日本ブッシュクラフト協会(JBA) 認定ブッシュクラフターの ゼロイチキャンプです。この記事は、認定資格を持つ筆者が監修し、執筆まで行っています。
蒸し暑く雨の多い梅雨ですが、1950年代の軍幕を持参し、ブッシュクラフトキャンプに行ってきました。
今回のソロキャンプの目的は、薪を拾い集めてブッシュクラフトをしたり焚き火をしたり、食事を楽しんだりすること。
ソロキャンプの目的をたてることは大切です。アウトドアは何をするにも時間が掛かるので、目的をたてることで効率良く過ごせる。
今回のブッシュクラフトキャンプの道具。
- 軍幕(1950年代製)
- バックパック(カリマーSF30L+サイドバッグ2個)
- 寝袋、キャンプマット
- ランタン(ゴールゼロ、フュアハンドランタン)
- ナイフ、手斧、ノコギリ
- ソフトクーラー(AOクーラー6L)
- フライパン、ケトル、ロストル
- 火起こし道具(メタルマッチ、麻のひも)
- カトラリー
- 携帯浄水器
- コーヒーミル、コーヒー豆
- お酒(ビールは必須)
- 食材(1泊2日分)
- 着替え、応急セット
ブッシュクラフトはできるだけ荷物を少なくし、自然のなかにあるものを利用してキャンプを楽しむスタイル。
キャンプ場までは車で移動しますが、筆者はできる限りバックパックにすべての荷物をパッキングできるようなキャンプスタイルがベストと考えている。
今回のソロキャンプの荷物を軽量化するポイントとしては、軍幕を設営するときに必要なポールやランタンポールをブッシュクラフトしたり、焚き火台を持っていかずに直火で調理をしたりします。
焚き火の燃料である薪を現地調達したり、命にかかわる水は川や沢から確保します。
このようにソロキャンプの計画をたてることで、荷物を軽量化できたり、効率良くブッシュクラフトを楽しむことが可能となる。
下の記事では、JBA認定ブッシュクラフターである筆者が監修する『今から始めるブッシュクラフト』を解説しています。
野営キャンプ場で、軍幕を設営する。
軍幕を設営するのに必要なものはペグとポール、パラシュートコードです。ブッシュクラフトでペグとポールを作って、軍幕を設営します。
今回ブッシュクラフトキャンプをする場所は、山梨県道志村にあるWOODSMAN CAMPGROUNDの”野営地”を選択。 キャンプ場は2021年オーブンしたばかりの施設で、場内はとても綺麗なキャンプ場です。
キャンプサイトも豊富で広い面積があり、なによりもトイレが心地良いほどキレイで広く、いい香りがします。
今までに行ったキャンプ場のなかでも、いちばんトイレが清潔でキレイでした。
ただし、今回の野営地はもちろんトイレもありませんし、キャンプ場から車で5分ほど離れた完全な山の中にあります。
一般的に日本の山や森、林は、国や民間の所有者がいます。そのため、野営やソロキャンプをする場合、所有者の許可が必要になります。ルールとマナーを守り、安全に楽しみましょう。
下の記事では、関東近郊で”直火のできる”ブッシュクラフトにおすすめのキャンプ場を紹介しています。
クラフトするための木や薪を拾い集める。
本格的なブッシュクラフトでは、薪や木を集めることからスタートします。しかし、このときに思いもよらぬ生物に襲われることになる…。
野営ポイントに荷物を置いて、ちかくの山に木と薪を集めに向かいます。効率良く素材を集めるために、ハチェット(手斧)とノコギリ、ナイフを持っていきます。
ブッシュクラフトを経験したことがある人であればわかると思いますが、木や薪を手で広い集めようとしても、目的で使いたいサイズの木や薪はなかなか落ちていません。
ここで、ノコギリやハチェット、鉈などの刃物が必要となります。刃物があることで、倒木や枯れ木から、薪や木を作り出すことができます。
手探りで薪や木を探すのに時間ばかり掛けてしまっては、この後のクラフトする時間が遅くなります。
木や薪を作り出すときに個人的におすすめなのが”ノコギリ”です。とくにテント設営に使用するポールや焚き火をするときのリフレクターにつかう木を集めるときに便利。
