンプにぴったりとなる。
ノコギリをつかって、拾ってきた木を薪サイズにクラフトする。
今回のソロキャンプは野営地ではないので、直火ができません。そのため、久しぶりに焚き火台を使いたいと思います。
ソロ用の焚き火台を使用するので、拾ってきた木では大きすぎて薪として使うことができないため、こちらもブッシュクラフトしていきます。
まずは焚き火台にくべることができる薪サイズにするため、ノコギリをつかって切断していきます。
ブッシュクラフトをするのであれば、ノコギリは必需品。アウトドア用ノコギリは、折り畳み式なので携行性や収納性もいい。
手斧&ナイフをつかって、薪をさらに小さくバトニングする。
拾ってきた木であるナラやブナ、クヌギの木は”広葉樹”である。
広葉樹はとても硬く、重量のあることが特徴にあります。理由として広葉樹は組織細胞が複雑で空気量が少ないため、針葉樹と比べると、硬くて重い樹となる。
そのため、大きさのある広葉樹はなかなか火がつきにくいので、さらにソロ用の焚き火台に適したサイズにクラフトしていきます。
手斧は広葉樹の硬い薪でも、簡単にバトニングして割ることができる。とても利便性の高いキャンプ道具。
手斧で割った薪をさらに小さく割るために、フルタングナイフをつかってバトニングします。
ナイフでバトニングするときのポイントは、できるかぎり節(ふし)を避けてするようにしましょう。とくに広葉樹の節は硬いので、ナイフの刃がチップしたり最悪の場合、折れることもあります。
また手斧やナイフをつかってバトニングするときは、写真のように薪割り台を使うと効率が良く安定感がでます。
不安定な場所でのバトニングはケガにもつながるため、土台をしっかりと確保して行いましょう。
ナイフの刃が欠けたり、折れたりするとケガの原因になります。
下の記事ではブッシュクラフトやソロキャンプに最適なアウトドアナイフの選びかたについて、どこよりもわかりやすく解説しています。
ナイフをつかって、フェザースティックをブッシュクラフトする。
ナイフでバトニングして小さくした薪をつかい、焚き付けに使用する”フェザースティック”をクラフトします。
今回は広葉樹をつかってフェザースティックをクラフトしましたが、針葉樹は真っすぐに伸びる性質があるため、フェザースティックをつくるなら針葉樹が簡単です。
フェザースティックはアウトドアナイフの基本的な使いかたが向上するため、積極的に行ってほしい。またナイフや手斧、鉈など、刃物を扱うときは厚手のグローブを着用してください。
偉そうに言っていますが、フェザースティックが苦手なんです。いっしょに練習してきましょう。
下の記事では、刃物や焚き火をするときに便利な耐熱グローブを特集しています。耐熱グローブは、火傷やケガを軽減してくれる強い味方。
キャンプの醍醐味といえば、焚き火とアウトドア調理。
今宵の宴を楽しむための準備もおわりましたので、まずは焚き火をはじめていきます。
着火には麻のひもをほどいたものを火口(ほくち)につかい、落ちている枯葉やフェザースティックを焚きつけにし、ファイヤースターターで着火します。
ゼロイチキャンプのブログのなかで何度も登場していますが、ファイヤースターターは本当に便利なキャンプギアです。ソロキャンプに限らず、災害用にひとつ持っておくと安心です。
ファイヤースターターは、メタルマッチともよばれます。水に濡れても、水滴を拭き取れば使うことができる便利な道具。
下の記事では、ファイヤースターターを特集しています。ブッシュクラフトにおすすめのメタルマッチは、まさに必見です。
やっぱりキャンプで食べるご飯は、最高においしい。
昼食はカップラーメンとシンプルでしたので、お腹もガッツリと空いています。
今夜のメニューは味付けハラミと椎茸、しし唐、そして秋といえば旬の秋刀魚(さんま)を焚き火で調理していきます。
とりあえず、空きっ腹にビールを流しこむ。プハッー!最高。
味付きハラミは、タキビズムのフライパンディッシュ(小)をつかって焼きます。
ブッシュクラフト向けに買ったキッチンツールのなかでは、タキビズム フライパンディッシュ(小)がダントツのお気に入り。
いままではスキレットを使っていたのですが重量があるため、携行性と収納性がキャンプスタイルに合わないことがありました。
しかし、このタキビズム フライパンディッシュ(小)は、鉄製でありながら重量265gと軽量な仕上がりとなっています。