同じ長さの木が必要なときにもノコギリは便利です。ブッシュクラフトで使用するノコギリはフォールディングタイプ(折りたたみ式)を採用しているので、携行性と収納性も抜群。
【危険】野営では、アクシデントが起こることが多い。
ここでアクシデントが発生。
木を拾い集めるのに夢中になっていたことも原因にありますが、山に入ってから左足首にチクチクする痛みがありました。
それほど痛いということではなく、トゲが刺さったのかなと思っていましたが、一旦、薪を置くために小道に戻り、左足首の裾をめくると…2~3㎝くらいのヤマビルが4匹、靴下の上から血を吸っていました。
ひさしぶりに衝撃的な光景だったので、写真に残すのを忘れてしまいました。
さらに、ヤマビルを慌てて剥がしてしまったため、いちばん大きなヤマビルの口が皮膚に残ってしまいました。
後から知ったのですが、血を吸っている最中のヤマビルを無理やり取るのは良くないらしいです。ヤマビルファイターや塩が有効とのこと。
ヤマビルを無理に剝がそうとすると、皮膚に口が残ることがあり、これが原因で化膿することがあります。
この記事を書いている現在はソロキャンプから3週間ほど経過し、ヤマビルに血を吸われた箇所は、かさぶたが残っています。
また、別のブログ記事を読んで学んだのですが、関東では丹沢周辺が主なヤマビルの生息地となっているとの情報がある。
丹沢周辺では鹿の数が増えつづけており、鹿の移動に伴いヤマビルの生息地も東京や千葉、茨城、埼玉など、範囲を拡大しています。
梅雨時期は湿気が多く、ヤマビルが活発に動きます。野営地も丹沢山系に近いので、ヤマビルもいるはずですよね。
ブッシュクラフトは自然のなかで行うので、こういったアクシデントが起こることを想定しましょう。
ポールとペグをブッシュクラフトする。
小さなアクシデントはありましたが、ブッシュクラフトできる木と焚き火用の薪を集めることができました。つぎに、ベース基地となる軍幕の設営をしていきます。
軍幕を設営するためのポールを拾ってきた木をつかって、ブッシュクラフトします。
軍幕にはポールが2本必要になるため、ノコギリを使い木の長さを調整します。
同じ長さのポールの準備ができましたので、ポールの先端を尖らせていきます。
ポールなど太いサイズの木をクラフトするときは、ナイフよりも鉈や手斧がおすすめです。
手斧は刃の反対側をハンマーとして使うことができるため、ブッシュクラフトでは利便性の高い道具です。
手斧や鉈、ナイフ、ノコギリなど、刃物を扱うときは手を保護するグローブを装着しましょう。
ペグをクラフトするときには、ナイフがおすすめです。
アウトドアナイフは細かい削りだしや切込みなど、多彩な使い方ができます。
個人的には、ブッシュクラフトを楽しむのであれば、ナイフは一番こだわってほしい道具のひとつ。
アウトドアナイフは、とても奥が深く知識のいるキャンプギアです。しかし、自分に合うナイフを選ぶことができるとソロキャンプやブッシュクラフトは、さらに楽しく快適になります。
下の記事では、JBA認定ブッシュクラフターの筆者が監修する、アウトドアナイフの選び方と基礎知識を解説しています。
ブッシュクラフトしたペグとポールを使い、軍幕を設営する。
ブッシュクラフトしたペグとポールを使って、1950年代の軍幕を設営します。軍幕は2本のポールとペグ、ガイロープのみ、シンプルな構成です。
梅雨時期ということもあり、昨日まで大雨が降り続いていた地面は湿ってはいます。
それでも、自作したペグは十分に打ちつけることができました。
また、ノコギリと手斧でクラフトしたポールも、地面にしっかりと打ちつけることが可能。わずか10分ほどで、ベースキャンプが完成しました。
洗ったばかりの軍幕はカビ臭や汚れも落ちて、良い感じです。やっぱり軍幕は、野営にぴったりですね。
下の記事では、焚き火におすすめのソロテントを特集しています。パップテントやワンポールテント、軍幕など、焚き火の火の粉や熱に強い素材のテントを厳選。
携帯浄水器を使って、水の確保をしよう。
携帯浄水器があれば、川や沢の水を飲み水へと簡単に変換することができ、さらに有害な病原菌を99.9%除去することが可能となります。
一般的なソロキャンプを楽しむのであれば、ペットボトルの水やウォータージャグなどを持参しますが、今回はブッシュクラフトキャンプが目的だったので、携帯浄水器を持参しました。
今回のキャンプスタイルは軽量化を目指していたので、計画の段階から水は現地調達する想定。水をソロキャンプに持っていくとなると、2L~4Lは必要となるので、軽量化ができないことも理由のひとつにある。
携帯浄水器は、ソロキャンプやアウトドアに便利ですが、災害時に使えるので、1つ持っておくことをおすすめします。
下の記事では、ゼロイチキャンプがブッシュクラフトに買ってよかった道具をランキング10しています。
生水を飲む危険とは。動物の死骸や糞に病原体が潜んでいる。
ベースキャンプから歩いて5分ほどの場所に沢があるので、水を確保しにきました。とても澄んでいる綺麗な水で、冷たくて気持ちが良い。
正直なところ、この沢の上流には民家がないことは地図で確認していたので、このまま沢の水を飲むこともできるとは思います。
しかし、サバイバルをしているわけではないので、生水をむやみに飲むのはやめましょう。
この場合、問題となるのは、上流で動物が死んでいることや糞による害です。
動物の死骸や糞には、寄生虫や病原菌があるため、それらが沢をつたって流れてくることがあります。
一見、綺麗にみえる水ですが、目にはみえないものが潜む可能性はあります。
携帯浄水器は、病原体や微生物を煮沸レベルに除去できるので、積極的に使うことをおすすめします。
紹介する浄水器は、手のひらより小さく、重量も50gほどの軽量サイズ。携行性と収納性に優れているので、ブッシュクラフトにおすすめです。
リフレクター&かまどをブッシュクラフト。
水を確保することができたので、次は調理をするためのかまどを作っていきます。今回のキャンプ場であるWOODSMAN CAMPGROUNDの”野営地”は、直火ができます。
今回ブッシュクラフトキャンプをするにあたり、直火ができる野営地をあらかじめ調べておいたので、焚き火台は持参していません。
まずは、この日は少し風も強かったので、リフレクターをブッシュクラフトします。
リフレクターとは、焚き火の熱を反射させて体を温めることができたり、風を防いだりするとこができます。
リフレクターは、ハチェットがあれば簡単にクラフトすることができます。手軽に作れるのでおすすめです。
下の記事では、ブッシュクラフトにおすすめの手斧(ハチェット)を特集しています。手斧は、軽量でコンパクトな仕様を誇る。
調理かまどは、簡単に作ることができる。
かまどは、そこら辺に落ちている石でつくります。大きめの石をいくつか置くことで簡単にかまどを作ることができます。
今回の野営地は山に隣接しているため、大きめの石がゴロゴロありました。ソロキャンプの計画段階から、ベースキャンプの場所を地図で確認し、地形を調べることも大切です。
登山やトレッキングでは、ルートの地図を見ながら進んでいきます。ソロキャンプやブッシュクラフトでも、何か不測の事態が起こることを想定し、ベースキャンプ周辺の地図は確認しておくと便利です。
地図とコンパスを使いこなせると便利です。万が一、どこかで遭難したとしても知恵と技術があれば、抜け出せることができます。
石で作った簡易的な、かまどが完成したら、石の上にゴトクを載せて完成です。
この焚き火用ゴトクは長さ38㎝×幅13㎝(重量90g)の仕様、バックパックに収納することができるので、ソロキャンプやツーリングにおすすめです。
焚き火用の薪をブッシュクラフトする。
先ほど作った”かまど”で焚き火をしていきますが、初めに拾い集めた木ではかまどに入らないため、適切なサイズにハチェットで割ったり、ナイフでバトニングをします。
太い木や広葉樹の硬い薪を割るときには、ハチェットがおすすめです。ハチェットは刃が強く刃厚もあり、重量は他の刃物より重い特徴があります。
そのため、ハチェットの重さを利用して遠心力で薪を割ることができます。ほかにも、バトニングのように刃を押し当てて、少しづつ割るような方法もあります。