フライパンディッシュは鉄の特徴を生かし、熱伝導に優れた上質な焼き加減を実現してくれます。
下の記事では【タキビズム】フライパンディッシュについて、くわしい解説とソロキャンプにおすすめのサイズを紹介しています。
うれしいタマゴタケとの出会い。
日中にキャンプ場の取材をしているとき、オーナーからキャンプ場に自生した”タマゴタケ”をみせていただきました。
タマゴタケは市販されている卵の殻のような見ための、外皮膜とよばれる”つぼ”に包まれた幼菌からはじまり、成長すると外皮膜を破って成長します。
見せていただいたタマゴタケは成長したものでしたが、根本にはホントに卵の殻のようなものがあり、その見た目は神秘的でもあり、どこか妖艶さも感じられました。
タマゴタケは、その見た目から毒キノコと間違われることが多いですが、無毒で優秀な食用キノコです。
見せていただいたタマゴタケは、傘がひらいて食べ頃をすこし過ぎていましたが、小さな虫たちがこぞってタマゴタケを食べていました。相当においしいでしょうね。
今年はタマゴタケを食べることができませんでしたが、またひとつ学びとおもしろい発見をすることができました。いくつになっても、こういった経験は素晴らしいものです。
来年は野草やキノコなどを勉強して、ブッシュクラフトキャンプの幅を広げていきたいと思います。
那須ビッグフォレストキャンプ場の夜は、とても美しい。
9月下旬になると那須の夜はかなり寒く、筆者は厚手のフリースを着ました。
肌寒いといっても焚き火をするにはちょうどいい季節であり、お酒のまわった体にはむしろ心地よいほどです。
那須ビッグフォレストキャンプ場は「生き物や木々の息づかいを肌で感じたり、四季折々の風景を楽しんでもらいたい。」といったコンセプトがあるように、街灯の数を抑えた設計になっていました。
そのため、夜空には都会で見ることができない満点の星が広がり、フクロウの鳴き声、川のせせらぎなど、手つかずの自然を感じながら静かな夜を過ごすことができます。
無駄な明るさがないので、野性のフクロウが近くの木で鳴いていました。これには感動したので、みなさんにも体験してほしい。
このあと仕事の終わったキャンプ場のオーナーである友人と、焚き火を囲ってウイスキーを飲んでいたときに「子供の頃はもっと星がみえていて、いろんな生き物もいた。」という言葉が、筆者の心に残っている。
下の記事では、ソロキャンプに相性抜群のお酒である『ウイスキー』について、基礎知識や飲み方を初心者向けに解説しています。
朝の散歩が気持ち良すぎる。
朝のビッグフォレストキャンプ場は、鳥たちの大合唱からはじまる。6時前に目が覚めてしまったので、キャンプ場を散歩しにいきました。
まずは筆者のキャンプサイトである、丘から眺める那須連山の雄大さに感動。とくに朝焼けに照らされた茶臼岳は、登ったことのない筆者の心を駆り立てるようにみえました。
来年は那須連山へ登山しにいきたいですね。栃木だと日光方面ばかり登っていたので、楽しみがまた1つふえた。
小高い丘に広がる林間サイトは、まだ紅葉前の木々が広がっていて、歩いているだけでとても清々しい気持ちになります。
さらにカフェのある管理棟まで下りてくると、昨日みることができなかったビオトープ池をじっくりと観察することができました。
こちらのビオトープ池は、夏シーズンは子どもたちが入って遊ぶことができます。
自然の生き物と触れあえる環境が素晴らしい。スマホや図鑑でみる生物をじかに見て、触れあってほしいですね。
朝食は、温かい素麺で体温アップ。
20分ほどの散歩を楽しみ、お腹もすいたので朝食をつくります。
朝食は簡単にアルコールストーブをつかって、お湯を沸かします。
沸騰したお湯に、ほんだしと素麺を入れるだけ、アクセントにきざみネギをたっぷりと振りかければ完成です。
呑んだ日の朝は、さっぱりと温かい素麺が最高。
焚き火での調理も魅力的ですが、簡単に済ませたいときにはアルコールストーブがおすすめ。
クッカーの中にアルコールストーブや燃料、カトラリーをスタッキングできるので、携行性と収納性もバツグン!ソロキャンプはもちろんですが、ULキャンプやツーリング、登山にも便利なキャンプ道具です。
下の記事では、シングルバーナーの中でも1番軽量でコンパクトであるアルコールストーブを特集しています。
【コーヒーブレイク】ソロキャンプでいちばん好きな時間。
みなさんは、ソロキャンプでいちばん好きな時間はなんですか?