ナイフや鉈でもバトニングで割ることはできますが、木によっては節があるため刃が欠けたり、刃が折れることもあります。
刃が欠けたり、折れることでケガをすることもあります。用途にあった刃物を使うことで防ぐこともできるし、時短にもなります。
下の記事では、焚き火や刃物を扱うときに便利な耐熱グローブを特集しています。耐熱グローブは火傷やケガを軽減できる。
ナイフを使って、薪をバトニングする。
大きな薪をハチェットで小さく割りましたが、まだ直径5㎝~7㎝ほどあるため、さらに薪を細くするためにナイフでバトニングしていきます。
ブッシュクラフトで薪をバトニングするときには、繰り返しになりますが『フルタング構造』のシースナイフがおすすめです。
ナロータングやハーフタング、コンシールドタングの構造でもバトニングはできると思いますが、フルタングと比較すると鋼材の大きさが異なるため、刃が欠けたり、折れたりすることがあります。
ナイフはとても切れ味が鋭い刃物です。刃が折れたりすると大きなけがをすることになることも。
ブッシュクラフトでナイフを使ったバトニングをするのであれば、フルタング構造で刃厚3㎜以上がおすすめです。
フルタングはブレードに使われる鋼材がハンドルの末端まである構造のことをいいます。タングのなかでは、いちばん強度が高い構造になります。
下の記事では、バトニングにおすすめのフルタングナイフを特集しています。バトニングするには、フルタングナイフが最強!有益な情報満載なので、チェックしてほしい。
焚き火用の薪は、大小4つのサイズを準備する。
焚き火をするときには、大きく分けて4つのサイズの薪を用意します。小さい枝や薪から燃やしはじめ、最後に燃焼時間の長い大きな薪へと火を成長させていくイメージになります。
用意する薪のサイズは、いちばん小さいのが小枝など細いもの、2番目に鉛筆ほどのサイズ、3番目に3㎝~5㎝ほどのサイズ、4番目は直径10㎝ほどの薪を用意します。
厳密に上記のサイズが必要ということではありませんが、小さい薪から大きい薪へと、着火する対象を広げていくように焚き火をしていきます。
ハチェットで割る前の薪がいちばん大きいサイズで、割ったものが2番目のサイズとなるようにすると効率が良くなります。
2番目に大きい3㎝~5㎝ほどの薪を、ナイフでバトニングすると鉛筆サイズほどになります。また、小枝は拾って集めることができます。
上の写真にあるように小枝を拾うときに、松ぼっくりや乾燥したスギの葉、ガマの穂など、燃えやすい素材を一緒に拾うと、このあとの着火に大変便利です。
ブッシュクラフトに慣れてくると、山や森、林に入ったときに必要なものがわかるようになります。少しずつ楽しみながら、覚えていってもらえると嬉しいです。
メタルマッチと火口を使って着火をする。
ブッシュクラフトで大小4サイズの薪を用意できたら、火口(ほくち)とファイヤースターターやメタルマッチとよばれる発火器具を使って着火をします。
焚き火をするとき、初めにすることが火起こしですが、はじめから太くて厚みのある薪に着火することは、とても難易度が高いだけでなく、効率も悪い。
火起こしは小枝から始め、次に鉛筆くらいの太さの枝、その次に直径3㎝ほどの木、最後に燃焼時間の長い太さのある薪とくべていくのが基本です。
焚き火の基本は、小さい炎からだんだんと大きい火へと成長させるイメージです。
メタルマッチのメリットは雨や水に濡れたとしても、水滴を拭くだけで使うことができます。
ブッシュクラフトキャンプは、普段のソロキャンプよりも厳しい条件で行うため、マッチやライターなどが濡れて使えないことがあります。
ブッシュクラフトを覚えると、災害が起こったときやサバイバルになったときに、とても役に立ちます。
ブッシュクラフトは、自然環境における知恵と技術。釣りや登山など、ほかのアウトドアにも使えることがたくさんあります。
下の記事では、焚き火におすすめの道具を紹介しています。いま解説したファイヤースターターもあります。
メタルマッチを使って、焚き付けに着火しよう!
麻紐の火口(ほくち)をいちばん下にセットして、火口を覆うようにスギの枯葉や広葉樹の枯葉をを載せます。準備ができたら、メタルマッチを使って火口に着火していきます。
メタルマッチの使いかたはとてもシンプルで、火口(麻紐をほぐしたもの)を準備し、その上にロッドを少し削って、燃えやすい状態を作ります。
そして、手首のスナップを効かせるように勢いよく、ストライカーでロッドを削ると火花が飛び、火口に着火します。
火口に着火したら、火を大きく成長させるイメージを持ちながら、小枝やフェザースティック、ファットウッドなどを投入しましょう。
だんだんと、火の大きさや強さが増すのがわかります。火口に着火したら焦らないことが大事なポイント。
下の記事では、ブッシュクラフトインストラクターが解説する”失敗しないフェザースティックの作り方とコツ”を特集しています。
小枝やフェザースティックなど、いちばん小さい薪に着火ができたら、つぎに鉛筆ほどの太さの薪に火をつけて、さらに焚き火を成長させましょう。
ここまでくると火もだいぶ安定したといえますので、次は直径3㎝ほどの薪を投入し、さらに焚き火を安定させていきます。
筆者はメタルマッチを使って火口に着火させることが、焚き火でいちばん楽しい!皆さんの焚き火で楽しいポイントを教えてほしい。
焚き火でいちばん大事なポイントは、焚き付けへの着火。ここをクリアすれば、あとはスムーズに進む。
ここまで、焚き火が安定してくればもう大丈夫。
あとは、さらに大きい薪を投入すれば燃焼時間を伸ばすことができます。
焚き火が安定したら、お待ちかねのコーヒーブレイク。直火でケトルを使ってお湯を沸かし、リラックスの時間を楽しみます。
焚き付けとは、小枝や小さな薪へ火を着火するために使うものを指します。例えば、落ち葉などの枯葉や火口、フェザースティック、ファットウッド、チャークロスなど、さまざまなものがあります。
下の記事では、焚き火に必要な道具である「火吹き棒」を特集しています。ブッシュクラフトで失敗しない火吹き棒の選びかたまで、完全網羅となります。
焚き火でつくるコーヒーは、最高の贅沢。
ソロキャンプやブッシュクラフトの楽しみといえば、食事やコーヒーなど、好きなものを食べたり飲んだりして、満足感や開放感、リラックスを思いっきり味わうこと。
筆者は毎日コーヒーを飲みます。コーヒーを嗜む時間が、一日のなかでいちばん好きな時間でもあります。
頭のなかを整理したり、リラックスしたり、心と体を休めることにつかいます。
そんなコーヒーを嗜む時間のなかでも、ソロキャンプやブッシュクラフトをしているときは、とてもスペシャルな時間です。
焚き火の音と香りに癒されながら、沢で汲んだ水を沸かし、持参したコーヒー豆をミルで挽いて飲む。
しかも、誰もいない大自然のなかで過ごすことができるのですから、究極の時間としか言えません。
美味しいコーヒーを飲みたいがために、ソロキャンプや焚き火をすることもあります。
ゼロイチキャンプ編集部にも、コーヒー好きがたくさんいます。やっぱり釣りや登山、キャンプで飲むコーヒーは格別ですよね。
ブッシュクラフトと肉。
皆さんは、ソロキャンプの夜ごはんに何を食べますか?