どんな答えがあるのかな。焚き火や食事、お酒を飲む、テント設営やセッティング、ブッシュクラフト、前日のキャンプの準備をする時間と答える酔狂な方もいるでしょう。
筆者は迷いなく、コーヒーを飲んでいる時間と答えます。
とくにこだわっているコーヒー豆や調理器具があるわけでもなく、自然のなかでゆっくりとコーヒーを飲む時間が好きなだけ。
ソロキャンプでは、できるだけハンドミルで豆を挽くようにしていますが、登山や釣りのときは荷物量を減らすためにドリップコーヒーにします。
この日もしっかりとハンドミルでコーヒー豆を挽き、那須でのソロキャンプを思いかえしながら、ゆっくりと大切な時間を楽しみました。
大満足のソロキャンプ in 那須ビッグフォレストキャンプ場
雨スタートではじまった那須での取材兼ソロキャンプでしたが、夜には満点の星空の下で、最高の時間を過ごすことができました。
那須連山を見渡しながらのソロキャンプは格別で、手つかずの自然を肌で感じることのできるフィールドは素晴らしく、まさに本気のソロキャンプを完遂できた。
最後に取材をして感じたことですが、ファミリーキャンプで来ていた家族や筆者のようにソロキャンプしていた方、カフェやカシュカシュの森、万華鏡美術館など、ここに来ていたすべての人に笑顔があったこと。
アッという間でしたが、濃密なソロキャンプを体験できました。取材を許可していただいたオーナーに感謝いたします。
那須ビッグフォレストキャンプ場の予約や施設情報は下記のリンクに詳細があります。ぜひ、チェックしてください。
まとめ
今回のゼロイチキャンプは、栃木県那須町にある『那須ビッグフォレストキャンプ場』に取材兼ソロキャンプに行ってきました。
那須ビッグフォレストキャンプ場は、那須の一等地にありながら手つかずの自然を身近に感じることができるフィールドとなっています。
またキャンプ場は、コミュニティガーデン那須倶楽部内にあるため、キャンプ以外にもカフェやハンドメイド雑貨店、万華鏡美術館など、さまざまな体験や催しを楽しむことができる。
ファミリーキャンプからソロキャンプまで、子どもや大人が楽しめる環境となっています。
ファミリーエリアとソロキャンプの区画をわけていたり、丘をつかったフィールドとなっているため、まわりのキャンパーを気にすることなくキャンプを楽しめます。
丘をつかったキャンプ場ですが、車で丘の上までいくことができるので、荷物の積み下ろしや撤収も楽にできます。
また那須ではめずらしく、直火ができる”野営サイト”があることも魅力。グラスエリアから林間サイト、那須連山を見渡すことができる丘など、バラエティに富んだキャンプ場となっている。
とくに那須ビッグフォレストキャンプ場の夜は美しいので、現地で体感してほしい。満点の星空に川のせせらぎ、焚き火の灯り、そしてフクロウの鳴き声。
最後に今回取材にいって、いちばん驚いたことは『那須ビッグフォレストキャンプ場』の名前の由来です。
この答えについては、キャンプ場にいってオーナーに質問してみて。きっと笑える回答がくるので(笑)
ゼロイチキャンプでは、InstagramとYouTubeを配信しています。
インスタグラムではブログやYouTubeの最新情報を受けとることができたり、ブログやYouTubeの裏側を発信しています。
YouTubeでは筆者が挑戦するソロキャンプやブッシュクラフト、登山、釣りなど、本気のアウトドアを身近に感じることができる内容となっています。
筆者自らGoProをつかって、ソロキャンプのリアルな映像を撮影しています。ぜひYouTubeも楽しんでください。
InstagramとYouTubeもぜひ、応援してください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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