ワタシは1泊2日のソロキャンプには、必ずといっていいほど”安いステーキ”を食べます。
今回のように1泊2日のソロキャンプの場合、午前中は移動や食材の買い出しのため、朝ごはんはコンビニやマクドナルドで済ませ、お昼ご飯はテント設営やブッシュクラフトに備え、おにぎりやカップ麺が中心になる。
そのため、夜ご飯は体力回復と、本来、人間が持つ野性を取り戻すため?…肉が食いたくなる。
筆者のルールとして、肉を食うときは鉄製のフライパンかスキレットしか認められません。とにかく、鉄分を感じたい(笑)
この日は、アメリカ産のクソ安いステーキに塩コショウのみ、シンプルなスタイルで男らしく勝負。
おそらく、写真のステーキが150gほどになりますが、それを、2枚いただきました。
海のちかくでキャンプをするときは、もちろん地元の海鮮を購入して楽しむこともありますが、ブッシュクラフトというサバイバル的スポーツをした日は、やっぱり極厚のステーキとニンニクが食べたいのは私だけ??
ソロキャンプの食事は、大事な時間ですよね。こだわりを持って楽しんでほしい。
下の記事では、上の画像に使っている【タキビズム】フライパンディッシュ小について、筆者がソロキャンプで使用したレビュー記事になります。
焚き火とお酒の至極の時間。
本格的なアウトドア調理と食事を満喫したら、誰もいない自然のなかでゆっくりと焚き火を楽しみながら、お酒を嗜む。まさに、至極の時間。
今回のブッシュクラフトキャンプでは、ビールとハイボールをちびちびと飲みながら、何を考えるでもなく、ゆるやかな焚き火に癒され、最高の時間を堪能しました。
ソロキャンプやブッシュクラフトの良いところは、スマホやパソコンを見る時間を極端に少なくできること。
ワタシも普段の生活と仕事上、どうしてもパソコンやスマホを4~6時間ほど触っていますが、個人的には心身へ少なからず悪い影響があると思います。とくに、自律神経には。
自然のなかでブッシュクラフトをしていると、目もクリアになり、心身がリフレッシュされるのがわかる。人間も動物なんだなと、改めて気づくことがあります。
スマホやパソコンの進化は続き、まだまだ今後の人間の生活に欠かせないツールではありますが、思い切って手に取らない時間を作ってみてはいかがでしょうか。
下の記事では、ソロキャンプと相性抜群のお酒である『ウイスキー』の基礎知識や飲み方を初心者向けに解説しています。
最後にゴミや灰の処理方法について。
ッシュクラフトキャンプを楽しんだあとは、必ずゴミは持ち帰りましょう。また、直火をしたのであれば、残った炭は持ち帰るのがマナー。
今回のブッシュクラフトキャンプのように野営地で直火ができる場合、灰や炭を土に埋めることで土壌改善に効果があるといわれたりもします。
ただ、その一方で炭は炭素なので、土のなかで分解されにくいという意見もあります。
個人的な見解になりますが、キャンプ場に灰捨て場があるのであれば捨てて帰宅するのがベスト。灰捨て場がない場合は、持ち帰る方が良いと思います。
灰や炭を持ち帰るときには”火消し袋”が便利です。荷物制限のあるバックパックスタイルやツーリングキャンパーの場合、アルミホイルに包むこともおすすめです。
最後になりますが、食べた食材のゴミや飲んだときの空き缶・空きビンも自宅までしっかりと持ち帰りましょう。
コンビニや高速道路のサービスエリアに捨てるのはNGです。
ソロキャンプのルールとマナーを守ることは基本です。自然とまわりの人に迷惑を掛けずに楽しみましょう。
下の記事では、ソロキャンプの焚き火の後片付けに便利な”火消し袋”を特集しています。火消し袋は折りたたんで持ち運べるので、ソロキャンプに重宝する道具。
まとめ
梅雨の晴れ間に軍幕での、ブッシュクラフトキャンプを楽しみました。
できるかぎり少ない荷物と軽量装備で、キャンプ場の野営地へ向かいます。
ブッシュクラフトするための木や薪を集め、ノコギリやハチェット、ナイフを使いポールやリフレクター、焚き火用の薪をクラフトしました。
クラフトした薪を使って、直火による焚き火を楽しみながら、コーヒーや食事を調理。
一日の最後の締めには、ビールとハイボールで乾杯。
今回は梅雨時期の軍幕ブッシュクラフトキャンプを紹介。参考になることがありましたら、とても嬉しく思います。
ぜひ、皆さんも楽しいソロキャンプを満喫してほしい。次回のソロキャンプもお楽しみに。
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